FZ1000 Diary Part17 FZ1000 Diary Part18 The Index of FZ 1000 Diary HOME

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   浜松 Nov.18,06 by 出部
         
   
 目が覚めた。
 どうやら7:20分位らしい。
 待ち合わせは御殿場だから家から厚木が15分で厚木から御殿場が15分と言う完璧なタイムスケジュールを考えついたので5分ほど布団の中で幸せを噛みしめた。
 バイクの選定は済んでいる。
 最初聞いたときは750で行こうかと思ったけど、メンバーがメンバーだから中間排気量では悲しい思いをするだろう。何しろルートもツーリングの目的も設定がどうであろうとどの排気量だろうと高回転をキープさせられることは間違いないのだ > これはその後程なくして証明される。( < 「される」んじゃなく「した」んじゃないのか? )
 今日は寒そうだ、雨の可能性も否定できない。
 荷物は持ちたくないから完全冬装備を揃えて着込んだらトイレに行きたくなってしまった。
 トイレから出てもう一度着込んでブーツを履いたら腹が減っていた。
 ブーツを脱いで冷蔵庫を物色した。
 納豆があるけど飯がない。めんつゆが有るけど麺がない。オムレツでも作るかと思っても卵がない。
 コンビニで腹に物を入れてさて一気に向かうかと思ったらガソリンがなかった。
 ガソリンを入れてさーーーー!!出発!!と走り出して12Rを出した後ゲンチャリをガレージに入れた覚えがないのに気がついた。
 家に電話をしてみたらゲンチャリはガレージにあると言われた。
 きっとちっちゃいオッチャンがこっそりガレージに入れたに違いない。
 なかなか順調な滑り出しで気分も良い。

 高速に乗った。
 シケインを避けながら走ったら走行時間は予定通りに着いたけど予定通りに出なかったのでやや微妙に少しだけ遅刻。
 山口とFZとひーさまがもう来ている。普通この場合俺が一番に着くはずだけど他の人(特にFZ)が時間通りに来ているなんて不思議なことがあるモンだ。

 少しばかり話をした後走り出した。
 ひーさまは慣らしらしい。
 なにやらぁゃιぃ速度で巡航する。
 由比を過ぎてふいにFZが左に散開した。
 赤いスタートラインが見えた。
 シフトを3つ落としてラインを跨いだ瞬間に全開にした。
 12の全開は実は久々だ、180psはなかなかに気持ち良い。
 他の3台をミラーに納めて満足したらバスに幅寄せを食った。
 せせら笑いながらさらに突っ込む。
 ミラー越しにドライバーと目が合いすり抜けていった。
 後は集中が切れないように8000rpm以上をキープして巡航しないように気をつけて焼津まで走りきることに専念した。
 なんだかすぐについた気がする。
 おっつけFZと山口が到着。
 さすが高速道路と言うだけ有って高速な道路だ。
 料金所でひーさまが引っかかっているのを煙草吸いながらのんびり眺めた。

 さて高速な道路と言うだけ有って高速でガソリンも無くなっていた。
 ガソリンを入れてチョコ食ってまったりしていた。
 浜松までどれぐらいかなぁ・・・きっと40`ぐらいだろうな。1時間有れば余裕だ。
 スタンドを出て道路の行き先表示が浜松85q (;・∀・)ホントウニ?
 下道85qを1時間・・・・しかも混んでいる。
 夜間でもなかなかきついだろうに無理でしょうと他人事モードに突入した。
 一応尻持ちで行く。
 先行するFZはどこかが壊れていると言うかどこがまともなのか?
 一般道路でパワーバンドに放り込まないと行けないなんて有り得ないと通常なら思うがメンバーがメンバーだからな。
 やっぱり750じゃなくて良かったとしみじみ思いながらすり抜け中に路肩の段差で宙を飛ぶ。
 言語道断というか父兄同伴というか不思議な世界を走って予定通りに浜松に着いた。
 のは良いのだが、道に迷った。
 FZは知っている道かの様にするすると走って違うところに突っ込む。追いかける方が堪ったモンじゃない。
 浜松市内を一周して(大袈裟)ようやくレストランに着いた。
 関西から呑端が先に到着していた。
 えーーとミクシィから誰かが来ていた。ビューエルの人だと言う事だ。

 なんだか食べて話して出発。

 天竜からどこに行ったンだっけ? 行き先は(  ′∇ソ ヨーワカラン
 川沿いを走って山道に突っ込んだ。
 途中鈍い車があってイライラしたけどサクサク抜いてすらすら進む。
 この道は知っている。鬼太郎に向かう道だ。
 行き先を実は知らないで走っているが県道一号じゃないだろうなと言うおそれが胸に湧く。
 県道一号は以前似たようなメンバーで走った道だが崖崩れの場所があって普通なら引き返すのにそのまま崩れたところまでかけっこした道だ。
 道案内のFZが曲がった。どうやら秋葉方面に行くらしい。水窪から浜松に戻るコースだな。
 路面は路肩に木の葉がたまり時折荒れている。12の走る道じゃないなw こんな道ならZZRの方が俺には扱いやすい。12はまだ癖を掴みきっていないようで自分でも切れの悪い走りだと思う。
 R1が小気味よくコーナーを曲がっていく。
 俺はリヤをきかせて曲がろうとしてもどうもタイミングが合わなくて凹む。
 R1は狡いバイクと言う事で脳内会議満場一致した。
 呑端が景色の良い所で止まって一休みしようとしたので一緒に止まったら
 FZが軽々と走り抜けていったw
 止まる気はないらしい。
 先頭を時折入れ替えながらうねうねしていく。
 うねうねと走っていると軽が走っていた。その時先頭はFZだったが抜かないで猫がネズミをいたぶるようにつついて遊んでいる。飽きたのかどうか知らないけど俺に先頭を譲ってきた。
 俺もつついて遊んだ。
     遊びすぎて曲がるところでまっすぐ行ってしまったのは性格のなせる技だろう。
 他のバイクは何事もないようにさっさと先に進んで俺は置いて行かれた。友情はこの山の気温より冷えている(´▽`*)アハハ
 すぐに追いついて先頭を走らされた。
 どっかで一休みと思っている内に広い道に出てうねうね終了。
 近くの食料品店にバイクを入れて一休みした。
 隣の鯛焼き屋に心惹かれたが何となく諦めた。
 しばし休憩してバイク談義、しみじみ良い時間を過ごしている。

     ここから浜松に向かう。鳳来寺の傍を通って行くのでおなじみの道だ。
 すでにテンションも抜けていたのでテレテレ走っていく。
 前のトロイバイクが道を譲らなくて一発強引に行こうかと思ったけど、どうでもいいやモードを決め込んで後ろを走る。
 その内にしびれを切らした山口がジェントルの仮面を投げ捨てて、すっ飛んでいった。追撃するが切れようがなかなかすごくて追いつかない。
 渋滞の列にはまり藻掻いているとFZがすっ飛んでいく。その後ろを慣らしの筈のひーさまがまくっている。
 油断も隙もありやしない。
 後ろで苦労しているのを後目にFZはすこすこ抜けていく。
 その内交差点で先行して見えなくなった。
 どこかに行ったFZはこの際捨て置いて3台で行くはずがバラバラになった。
 浜松西で再合流したがFZはむろん居ない。GSX2台と呑端と俺だ。
 ガソリンを入れたかったが入れ忘れた。
 ひーさまも厳しい状況らしいが俺のは一番厳しいでしょ。何しろワーニングが点滅している。次のSAがどこだか解らないけどそこまではエコランするしかない。
 しばし談笑した後それぞれの家に解散する。呑端は逆方向だ。

 80q/hから100q/hをキープして行く。牧ノ原でFZが待っているらしい。
 このエコランがこの日一番の辛い走りだった。
 衝動的に開けたくなる右手を必死に押さえて走って牧ノ原にてようやく給油。FZを探したが居ない
 まだ着いていないのかと思っておにぎりを三個食べていたらメールで先に行っていると連絡があった。先に牧ノ原に着いていたらしい。
 ( ̄□ ̄;)!!普通待っているだろぉ・・・
 その後19:00から沼津から御殿場間が通行止めになると言う重大情報が入ってきた。

 ここからだと軽く1時間、今は18:00・・・
 お茶も飲み干せずに急いで走り出す。
 慣らし限度をキープして沼津は18:45通過、ここを抜ければ何とかなるだろう。
 ようやくFZと合流。
 御殿場から先は事故渋滞だ。
 煙草を吸っている内に御殿場厚木間で2件の事故・・・アホか?
 事故処理が落ちつくのを待って走り出す。
 通行止めのためまるで早朝のように車が居ない。
 サクサクと厚木に走りそこで解散。

 久々の複数とのツーリングだけど非常に楽しかった。
 ここの所全て単騎で走っていたけど気の合う奴らと走るという楽しみ方を久々に思いだした。
 ありがとう。
 また走ろうぜ!



   
   
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