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 キャブセッティング
 最近、なんだか低速のもたつきが気になりだした。
 なによりも、リッター10という燃費は異常?
 今までなかったものなのかどうかはわからないが、気になったのでK&Nのフィルターを洗浄した。
 たしかに効果はあったようだ。だが、やっぱり非力。
 エアクリーナー清掃で変化のある現象ならキャブ周りを触ればもっと効果があるのではないだろうか?

 とりあえず、4連メーターの所有者ということで、自宅でバイクを磨いていたヨーゼフを襲って、キャブの同調を取ってもらった。
 調整前は1,2,4番が20cmHgちょっとで2〜3cmHgのばらつきがあった。3番が一番はずれて25cmHgくらい。
 調整の結果、20cmHg近辺に落ち着いた。
 ついでにキャブのフロート室を開けてみると、底の方に赤いものが見えた。まださびが残っているらしい。なんとかならんかなぁ。洗浄だけして戻す。
 その後、200km弱走行したところで給油した。この距離の走行だけではあまりあてにならないが、そこまでの燃費をみてみるとリッター11くらいで1割よくなった??すくなくとも感触はスムーズになった。
 それでも、リッター11ということは、まだなにか対策する余地があるんじゃないだろうか?


 ステージ3
 現在までのセッティングはダイノジェット・ステージ4(ステージ3のbセット)だ。
 ダイノに変える前、エンジン載せ換え直後はリッター14くらいでヒドイと思った記憶がある。それ以来、ファイナルをショート化したり、ホイールを小径化したりしたわけで、燃費は下がって当然ではある。
 しかし、他のバイクと比べてエキパイの焼けが出てこない。4000rpm以下でもたつくときスライドバルブが開ききらずにカタカタいっている気がする。燃費が悪い。冬場、なんとかチョークなしで乗り切った。など、基本的に「濃すぎ」が疑われる。

 ところで、ステージ4のMJは#142。標準が#125だから、やたらとでかい気がする。
 ただ、聞いたところによれば、ダイノの番号はミクニ(3GM純正キャブ)のジェット口径表示に比べて15番も大きいという。ダイノの#142=ミクニの#127とする説だ。しかし、そうだとするとステージ1の#128というのはミクニの#113ということになって、ノーマルよりずいぶん小さい。実際はどう換算すべきなのだろうか?(換算表見つけた! Mar.30,04)

 ダイノジェットはステージ4を買うと1,2,3がもれなくついてくる。4サイズのMJは#128、#132、#138、#142で、それぞれステージ1,2,3,4で使用するよう指定されている。本当はダイノ(以下DJ)のDJ142に相当するミクニのMJの前後サイズを買ってセッティングしたいのだがよくわからない。
 ともかく今のDJ142より小さいものにして効果があるかどうか見てみるために、手元にあるDJ138に交換してみることにした。
 またまたでべガレへ行き、エアスクリュードライバを持っているヨーゼフを呼び出す。ついでに、MJ交換前に試乗してもらう。

 先週は同調、今週はMJ交換と、またまたタンクをはずしてキャブをあける。
 先週、さびが出てきたフロート室は今週はきれい。1週間で赤くなってちゃどうしようもないが、ひと安心。
 なんとかトラブルもなく交換終了。
 わがままを言って、ヨーゼフにパイロットスクリューの同調を頼む。標準は3回転戻しだったらしいが、現物あわせで2回転と1/4戻しに決める。

 試乗!

 走り出すと、2000〜3000が使えるようになっている。その延長で4500rpmの谷も気にならずに通りすぎる。
 街中でのエンジンコントロールが格段に楽になっている。
 結果を言わずにヨーゼフと交代。
 戻ってきたヨーゼフもさっきに比べて絶対にこっちの方がいいと言う。
 久々に、いじってすぐいい結果が出た。帰りの高速で、9000rpm強まで伸びることを確認した。もしかすると吹け上がりが遅くなっているかもしれないが。
 ともかく、感触はいいので、これでしばらく乗ってみる。ただ、同じことをダイノに換えた直後にも言っているからどうなることやら。


 標高2700m
 久々に遠出をした。
 乗鞍スカイラインが今年限りで一般車通行止めになるというので行こうと誘われた。
 なぜか関越からスタートして上信越−松本−乗鞍−高山−下呂−中津川−中央と770kmの日帰りコース。

 高速部分の燃費は17〜18、乗鞍を含めた一般道で16くらいの燃費となった。
 ま、このくらいの数字なら普通でしょ。
 帰りの高速では山梨33ナンバーのスカイラインの後部座席に誘われて1日の反省会をしたけど、特に減点はされなかったらしい。

 自己採点ではいろいろ問題があった。乗鞍へ上がったときに、3000rpm以下がまったく使えずガボガボいい始めたのだ。
 気圧のせいらしいのだが、3000rpm以下がつかえないというのは1速を使っても30km/hを割ってはいけないということで、上りの急なコーナーでは半クラあてないとエンジンが回らない始末。2000m級の峠はそうない?としても、こころもとないかな?
 当然、下りでは気になるレベルじゃなかったにしろ。

 今のファイナルでは、トップ5速で120km/hのとき4,500rpmくらい。
 だから60km/hでは3000rpm弱。
 4速60km/hでも4000rpm以下。
 「2000〜3000が使えるようになっている」と感動したのはつい先週だが、それまではほんっとおおおおおに使えなかったに違いない。2000rpmからシフトダウンせずに回転を上げていくことはできるのだが、すっと上がる上がり方ではないから追い越し加速などでは4000rpm以上を使いたい。そして4500rpmにもうひとつ谷がある。
 街乗りで使えないレベルではなくなったにしろ、3000rpm以下が非力ということは加速したいときに2速落としが正解ということになる。250並か?

 





 キャブ、ステップ、フォーク...... 「25」