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 泥沼脱出?

 先週やれることがなかったので、フェンダーを塗装した。FZのカラーに合わせてグレーに塗る。

 そういえば、先週やったことで書き忘れたことがあった。
 トップブリッジを4JHにしてメインキーを移植した。そのまま着いたが、ハンドルロックが若干あわない。キーから飛び出すストッパーとステアリングヘッドの位置を確認すると、3mmくらいずれている。
 トップブリッジはアルミなので、取り付けねじ位置とキー本体のサポートになるあたりを5mmくらいの見当で左右水平に削る。5分とたたないうちにサクサク削れて、ハンドルロックができるようになった。
 
 あ。メインキーを留めている2本のボルトは、頭をつぶしてあったので、ドリルで削り落としてはずした。

 さってと、今週は........

 部品さえあれば 5/19     ハンドル周り取り付け状況

 「ガレージでべ」に行く前に、サファリにアクスルシャフトを取りに行く。「今日は乗って帰れるの?」とか聞かれてしまう。

 ハンドルは届いていた。シャフトもある。
 そそくさと取り付けてしまう。色を塗り替えたフェンダーもつける。ブレーキライン、メータケーブルの取り回しとかを試行錯誤した後完成。
 グリップを新しいものに換える。リアブレーキ周りのトラブルも修正。

 さ、試乗。

 TRXフォークの自由長はFZに比べて10mm弱短いようだ。バネレートもカラー長も純正ではないから目安にしかならない。フォークの突き出しは、解体開始時点とステムの高さが同じになるように17mmにしてある。
 フロントの設定はまずTRXの標準、
     プリロード:上から6段目のライン & 伸び側減衰:最強から2段戻し
 でスタートする。
 情けないが、自分では旧FZの感覚に慣れきってしまっていて、標準も理想もわからないのでヨーゼフに試乗してもらう。
 評価は「フロントが寝ない。フロントがリアの行こうとするラインのタイヤ1本半分外側を回っていく」というもの。
 自分で乗ってみる。
 言われた通りだ。しかし、これはフォーク換装前のFZそのままで「何も変わってない」に過ぎない。−こんな苦労してキミたちの後ろ走ってたんだぞ−
 フォークを換えてもダメか。

 フロントのプリロードを3ライン分締めてみる。
 ヨーゼフが乗り「だいぶよくなった」と言う。
 「あ。全然違うじゃん」 フロントが遠回りしなくなった。
 でべに乗らせてみる。
 「前後がばらばらだねぇ」
 んでも、最初に比べれば随分いいんだぞ。
 やっぱり、自分ではひどい状態に慣れてしまっているので、どういう要求まで出していいのかがわからなくなっている。
 ヨーゼフが一度家に戻り、フックレンチと自分のバイクのセッティングノート(細かい字で10ページは埋まっている)を持ってきた。
 リアのプリロードを1回転分(1.5mm動くはず)締めてみる。
 ヨーゼフが乗りながら、いろいろいじって帰ってくる。
 やっぱり、リアはもとに戻す。
 ホイールに着いてきた中古のタイヤ(フロントは特にボロボロ)ではこれ以上のつめはできないだろう、と適当なところで今日は満足することにした。

 今日のセッティングは
   フロントのプリロード 上から2ライン目(STDは6ライン目)
        伸側減衰  2ノッチ(中間)
   リア  のプリロード 上から22mm(STD)
        伸側減衰  最強から14段戻し(STDは10段戻し)
        圧側減衰  最強から15段戻し(STDは11段戻し)
 となった。
 STDとはフロントはTRXの標準設定。リアはFZ用オーリンズの出荷時設定である。
 ただし、車重が重いFZに取り付けた状態でのフロントの沈み込み量を見ていると、TRXフォークに入っているスプリングは純正ではなくレートが強くなっている可能性が高い。フォークオイルも#15だから、共通性のあるデータではないかも。でも、TRXのセッティングデータをHPで探すと#15を使っているケースは意外と多い。




 終わった!
 セッティングのつめはともかく、まぁ、普通に乗れる足回りにはなったわけだ。
 もう、余計なことはしないぞ。


 なくてもいいはずの・・・「12」