改造について 速いバイク Repair Diary Monologue Index HOME
 ケガと改造は自分持ち
 改造?
 カスタム?
 なぜするんだろう? したんだろう?
 繰り返すけど、10年、たいしたメンテもせず、ハード的にはメーカ純正を信じて乗り続けてきた。

 壊れた。予算と効果を見比べて中古エンジンを載せた。
 予期するとしないとに関わらず必要な部品を交換した。
 削らないで着くもの。着く範囲で今日的な性格のものを着けた。
 着けたものとのバランスでちょっと余計な範囲まで手を広げた。
 結果、改造車になった。

 自分としては、イジるためのベース車を探したつもりなんかない。
 改造したかったんじゃなくて、所有車両以上に魅力的な乗り換え対象がなかったから「直した」に過ぎない。


 作業に当たって、着く部品の選択に当たって、必要な情報を集めた。
 他に、そういう情報がまとめられていなかったので自分の知っていることを公開した。


 横着だから? 金がないから? 使った部品は他車流用。

 流用できる部品を失敗しながら集めた。削る必要のある部品は集めた後であきらめた。
 情報があればそういう失敗しなかったところを公開した。

 で、着かないという情報は、知っていれば、他人は失敗の選択肢が減る。
 しかし、着くという情報は、本当に着くのか?着くってどういうことか?着けるための条件と、着けた後の制約は?ということを着ける本人が納得しないと役に立たない。


 「着くけど××が2mmずれる」「××を5mm削れば着く」

 ずれてて平気なものなのか? 削れるものなのか? 自分で削るのかそれともショップで指定精度で加工してもらうのか?



 その後の修理と部品供給を考えると、「純正の○○用」をそのまま使いたいから、削らなかった。パッドが消耗するたびに溶接して着けなきゃいけないんじゃたまらない。加工精度を出す金が惜しいのもあるけど、僕は削らなかった。

 ずれてること、ショップでしか加工できないことが問題かどうかは個人の判断だ。
 僕が許せないずれでも他人は許せるのかもしれない。
 削らないで着けるより、別のものを削って着けた方が安全なのかもしれない。


 自分のやったことは全部、自分の判断したこと。

 自分のやったことをさらすから、後は考えてください。

 「ケガと弁当は手前持ち」 バイク乗りの基本則だ
 話題が改造になろうが、その選択をすることの責任は自分がとる。当然、巻き込むかもしれない人々に対しても。
 「ケガと改造は手前持ち」 甘えた顔でバイクに乗るな


 2mmの差
 改造?
 2mmが意味を持つ場所と持たない場所
 言いたくはないけど......持つ人と持たない人

 持つかどうか実際にやってみる人

 経験と理解度と感性と根性と性格と.......

 それぞれの人のことを僕は知らない どう考えなにを求めるのか
 教えてほしいことはたくさんある 教えて上げられることも少しはあるかもしれない

 交換した情報がその人を殺すことになってほしくはないから生データだけ出して、それをどう使うかはその人に任せた せめて生データの意味がわかる人なら期待する 判断力もあるだろう、と。だから、日本語で書かないという話もある。

 いくつか来た質問にも「流行りだから換える」と当たり前のように言ってくる人にはお断りの返事をした。それが、ごたいそうな日記の前置きであり、特別対談の意図だった。

 友達に手伝ってもらっている遠慮から「2mmなんかいいよ」と言う場合もあります。
 でも、それで乗り出せば必須解決課題として戻ってくるでしょう。
 2mmがどう影響するか体験するのはいいことかもしれない(という発言こそが大きな誤解の素とリスクを持っているのか)
 口を閉ざしはしないけど、世界の面倒は見切れない。