DT Street Diary 4 DT Street Diary 6 Index of LANZA HOME
 3日目
 クランクケースセパレータが見つからない。
 作業が先に進まないことが決定。できるところまでということで、シリンダーをはずす。

 シリンダーとピストンは特に問題がなさそうだ。リングを換えればいけるか。

 ギアだけでもはずしておこうと、左から手を着ける・・・・

 マグネットローターって、はずすのに特工がいる??・・・・・・

 はい、終了。

 ロータープーラは、CZ用と形態が違いそうだ。
 使えないことの確認と、物色のために、用品店までドライブ。

 しかし、用品店って、みごとに欲しいものがなにもないね・・・・・
 走るのになぁ〜んにも関係ないものしか売ってない・・・・・・
 走るための部品は余所で買った方が安いし・・・・・・

 と、目的を失ったドライブは迷走するのだった。

 そういえば、プーラーって14mmか16mmのボルトでいいんじゃないの??

 確かめてから買っても遅くはあるまい・・・・・

 4日目
 部品を揃えて、ガレージへ。
 部品を揃えても、まだ割るだけの段階だが。
 前回挫折した、ロータープーラーだが、やはり普通のボルトではピッチが合わない。
 それを確認して、工具を買いに行く。

 さて、工具が揃った。エンジンをひっぱりだして・・・ 痛てっ!!
 エンジンを持ち上げようとして、腰を痛めた・・・・

 ぎっくり腰というほどではないようなのが救い。
 しかし、工具、パーツの上げ下ろしにも腰が気になる・・・・
 ともかく、プーラーでローターをはずす。かなり力が必要で、腰に弱点をかかえているから助っ人を頼む。ギアにウエスをかませると、バキッとはずれた。特工のなんと偉大なことか。
 続いて、前回なめたボルトの頭をとる。
 ドリルでしばらくもむと頭がなくなった。
 さらにエキストラクターで残ったネジを抜こうとしたがうまくいかない。
 ケースを割ってからやり直すことにして先に進む。

 ローターの下の部品をはずすと、ケース内はオイルだらけ。

 調べてみると、ここはオイルが溜まるところではない。ネットでも、ここのオイルシールがダメになって、オイルのトラブルでエンジンを傷めるケースが多いとあった。
 まんま、はまったということ??

 さて、セパレータの出番だ。

 ボルトを12本はずしてマニュアルを確認する。
 図では13本あるように見える。もう一度、現物と照らし合わせると1本はシリンダーをはずす時に一緒にはずしていたらしい。
 ローター側にセパレータをセットして、助っ人を頼む。
 エアインパクトで少しづつ回していくと、なんだかリア側の開きが少ない。
 そのうち、開ききらないのにバキッという音がした。
 ボルトを抜き残したのかと確認するが、ボルトはない。
 そういえば、チェンジドラムの頭をケースの突起に合わせろとマニュアルに書いてあったのを思い出した。
 見ると、やはりそこがひっかかっていそうだ。

 だが、この状態でドラムを回そうとしても回らない。

 ケースをもう一度、ボルトで閉じて様子をみる。

 やはりほとんど回らない。

 これが回らないから分解しているのに、回らないと分解できない??

 投げ出しそうになるが、気を取り直して、再挑戦。27のレンチがドラムの爪にかかりそうなのをみつけて、力をかける。やはりほとんど回らないが、なんとかクリアできそう?

 気がつくとセパレータをかける穴が右にもある。

 セパレータを右に移し、ドラムを見ながら位置調整して、ゆっくり開いていくとはずれた。

 で、やっと、内部とご対面。

 ひっくり返すと、落ちてきたシフトフォークは見事に焼きが入っている。
 シフトドラムはほとんど損傷なさそう。
 ミッションをはずすと・・・・

 何速なのか?
 左から2つ目のギアが、ドライブもドリブンも、ほとんど熔け落ちている?

 あまりの惨状に、大笑いのミッションが出てきた。

 これで帰り着いたあたしはえらい!
 ひとしきり盛り上がったところで、クランクを抜く。
 またベアリングがクランクにかじりついて着いてきた。あぁあ、また抜いてもらわないと。

 見れば、オイルシールがボロボロ。

 やっぱり、これが原因らしい。

 原因と結果が分かってめでたい・・・・

 ミッションを洗浄して、使えるギアがあるのかどうかを確認する。

 どれも痛んではいるが、それなりの距離を走ればみんな痛むんじゃないの?
 そう言い訳して見れば、明らかにダメージがあるのは、左端と2番目。

 ともかく、これは交換。

 発注する部品のメドが立ったところで、ベアリングを抜いてもらいに、クランクをYSPに持ち込んで、本日は終了。


 いつ直る?.......   「続く」