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 この内容更新ありコンデンサは100μFに変更!!
 ポジションリレー
 作ろうとしているリレーはgizmoさんのところにあった、下のようなものである。
 上の図で、R2はLEDが小電力で動作するせいで補正用に入れたもので、電球のまま使うにはなくてもいい。動作確認用LEDもなくてもいい。
 とすると、うちのFZにはすでにハザードのインジケータを点灯させるためにウィンカの出力にダイオードをいれて結合してあったので、下の四角の中の部分を足せばよい、はずだった。(まただ)
 ところが、正しく組んだつもりでテストしたんだが、ウィンカの点滅にあわせてポジションが点滅してしまう。
 この回路では、ウィンカが光っている間FET(Q1)のGに電圧がかかり、Dにつながるポジションランプへの電圧をカットする。しかし、ウィンカは点滅するため、消えてから次に光るまでの間、Gに電圧をかけつづける必要がある。このために入れてあるのがC1のはずなのに、C1の効果がまったく見られないわけだ。
 ウィンカ入力が切れた後、電圧を維持する時間は、C1とR1の積で決まってくる(とgizmoさんから教えていただいた)。図では47μFと100kΩだから、0.000047×100000=4.7秒になる。

 問題は、なぜか、これが0.5秒にも満たないから点滅してしまうのだ。

 で、手持ちのコンデンサを寄せ集めてC1を9200μF、R1を2MΩにしてみるとか、極端なこともやったんだがダメ。いろいろ試行錯誤して、R2がいらないという情報もこの辺の悩みの中でトッシーさん(SHabashaba)のところで仕入れてきた。
 後は、うちのFZになにか特殊な条件はないのか........


 あった........

 インジケータを点灯するためにダイオードを入れた。ということは、R1と平行にインジケータランプが入っていることになる。このランプ、5Wだとすれば抵抗値は24Ωくらいと想像できる。
 24Ω。並列の100kΩを無視するに十分な値で、これをもとに計算すると、ウィンカが消えた後、ポジションを消したままにしておく時間は0.000047×24=0.0011秒になる。意味無い
 せめて、このままで0.5秒の遅延時間を作るには0.5秒/24Ω=0.020833.....で、20,833μF!!

 だから
   100kΩを取り除いて、電球を抵抗代わりにする........
 500Ωの抵抗を電球と直列に入れたとすると、電球にかかる電圧は0.5V??
 250Ωの抵抗にして、1Vの電球に換えたとき、必要なコンデンサは2000μF??
 インジケータを1.9V/20mA定格のLEDにして500オームの抵抗を入れようか?...........

 と、思っていたら、インジケータの後にダイオードを入れろ、というアドバイス。

 しかし、実はこれはすぐに試している。
 最初に変だったときも、別のトラブルでダイオードをポジション出力に入れてみたという意見を参考に、ポジション側にも、インジケータ側にも入れてみていた。今回もやってみたんだが、解決していない。

 ダメか? とりあえず、インジケータLED化の方向で試してみる。
 500Ω抵抗とLEDを直列にしてウェッジ球の変わりに挿してみる。
 LED化しただけではまだ状況は変わらない..........

 でも、なんで........ ダイオード入れてもダメなの? なんか変?
 ちょっと、別のダイオードを仕入れてきて入れてみる。
 動いた!
 なんだ、解決。
 インジケータをウェッジ球に戻しても動くじゃん。
 回路は元のまま。ダイオード1本追加で、電球のポジションランプでもそこそこの時間消灯してくれる。
 結局ダイオードがいけなかったのか。前に試したものも整流機能はあるから、なにが違うんだかわからないが、手元にあった怪しげなダイオードがいけなかったのは確か。

 ...........ん? このダイオード たしか、D1、D2に同じもの使ったぞ.......  まいっか?

 ということで、CとRの値は47μFと100kΩのままで完成。FETはいつのまにか2SJ139。少々、ウインカ解除後にポジションの回復が早い気もするが、点滅しなくなったからOK。
 うまく動いているうちに......? 出来上がった回路をビニールテープでくるんで隙間を充填型の接着剤で埋めてブラックボックス化。トラブルになりそうなところはすぐ隠す。
 ビニールテープを最初に巻いたのはバラす必要が出たときにバラしやすいように。全部埋めると掘り出すの大変でしょ。<ちょっと弱気
 車体に取り付け。小さいのでどこにでも入るんだが、カウルの内側水がかかりにくそうな所へ隠してタイラップ止め。
 配線もコネクタ使おうかとも思ったんだけど、接続先がすべて追加配線だからハンダ付け&熱収縮チューブ付け。
 さて、取り付ける頃には暗くなってきた。取り付けてから試すと........
 明るいうちは気付かなかったのか? 消灯しているはずのポジションがかすかにまたたく。さっそくビニールテープの威力発揮か?
 が、なにやっても完全消灯には到らず。
 こうなったらポジションランプに抵抗かませて、明るさを落としちゃおうか.......。
 が、手元にある抵抗では最低の180Ωでもポジションはまったく光らなくなってしまう。
 もういいや。来年の車検までに考えよう。
 と、組み上げて、カウルつけて。最終確認。

 ん??? 消えてる............
 あたりは十分暗い...... あれから結局何もしていない........

 ま、いいよね 結果はいいんだから...............

 その後 翌日は雨だった。漏電チェックも含めてもう一度動作確認するがだいじょうぶ。
      充填剤(の溶剤?)が漏電でも作っていたんだろうか? ともかく動いてる。

Sep.10,06 原因判明コンデンサは100μFに変更!!






 っつうことで、ばかなまね第3段完了。

 後は、使わないで終わった部品誰かいらない?!
 だって、さすがに秋葉でしか手に入らない部品。1度行くと、2セット分くらいは買ってきちゃうんだよね。
 余ったのは、FETとか抵抗とかFETとかコンデンサとかFETとか.........

 同じものが4セットは作れるんじゃなかったかな?








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