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 HID
 やっと、どうでもいい課題だぞ。

 とにかく暗い。
 街灯のあるところ、後続車のいるときには自分のライトがついているのかいないのかわかんない。

 一応、ライトリレーと専用ハーネスは入っていて片側100W相当の55/60×2灯なんだけど暗い。
 レンズをみがいたらという話もあるが絶対光量として暗い。
 さて、ここでH4用Low/Hi可変式を2灯入れてしまえば問題はない。
 このページでそんなもん紹介したって、キットの取り付けマニュアルを検証するくらいでおもしろくもなんともない。
 (というのは、口実で専用灯2灯を買ってくる予算なんかない!)

 ま、HID本体は作るわけに行かないから、バイクに使えそうな出物をヤフオクで入手した。
 で、この取り付け方針は?
  A:2灯ともLowで済ませる
  B:2眼なんだから片方Low、片方Hiにする
  C:2灯ともLow/Hi切り替えにする
  D:片方Low固定 片方Low/Hi切り替えにする
 Aは簡単だが、車検に対応できない。
 実はBで車検が通ることを確認したくて道路運送車両法のページができたのだ(ずいぶん前から企んでいたことなのだ)。  HID化を企んだときには、コスト削減のために1灯用ヘッドライトも用意したりの寄り道あり....。しかし! BはLow/Hi切り替え時にディレイが発生しそう(あくまで予測のみ)。せっかくの大光量でパッシングが出来ないなんて悲しい!?(あいかわらずなに考えてんだ?)
 Cはもっとも手間がかかる&非対称がなんとなくカッコいいというミーハーな好みにあわない。
 Dはただミーハーなだけ。

 よって、Dに決定。 ???

 片側はLow固定。片側の可変機構故障時に備える(タテマエ)。

 バーナーの加工1
 とにかく、ありあわせのHIDをH4ハウジングにあわせるよう加工する。
 古いランプを参考にしてみるとH4のLow用フィラメントは発行部がマウント面から29mmくらいにあり、前後長1cmの反射板で上方にのみ発光するようになっている。
 バーナーの方は何用だか忘れたが発光部中心まで27mm。
 H4用の座金を加工して取り付けると発光部がさらに短くなると考えられるが、2mm程度は許容範囲でしょう。
 直径はバーナーの台座が32mm、H4が37.5mmだが、H4は位置あわせのため(?)下部が4mmほど平たく切り取られている。その部分だけ直径で8mm少ないことになるが、そのまま取り付けたとしてもランプ中心のずれは、
 37.5/2-(37.5-33.5)-32/2=-1.25
 だから1mmちょっと削って着ければいいわけだ。
 まず、もらってきた切れたランプの取り付けベースだけをはぎとる。思っていたよりも苦労してなんとか取り出した。
 これをバーナにあわせるとやっぱりちょっと上にずれている。バーナの基部はサクサク削れそうな材質だし、適当に紙ヤスリと格闘して取り付けた。

 さて、配線だが入手したHIDキットはバーナーへの線まで含めて非常に細い。ヘッドライト系にはリレーを入れてあるが、もとがこんな線使ってるんじゃ、途中を太くしたって甲斐がない。全取っ替えという手もあるが、メーカーが使っている線を太くしたってしょうがないでしょ(めんどくさい)。
 車体にあわせて細い線のまま必要な長さに延長することにする。

 スイッチ配線の加工・取り付け
 次に車体側の配線を考える。
 片側Low、片側Highにした意味はHIDでパッシングするためである。試しに点けてみたHIDは、聞いていた通り、点灯直後は光量が足りない。Hi/Lowの切り替えをしていたのではパッシングはおろか、一瞬光量不足が起こる。ということは、Hi/Lowともに常時点灯とし、High側だけ機械的に切り替える方法をとるべきだ。
 ということで、ヘッドライトの回線をディマスイッチ経由でなくヘッドライトスイッチ経由で直にとる。ディマスイッチはHiとパッシングのコントロール用になる。
 右ハンドルスイッチからのライトスイッチ線を分岐してHIDの電源に直結した。
 これで、Low側はひとまず完成。
 当面は、通常回路を残して右側をハロゲンのままHi/Low切り替えとした。
 そういえば、左右のどっちをLowにすべきなんだろう?
 どこかでドカあたりの実車を見てくればわかるんだろうけど、普段点灯しない方を反対車線に近い側=右側にしてみた。

 ついでに、ライト回りをテストしていて見つけた、ポジションランプが切れているのを交換。
 用品屋で買うと2個組とかで買わされるだろうけど、次はいつ必要になるのかわからないから通りかかったYSPへ行ってみる。現物を見せるといきなり「古いバイクのですか?」と聞かれて、首を傾げながら探してくれたが、なんとか見つかった。1個200円なり。

 予想はしていたけど高めの印象。
 別体式のバラストとイグナイタ(?)はエアクリーナボックスの跡地と
フロントカウル内に左右各1個取り付けた
  交換日 2003/05/05 70990km

 ついでに、日焼けしたり、ブレーキフルードの染みがあったり、ひび割れていたカウルのインナーパネルもABS接着剤で補修して、スプレーでお色直しした。





 別に障害でもなく、純粋に好みの問題の改造って楽だねぇ


 こういうのだけならいいのに...... 「次」