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オイルパン | ||||
ちょっとのギャップでエキパイが地面にこする。 パワーチェックの結果が思いのほか良かったのでエキパイを交換したくはないのだが、このままではいつか破けそう。エキパイが底付きしてエンジンを傷めたり、転倒なんてバカなことも考えられなくもない。 問題はエキパイの集合部が4本水平ではなく四角形に並んでいること。水平ならパイプ一本分(5cm近く)地上高が上がる。 もう一つの対策はオイルパンを換えることだ。換えた上でエキパイを工夫するんだが、オイルパン形状が変われば、四角形に並んでいるエキパイでももう少し良くなる。 3GMのオイルパンは1FMの45度前傾エンジンを10度起こしたためにオイルパン前部が深くなっている。これを10度元に戻したため、底が前に10度傾斜して、前部のふくらみが1FM、2GHにない出っ張りとして地上高を減らす原因の一つである。 さらに、オイルランプが点きっぱなしなのもエンジン換装から解決していない。 警告灯なんか関係ないとも言えるが、オイルを食っている形跡があるところでは使えるに越したことはない。 というところに、BBSでオイルパンは取り替えられるという情報があった。 実は、エンジン載せ替えの時にも「こっちの方がいいんじゃない?」と古いエンジンのオイルパンを当ててみたことはあるのだが、3GMエンジン下部に出っ張りがあり、深いオイルパンでないと入らないことを確かめていた。が、着けた人がいると言われたので再確認してみよう。 ということで、しばらく前からオイルパンの下調べをしていた。(さっさと開けてみないところが横着者) 余談だが、オイルパンはパーツリストではストレーナカバーと書かれているのね。(このHPに余談以外のものがあるのか??) 下調べの結果は、できそう。ただし、資料にないところに問題があるのは常(T_T)。もう、開けてみるしかない。 |
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いよいよオイルパン | ||||
オイルパンの交換は実例があるのかと思っていたが、ないのかもしれない。 それでも、「試す価値がある」という肯定派が多いので、とにかく現物あわせに入ろう。 やっと開けてみた。ダメ! 調べがついていたリリーフバルブは、3GMで取り付け位置を前方に移動したことによって2GHパンの前方にひっかかって入らない。これは削ればなんとかなりそう。最後まで調べなかったが、場合によってはオイルパン前部に穴が開くくらいまで削らないといけないかもしれないが、金属パテで穴をふさげばなんとかなろう。加工も電気ドリルに回転やすりを着けてできる程度のもののはず。 オイルパン前方のプレートも3GM用のリリーフバルブの逃げのあるものが使えた。 問題はストレーナだった。オイルパンが深くなった分、オイル吸い上げ口であるストレーナが下におりなければならない。 これに対しては、ストレーナが変更されているので、ストレーナの高さで対応していると想像していたのだが、ストレーナの高さは一緒。パンが深くなった対策として、クランクケース下面のストレーナ取り付け位置が肉盛りされているらしい。 したがって、オイルストレーナを納めるためにはクランクケース下面のストレーナ取り付け部分を削らなければならない。しかも、2cm近く。 |
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オイルパンサイズは同じ | ||||
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ストレーナの高さは同じ リリーフバルブも同じ |
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矢印部分が高い | リリーフバルブは前方に入る | |||
高さは正確に測らなかったが、数ミリのレンジではないから、クランクケースを削るならエンジンを降ろさないといけないだろう。それほど精密な平面を期待しているところではないけれど、オイルパスだから、部品同士の接続面は平面でないとオイルが漏れる。この辺は液体ガスケットかパテで対応ということも考えられなくもない。見たところではだいじょうぶそうだが、削って他のものを壊さない深さかどうかはもっと慎重に見ないといけない。 結論: ・部品はパンとオイルパイプ以外3GMのものが「加工ベース」として使用可 ・パンとオイルパイプと外回りのオイルラインは2GH ・2GHパンの前部、リリーフバルブとの接触部を削る ・ストレーナの取り付け部をパンの底面が上がる分だけ削る ・ストレーナから出ているオイルパイプの取り付け部を短縮する 「だけ」で着く。加工箇所は少ない。加工も単純。 ただし、この加工は、エンジン載せたまま自分の力量と環境でやれる範囲を超えている。 ということで、ヤメ。 |
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まだまだネタはつきない......
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