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 公認車検日記 -2 のおまけ-

 3月20日

 さて、休みだ。

 今日中に車検前の最終チェックを終えなければ。
 やることリスト。
  ・洗車
  ・光軸チェック
  ・ブレーキパッド交換
  ・ウィンカランプ交換
  ・オイルランプ細工
  ・チョーク作成
  ・ミラー交換
  ・スプロケット交換
  ・マフラー交換
  ・空気圧チェック
 まず、簡単なところから、
 前夜買ってきたブレーキパッドを交換する。ちょっとてこずったが交換してみるとそんなに減っていない。
 そうだよな。換えてから何キロ走ったんだか。せいぜい1000キロ?
 リアのタッチががいまいち悪いので、パッドに頼ってでも車検をクリアせねば。
 例の、テンションロッドのボルトもありあわせが付いたままで、30mm以上余っている。
 手持ちのボルトを探したが適当なものがないので後で買いに行くつもりで「仮止め」する。

 ウィンカの左右で点滅速度が違う。ランプのワット数でも偏ってるんだろう、とランプを全部交換する。なおらない。しばらく考えて、わからないからそれで終わり。車検場に持ち込んでも言い訳はしやすいだろう。

 マフラー交換。
 ストックしてあった3GM純正エキパイを取り出してくる。マフラーとあわせる。あわない。
 やめた。Akrapovicで済ませる。なんとかなるだろう!?

 チョーク作成。
 エンジンを換装したときに、車体と干渉するチョークは取り外してしまった。
 ユーザ車検の手引きを見ると、「チョーク、アクセルの動作」というチェック項目がある。
 実用上、冬を乗り切って問題なかったのだが、「ありません」とは答えにくい?
 同じく、前夜買ってきたL字金具大小数個を組み合わせてなんとかケーブルをキャブレターまで導く。
 おう! 動くじゃん。なんだかわけわからんが車検は大丈夫だろう。

 空気圧チェック。
 タイヤを蹴っ飛ばす。硬い。だいじょうぶだろう.......

 ミラー交換。ミラーは今もついているんだけど、角度を調整するネックの部分のコシがなくなっていて、80キロ以上で倒れてくる。部品を注文してあったので、ついでに交換する。

 光軸チェックは日が暮れてからやろう。昨日、探しても見つからなかったスプロケとスプロケ交換用のソケット32mmを買いに行く。
 どこへ行こう。昨日、D'sが臨時休業で、変わりによったDSではものがそろわなかった。
 長津田か藤沢かと迷って、一番近いであろう練馬のNapsに向かう。

 環8を曲がって砧を過ぎたところで、リアにがつんとショックが来る。
 あ、やった。「仮止め」がどうにかなっちゃったな?
 そのまま走れそうな気もしたが、やはり無謀でしょう。道幅が広くなったところで路肩に停まる。
 「仮止め」のボルトはない。スイングアームがキャリパーに激突されて、かるくへこんだかな??
 オイルラインが伸びきっていてスパイラルカバーがディスクとこすれて一部むけている。ステンメッシュ自体はだいじょうぶ?

 食い込んだキャリパを蹴り飛ばして元に戻したが、なにかしないと走れない。
 工具は家で展開したまま。ポケットを探るとサンプルに持ってきた寸足らずのボルトが1本。
 とりあえず、ボルトを挿せば、リアブレーキを使わないなら走れるか。でも、挿しただけじゃすぐに落ちる。
 他に仕えそうなものは持ち合わせていない。
 路肩を覗くと、なんに使うかわからないゴムひもが一本。
 店などが近くにないかを物色しながら、なおも考えて、仕方がないのでゴムひもを拾ってくる。
 テンションロッドをボルトで固定し、寸足らずのボルトが抜けないように上からゴムでしばる。
 こんなんでいいんだろうか。こんなんばっかやぁ。
 意を決して走り出す。
 Napsまでリアブレーキを使わずに走る。
 途中、バイク屋の前などでボルト1本買えば締めてくれるくらいするよなぁ。と思いながら、Napsについてしまった。
 ボルトを買う。スプロケを物色する。欲しいのは530の44丁。
 どれが合うのかわからないので時間を食っていると、誰かに声をかけられた。
 あ、JINさんだ。
 ふぅぅぅん。お茶でも飲みに行きたいな
 でも、まだスプロケが見つからない。さっさと切り上げたくてAFAMのFZ用44丁を抱える。
 32mmのソケットを探しに行くと、JINさんが環8のAstroの方が安いという。時間がもったいないから、200円くらいなら高くても買ってしまおうと思ったが、5割も高い。しょうがないから、Astroまでつきあってもらう。
 スタートするときに「ボルトを締めようかな」と思う。あたりまえだ。
 でも工具がないし、また「仮止め」なら、リアを使えないのは一緒だから、とそのまま発進してしまう。
 「僕は、出先でバイクを動かせなくなって帰ってきたことはない。」  と常日頃思っているのだが、こんなのを含めてのことなのね。
 大泉学園から荻窪までJINさんの先導でひたすら裏道を走る。ところどころ、走った記憶はあるのだが、こういうつなぎ方はしたことないかも。小回りするのに、リアブレーキがないと辛い。
 Astroで現金を使い果たして、お茶を飲むにも銀行へ行かなければならず、祝日の7時過ぎということで、吉祥寺まで行ってしまう。
 なんか、無理やり誘った気もするが、FZの話だけで時が経っていく。
 気がつけば10時を回っている。
 リアブレーキの状況を説明していたので、喫茶店を出てから、JINさんが工具を貸そうかと言ってくれたが、さっき落としたカラーがないと確実には締まらないし、ゴムしばりはまだ効果がありそうなのでそのままにして別れた。
 リアブレーキ無しで40分強で帰り着くと、11時近い。当然、今日の仕事は明日に延期である。

 3月21日

 20時に帰宅した。

 今日中に車検前の最終チェックを終えなければ。
 やることリスト。
  ・洗車
  ・光軸チェック
  ・ウィンカランプ交換
  ・オイルランプ細工
  ・スプロケット交換
 まず、簡単なところから、
 前夜買ってきたスプロケットを交換する。
 ドリブンがホイールについてきたおまけのままだから、それなりに減っている。
 さらに、スイングアーム交換と車高の調整によって、チェーンとスイングアームとのクリアランスが少なくなっている。1G状態では、チェーンスライダー?のゴムに触っている。ここは、ちょっと大径のドリブンに換えて、クリアランスを少しでも稼ぎたい。
 まず、面倒なドライブから交換する。
 今のファイナルで、まだ少し低速に振りたいくらいだから、ドリブンを大きくするにはドライブも換えなくてはならない。17:44で15:38の現状よりすこし低速になるはずだから、試行錯誤の過程で余り部品となっていた16と17丁のドライブがある。
 チェンジをはずすのに手間取ったが、なんとか交換してリアに取り掛かる。
 話題のテンションロッドも思いっきり締める。
 ホイールをはずして、ナット緩める。新しいスプロケを取り出して.....あわない。
 わざわざ、ノギスを持っていってTRXのボルトピッチを測って、FZその他と数ミリの差があることを疑問に思っていたのだが、ミリ単位で数種類あるとは思わずに、誤差とたかをくくって選んでしまった。
 あわないものはあわない。  明日だ。
 車検はどうでもいいが、その次の日曜はツーリングだスプロケットを買ってこなければ。今の17:38では30km/h以下では走れないことがわかっている。

 しょうがない。古いスプロケをつけてもとに戻す。軽く「仮止め」にしようかと思ったが、いまさら自分を信じちゃいけない。
 ところで、ホイールをつけようとすると、しっくりはまらない。もしやと思って、「思いっきり締めた」テンションロッドを緩めるとついた。やっぱりぃ。フローティング(じゃないけど)って動いてあたりまえだからねぇ。生締めにしてネジロックで抜けを防ぐ。そのうち、ロックナット買ってこないと。

 次は、光軸をチェックする。
 修正の方法がわからない。
 唯一、ランプハウジングにあるネジを、期待する方向にゆるめてみる。
 動いている気もするが、延々とネジは回る。いつまでもはずれてこないことからして調整用のネジだとは思うが、動いた気がしない。
 適当な紙をかざして、光束の中心を確かめる。なんだか、こんなもんだろう、くらいのことしかわからない。
 適当に、水平以下、中心より左より、の気がするところでやめる。

 洗車しなくちゃ。
 アメリカ製の洗剤には、こんなの使ったら手が荒れる自然を壊すに違いない、と信じられるほど汚れが落ちるものがある。(有名なやつは自然にやさしいが売りなのだが、信じがたい)
 家にあったその種の洗剤の一つをホイール回りにかける。
 しばらくして、水洗いすれば完了。のはずだったが、ちょっと時間をかけすぎて、乾いてしまったためかあんまりきれいになっていない。
 ありあわせだから、原液だと思ってかけたのが薄めてあったものなのかもしれない。もう夜も遅い。明日、その種の洗剤のもうひとつで再挑戦。こっちは自分の管理下にあって原液だとわかっている自然にやさしい洗剤である。ついでに、コイン洗車でもするしかなかろう。

 3月22日

 後がない。

 今日中に車検前の最終チェックを終えなければ。
 やることリスト。
  ・洗車
  ・ウィンカランプ交換
  ・オイルランプ細工
  ・スプロケット交換
  ・ホーンチェック
 なんにも減ってない。
 ホーンチェックはやろうと思っていて忘れてたのを思い出したが深夜でできなかったことだ。今日やらねば。
 とにかく、仕事を抜け出してスプロケットを買いに行く。
 TRX用530−44丁。
 TRXの純正は525である。
 まず、AFAMのコンバートチャートからTRXに530をつける部分を調べる。
 AFAMの品番で13801らしい。
 FZR750、XJR1300のサイズらしい。
 D'sの在庫には41までしかない。SPへ回る。
 メーカが違うのでFZR750用で探すが、SANSEIのFZR用は36〜39しか製造されていないらしい。
 isaの在庫でかろうじて43だ。43なら現状の15:38とほぼ同じ。しかし、倍以上の値段。
 しばらく考えて、いやいや別の店に行く。別の店は上野を牛耳ってつまらなくした犯人で、その上、他店で買い物をしてからよると店員がいやみを言ってきた経験が2度もあるので行きたくないのだ。

 今日は、時間も選択肢もなくてしょうがない。店員にTRXの530コンバートを欲しい、と言うと「作ってない」と言う。「TRX用は520しかない」とかカタログ見ながら言う。
 これだ!! > 読んでたら反省しろよ光輪
 さっきみたばかりのカタログと同じものなので、13801だと示してやる。
 何食わぬ顔で「在庫してないですね」と言う。
 FZR750,XJR1300用としてもAFAMの在庫は見つからない。希望サイズを作っていないSANSEIがおいてあるだけだ。
 意を決して、清水から飛び降りて13000円近く払って、43で妥協する気になってSPへ戻る。
 それでも、躊躇して、ファイナルを暗算して、ボルトピッチをTRX用と何度も重ねて確認して、しかたなくレジへ向かう。
 まぁ、でぇきれぇな別の店で買わなくてすんだのが慰めだ。
 以前に見つからなくって、片口しかそろわなかった27mmのソケットもついでに買う。FZ400のアクセルシャフトは27のナットと24のボルトで締まっている。なおかつ、セルフロックナットで、Rピンを使わない構造になっている。日常点検項目じゃないのか??<チェーンの張り
 セルフロックなんて本来は1回緩めたら交換の部品をアクスルに使うな!>YAMAHA
 もうひとつついでに、FZ400のアクスルには左右で違う外径のワッシャが入っている。このワッシャでチェーン引きの左右を測るのだから不便この上ない。アクスルを抜いたついでに左右同じワッシャにしようとしたら、原因が分かった。ボルト側は内径20ミリだが、ナット側はネジを細めに切っているために内径が17ミリなのだ。それでも同じ外径を使え>YAMAHA。
 とりあえず、手元にあったワッシャに換えておいたが若干、内径のあそびが多いみたい。それでも外径が違うよりよっぽど便利だ。
 怒りを残しつつ、昼の部終了。


 夜19時帰宅。

 前傾35度用のエンジンを45度で積んでいるため、オイルランプは点きっぱなし。オイルプレッシャースイッチを中古と取り換えてみたりしたが変わらない。角度が原因ならば、急な坂でアイドリングしたら消えるはずだがまだ記憶にない。
 ともかく車検に向けては、手動で消すスイッチをつけてしまおうと思っていたのだが、家に1個は転がっているはずのスイッチがみあたらない。あきらめる。

 気になっていたウインカは、ちょっと身に覚えのあるウインカのインナーコードをスペアと換えたら直った。

 ホーンは夕食時に一瞬の顰蹙を買って鳴ることを確かめた。

 洗車は足回りだけを水で流して、明朝、コイン洗車が空いていることを期待することにした。

 バッテリの充電を開始して終わり。

    ? 触れてないことがある?。
      笑いを取るためにいいかげん恥を誇張して書いてきたつもりだが
      これ以上は本当に恥だから書かない。
      なにが起こったかは、すでに別のページに書いたことが伏線で想像できるのだ。
      終わり。さぁ本番だぁ。寝るぞ。

 やったことリスト。
  ・ブレーキパッド交換
  ・チョーク作成
  ・ミラー交換
  ・ウィンカランプ交換
  ・ホーンチェック
 効果不明なことリスト。
  ・光軸チェック
  ・洗車
  ・空気圧チェック
 やってないことリスト。
  ・スプロケット交換
  ・マフラー交換
  ・オイルランプ細工




 今度こそ本番・・・「車検」