FZ1000 Diary Part49 FZ1000 Diary Part51 The Index of FZ 1000 Diary HOME

         
   ホーン&クラッチ
           
     ホーンが鳴らない。

 鳴らなくても構わないと、3ヶ月以上放っておいたのだが、最近、何度か後方確認しないばか車に出会って不愉快な思いをした。やはり、来るなという意思表示はできるに越したことはなさそうだ。

 原因は、内部をいじったスイッチのせいに決まっている。
 原因を確かめたわけでもないが、もう1個作ろうかなどと意味不明なことを考えていたのだが、なかなか手が着かないで、また数か月経った。

 ある日、ばか車に遭遇して帰ってきた午後、衝動的に、なんとかなるかもしれないと思って、着いているものを開けてみた。

 スイッチの導通を確認すると、スイッチは生きている??
 それでも鳴らない。

 え? 配線の方か? どこだ?
 と、考えて、思い出した。

 ホーンが鳴りっぱなしになって、ホーンの線を抜いた記憶がある。
 あのままか?

 みると、その通り。
 とりあえず、つなぐ。

 となれば、つながらないのではなく、つながりっ放しだったのだ。

 スイッチ内のホーンの配線をいろいろいじっているとアース側のハンダが取れた・・・・

 どうも、取れた形状からみて、こいつを狭いスイッチボックス内に押し込んだときに、隣りの線と接触していた可能性が高い。

 とにかく、スイッチボックス内は狭い上に部品の組付けがシビアだ。ホーンスイッチのはまり具合が悪くて、つながらなくなったのだと思い込んでいたが、実は、無理やり押し込んだ配線が、ホーンスイッチを押した拍子に接触して、そのままになって、切れなくなったから、ラインをはずしてあったということらしい。

 車体につながったままのスイッチボックス内で、窮屈に作業して、なんとかハンダを着け直した。
 しっかり定位置に収まるように、かつハンダと配線を傷めないように注意して組み立てる。
 メインキーをオンにして、鳴らないことを確認。ホーンスイッチを押すと鳴った。
 解決。

     ついでに、クラッチをいじる。
 本来、5/8が着いているクラッチマスターを14mmにして、軽くなったと喜んでいたのだが、気がつくとニュートラルがなかなか出ない。

 そういうエンジンかとあきらめていたのだけど、ひょっとしてマスターサイズが下がった分、クラッチが切れきれてない?
 やはり、5/8に戻さないと、ストロークが足りないのか?

 と、ふた月くらい、乗るたびに考えていた。

 しかし、つながる方は十分につながっているとしたら、ひょっとして、遊びを少なくしてやればなんとかなる??
     試しに、スレーブ側ピストンとクラッチプッシュロッドの間に詰め物をしてみることにした。
 何ミリくらい?
 わからない。

 小さすぎても効果がないだろうし、大きければクラッチが滑る。
 機械部品だから1mm以上は遊びがあるに違いないと、裏付けのない仮定をして、まず1mm詰めてみることにする。

 しかし、プッシュロッドの頭は丸くなってスレーブと接している。1mmの板をかませたら、何mmずれるかわからない。
 手元にあった0.3mm厚のアルミ板を直径5mmほどにくり抜いて当ててみる。
 しかし、十分に小さいので、これではそのまま0.3mmくらいしかずれないだろう。一度、はずしてみると、薄いアルミ板だから、きれいに丸く馴染んでいる。これじゃ足りないだろう。と、根拠なく思い、もう1枚、ちょっと大きくくり抜いて重ねる。これで、合計0.6mm。丸い空間で歪んで1mm弱の邪魔をしてくれることを期待。

 こんないい加減な調整したら、普通、試してみるよな。

 が、暗くなってきたのでそのまんま。
 テストはいきなりの長距離・・・・

     あまり効果ないので、詰め物の厚さを増やそうかと、走りながら考えていて気づいた。

 効果あるわけないじゃん!・・・・・・・

   タイヤ交換
           
     クラッチをいじった成果は、なんにもない。

 まぁ、もっと厚みがないと変化ないということでしょう。

 それより、フロントを直さないと10日後のツーリングに行けない。

 フロントの振動はタイヤだけのせいだろうか?
 ともかく、フロントタイヤはスリップサインが出て、断面も多角形になっている。ダメなのは確かだ。

     夜中にホイールをはずす。
 恐る恐るベアリングを指で回してみると、期待よりは重いものの、おかしな感触はない。これなら、タイヤを換えれば解決する?

 翌日、通勤のトレーシーに積み込んで、会社帰りに、ショップをはしごしてみる。

 今、入っているのがD020。ショップを数軒はしごして、D020の値段を調べるとTタップが一番安そうだ。

 しかし、できればリアも換えたい。
     リア代を考えると、最初の量販店でMETZELERを前後組で割引していたものが一番安くつきそうだ。と、結論したのは、4件目の閉店時間。

     翌日、同じ装備で昨日の最安店に行く。と、バーゲン品のためか? 昨日と銘柄と値段が変わってPirelliになっている。いまいち、お得感がなくなっていたので、また昨日のルート+αを回ることに・・・・

 結局、希望のサイズで前後が揃うのは家から一番遠い店の、さっきのピレリ。ということで、また翌日・・・・

 もうなんでもいいと決めた結果、DIABRO Strada。120/70、170/60の組み合わせで、工賃込み約35,000円。それでも、緊急出費? そろそろと思っていたとはいえ、急に後がなくなったので痛い。

     とりあえず、フロントを換えてもらって、後ろは土曜に持ってくると伝えると、土曜の作業は予約が混んでいるので待ち時間が分からないと言う。
 それでも、預けるしかないのだが、土曜、日曜と仕事が入っている。

     帰って、フロントを組む。
 キャリパーを組む前にホイールを回してみると、手を放しても一回転くらい惰性で回るのがうれしい。少なくともホイール周りの問題はなさそうだ。
 しかし、ホイールってなんでこんなに重いんだ?
 これでも純正より軽かったはずだが、最新のSSはもっと軽いんだろうか?

 続いて、リアをはずす。太いリアの方が軽い気がするのが本当なら、フロントの重さはディスクのせいか??

 リアをはずして、しげしげ見ると、まだ溝はある。
     フロント2本につきリア1本でいい感じか?
     しかし、もう頼んでしまったし、パンク修理も3ヶ所やってるから、諦めどきだろう。

 前後でメーカーまで違うのは避けよう。くよくよしたくなるところを割り切って換える。

 金曜の朝、またリアを積んで出勤。夜の社外での打ち合わせ前に、早めに会社を出てホイールを預けて帰る。
 土曜日。仕事前にホイールを引き取ってきた。しかし、片道30km強。4往復もしてれば、一本分の交換工賃くらいガソリン代で消えてるだろう・・・・

 帰りは、地下高速?の工事で何年も工事中のまんまの道を通ってしまった。
     路面が荒れて、何度も跳ねるうちに積んだタイヤがずれてくる。
 ちょっと怖い思いをして帰り着いた。

 さて、値段だけで選んでしまったタイヤだが、ピレリを履くのは初めての気がする。ウェブで検索してみても、ストラーダは、ショップの在庫検索以外、あまりヒットしない。
 BT020 とか Pilot Road のジャンルの商品で、ツーリングタイヤ。グリップは期待薄ということらしい。まぁ、今までが 020 だから、選ぶべきものではあったのかもね。

      整備データ
   

Oct.17,09 05,033.6km タイヤ前後交換 DIABRO STRADA
         
     タイヤは揃った。

 が、最近、会うことの多い人が、他の人と話しているときに「バイクが汚いのは許せない」と言ったのを聞いてしまった・・・

 すでに、さんざんあきれられているんだろうが、少しは・・・・・。と、ホイールを着けるのを延期して、翌日、スイングアーム回りを清掃する。

 ここ数年? で堆積したチェーンオイルの層をこそぎ落とす。油と泥の混合層はなかなか落ちないので、パーツクリーナーで落とそうとして、買ってきたばかりの1缶全てを吹いてしまったりなんて、掃除のうちに入らないだろうとは思いながら、何年分かのチェーンオイルの堆積をはがしていく。中性洗剤とワックスを使ってホイールとスイングアーム周りを清掃する。
 いまいちピカピカにはならないのは、清掃技術と、やる気の不足ということだろうか。やったという意欲を評価してもらおう。
 リアホイールを嵌める。チェーンをかけてあるので空回りはしない。が、・・・
 洗剤がかかっているチェーンもから拭き後、オイルを塗る。久々に、スタンドをかけてやっているので、十分に塗ってから、あまりをふき取る。

 と、空回りしなかったホイールが軽くなって、チェーンごとでも惰性で回るようになった。
 やっぱり、うれしい。

 そういえば、フロント右ウィンカのポジションが切れていたことに、ツーリング当日気づいた。
 さらに1週間忘れていたのを思い出して、交換してみる。

 点いた。

 はずした方のフィラメントを眺めても切れているようには見えなかったので。テスターを当ててみたら、やはり切れていたようだ。

 で、いつも通り、いきなりツーリング・・・・

   



     寒くなった.......「51」