FZ1000 Diary Part46 FZ1000 Diary Part47 The Index of FZ 1000 Diary HOME

         
   焼肉パーティー
           
     昔からお誘いはあったのだが、1回も行ったことがない。
 夏に、振田が来て、今度は来いよと言い置いていった。なんとなく、日曜の集まりでも、行くのが当然のような雰囲気になってきた。

 FZもなんとかなったらしいし、行くか。

 ということで・・・・・・・・・


 朝5時集合。

 なんでそんなに早いんだ。
 仕方なく3時半に目覚ましをセット。したのが、1時。
 電装を間に合わせるための連日の夜更かしで、目が覚めない。3時半に目覚ましを止め、失った意識を回復したのがほとんど4時。顔を洗っただけで、飛び出す。
 まぁ、30分で着けたので問題なし。

 20人近く集まっている。遅れている人を待って、5時20分に走り出す。

 飛び出していく人たちを見送り気味に、いつも遊んでもらっている人の後ろに着くと、スローペース。? どうやら、前のハーレーの護衛をしているらしい。

 最高速120km/h。航続距離100km/h。ほとんどのSAに止まる。
     丹沢の山に朝陽があたって大きな虹が目の前に架かる。きれいだなぁ。と、普段は見ない景色を見ながら進む。

 ゆっくり走っているせいで? 妙なことに気づいた。

 前を行く2台。ナンバーが9ではじまり0で終わる。実はうちのもそうだ。なおかつ、中の2桁はどれも重ならないという・・・・

 10,000分の1の確率?
 中の2桁まで条件にいれればもっと珍しいはず。・・・なんて、街乗りは何回も一緒に走っている相手なのに初めて気づいた。

     それにしても、寒い。前日の夜中の気温にあわせて、さらに1枚ちょっと厚着したつもりだったが、気温がもっと低いらしい。小雨も降り始めた。
 SAに着いて、カッパの上着だけを着ると、寒さがしのげた。先に行った組も止まるはずの次のSAに着いたが誰もいない。いまさら、鞍替えしようと思っても、すでに差がつきすぎているようだ。覚悟を決める。

 雨は少し強くなったようなので、下も着る。腿が濡れて、身体が冷えたので、鼻炎が出てきた。しばらくすると雨は上がったが、鼻炎がひどくなると、今後のスケジュールに影響が大きいので、カッパを着たままで体温調節。

 100キロ行っては30分くらい休憩。振動で手首が痛くなったというハーレーにあわせて、最後は50キロ目のSAで休憩。
     結局、14時にICを降りた。高速に9時間も乗っていたのってバイクでは初めてだろう。

 15時。ホテルにチェックイン。体調回復のために、さっさと風呂に入る。身体が暖まるよう、珍しく長めに浸かる。

 ホテルから会場まで、タクシーに相乗り。

 会場は湖畔のキャンプ場で風が強いのもあって寒い。たき火にへばりついて、くしゃみの悪化を防ぐ。

     1週間ぶりから20年ぶりまで、昔から知っている顔、知っていたはずの顔を確認していく。
   
 宴もたけなわ、中締めが入ったところで、ホテル組は相乗りでホテルへ帰る。

 翌朝は5時にチェックアウト?! ハーレーは、前日通りのスケジュールを繰り返して帰るらしい。

 朝4時半。起こされる。予定通り5時にチェックアウト。
 自分は、せっかく、ここまで来たのだからと丁田さんを呼びだしてあるので、1人で残ったが、それにしてはまだ早すぎる。
 別室の人を起こして入れてもらうことも考えたが、部屋に鍵がかかっていたので起こすほどのこともせず、ロビーでうたた寝。
     目覚めると8時前。別室の3人は起きてこないが、1人でキャンプ場に戻る。
     キャンプ場では、ほとんどの人が起きている。
 挨拶して、コーヒーとサンドイッチのお裾分けを受ける。

 丁田さんから、7時に出発したとメールが入った。「ここまで来た」なんて言って、相手が片道5時間かかる場所に呼び出すのも問題だなぁ。土地鑑がないというのは恐ろしい。
 で、まともな地図を持ってきていないので、周りに聞いてみる。待ち合わせ場所は道の駅なのだが、地図では1号沿いか、25号沿いかが、いまいち不分明。ツーリングマップ見開き分の距離だからここから2時間みればいいか?

 9時過ぎ。予定より早いが、出発する人も多いので、混ざって出発。
     国道8号へ出れば早いと聞いていたが、1号の案内がすぐに見つかったので、そちらへ行く。

     500km強の地点で給油。低速の高速の燃費は17くらいいったようだ。

 ひとつ目の道の駅で時間調整。目的の道の駅を確認しようとしたら、隣県のため表示が出ていない。道の駅ってそれでいいのか??
 関の手前の山道はそれなりにおもしろそうだが、今のコンディションではへろへろ。

 到着直前、道の駅の看板を誤解して、ちょっと迷子になる。
 素直に国道に戻ると、すぐに見つかった。と、駅に入ろうとするFZを発見。ほぼ同時到着だった。

     小休憩していると、鈴鹿の関を観光するという案が出たので行ってみる。が、席の跡らしきところには、期待に反して箱根の関のような遺構はなにもない。

 なにも残っていないのかと思うと、駐車場にそこそこ遠くのナンバーが数台止まっている。無駄でも、さして遠回りになるまいと、旧道らしき方向に少し進んでみると、普通の路地の奥に旧市街の町並みがあった。

     古いものばかりではなく、今も生きている町だが、そこそこの観光スポットらしい。
 しばらくうろついて、お昼。

 といっても、あまり店がないところを、食堂風を嫌って、喫茶店風の方にはいるとぜんざいとか焼き餅しかない。自分はそれでいいんだが、普通のお昼を期待した丁田さんには悪かったかな?

 お互いに先が遠いので、明るいうちに解散。特に、FZの話題はなし。それで普通でしょう。

 さて、99800km。ここからだと、ちょっとの調整でヤマハ本社前で00000kmを迎えられるのでは?と言われたが、ヤマハ本社ってどこだっけ? イメージはあるのだが、具体的な町並みは結構わかりにくいところにあった気がする。わかりにくいというより、記憶にない。
     あまり、あてにせずに走り出す。

 どちらにしろ、高速道路の路肩で0kmを迎えてもおもしろくないので、当分、下道を進む。

     え? 右ウィンカが点かない? また?

 気にせず走る。

 いつもの23号に出た。前に迷ったところもなんとかクリアしてバイパスへ。休憩もなく走り続けて浜松。

 ヤマハ本社、とは思うが、変なことをしていると日が暮れる。そのまま行けるところまで行く。

 潮見坂の道の駅で休憩する。ウィンカを見ると、接触不良のようだが、今度はアース側か? もう配線変えるしかないな。

     ウィンカが回復したところで走り出す。

 後ろ髪を引かれながら浜松を通過。袋井を過ぎて、掛川バイパスでメータ一周を迎えた。

 辺りになんにもない。芸がない。

 日が暮れかかって、かろうじて写真が撮れた。

 もう、目的もないので、さっさと高速に乗る。

 ガス給油して。掛川から高速に。


   乾電池バイク
           
    ずいぶん道草したはずだが、向こうが昨日のペースなら、ひょっとして、先に帰った組に追いつくか?

 快調に走っていくと、渋滞が始まった。暗くなった中、ライトを点けて、渋滞をかき分けていくと、もうすぐ海老名というところで、突然、エンジンがぐずついた。

 え?

 なんだ?

 ガス欠? のような。ガスは当然ある。
 エンスト。空走。一瞬、回転が復活して、また止まる。
 不調発生から200mくらいで停止した。

 なに?

 ライトは点いている。ガソリンはある。
 火? イグナイタか? 電気か? どこか線が切れたか?
 オーバーヒートとかではなさそう。

 頭を冷やして、再始動しようとすると、セルが回らない。クシュッとだけいう。

 え? バッテリー上がり? 走ってたのに?

   バッテリー上がり=>燃料ポンプ停止=>ガス欠状態

という筋書きか? ライトは点いているんだが、ライトより先にモーターが沈黙したという可能性は十分にある。HIDは電気喰わないという証明か?

 どうしよ?

 とりあえず、先行しているはずの一団にメールしてみる。
 相手は出発(というかすでに地元で解散休憩)してしまっていたが、まだ誰かいるかもしれないという。
 SAに誰かいてもしょうがない。

 バッテリーを持っている相手を探す。

 出田は遊び歩いていたが、与田が一家団欒の最中だった。状況を説明して、バッテリーの形式を言うと同じものがあるという話だった。奥様の顰蹙を買いながら、助けに来てくれると言う。
 停止した地点は東名のキロポスト43km地点。それを頼りに来てもらうことにした。

 待っていると、事故処理?に向かう覆面が、どうしたのか聞きに来る。たぶん、バッテリーだから、救援が来るというと、折り畳みの停止表示板持ってるよね? 出しといて。決して、押して歩かないように。と言い残して去っていった。そっか、非常表示板かぁ。

 それにしても、いつから充電してなかったんだろう? ひょっとして出発前から?

 電装の見直し中に充電しているから、出発時はフル充電に近かったはず。それで2日間、900km走ったところで力つきた?

 後少しで帰り着けるところだったのに。ライトを点けて走る時間になったせいか?全線高速だったら負荷が少なくて帰り着いたのかも。

 まぁ、しょうがない。

 待つこと1時間。押していこうかとも考えたが、ダメと言われてるし、目安の場所から動くわけにもいかず・・・  そのうち、今度は事故処理のイエローパトが、どうしたのか聞きに来る。また、押して歩くなと念を押して去った。

 さらに1時間。22時近く、与田到着。

 時間があったので、バッテリーははずしてある。すぐに交換。エンジン始動・・・
 かかった。

 やっぱり、仮説は正しかった・・・・   でも偉くない・・・・

 ところで、相談。

 トラブルで、さっさと高速を降りるのが常道だが、今回のトラブル、仮説通りだとすると、バッテリー負荷の少ない高速を一気に帰って、短時間で帰宅するのが吉。ただし、バッテリーがもたず、高速上で止まった場合は振り出しに戻ってしまう。与田に相談すると、エスコートしてくれるという。ただし、ライトを使うなと。止まっても点いていたHIDだから、なんとかなる気はするが、ここは従っておこう−従っていいのか??−。
 申し訳ないが、つきあってもらう。

 渋滞も和らいだ中、さっさと帰る。ポジションのみの無灯火でリスキーだがさっさと帰る。

 すぐに環八に入り、ここからなら、押すなり、バイク屋呼ぶなり、なんとでもなる。ひとまず、山場を乗り切って、お腹が空いたので休憩。

 食事後に、家の前でバッテリーを返して、お見送り。ご迷惑をおかけました。

   



     また修理.......「47」