FZ1000 Diary Part45 FZ1000 Diary Part47 The Index of FZ 1000 Diary HOME

         
   翌々週の平日夜
           
     お出かけしたいなら時間がない。

 平日夜に作業を続ける。

 しかし、おつきあいで飲んで帰る。
 さっさと寝たいが、お出かけの予定に間に合わない。
 改めて錆を磨いてから組み立て。ライトの線を太くしていたためにケース内がなおさら狭い。

 ライトにはリレーが入っているから、信号線より太い必要もない。コネクタのつなぎ直しにあわせて、線を通常の太さに戻す。

 で・・・・、なにかが違う、と確認すると、クラッチのスイッチがアースに落ちている。なぜ? FZ750 2MG の配線図では落ちていない。落ちていると、サイドスタンドスイッチの常時接続と同じ効果があるはず。で、なぜ? 落としてもいいわけだが、配線図通りに戻す。

 さて、組み立てるが、入らない。線が細い分だけ、前より楽なはずなのに、入らない。

 配線をどこかで噛んで、ちゃんとはまらなかったり、組み立て方がちょっと間違っていたり、この順で組まないと手が届かないのに、それだと部品がはずれたり、部品を入れ忘れてやり直したり、途中で導通チェックをすると、特設接点がショートしていたり、ホーンスイッチがずれていたり・・・・。しかし、これって、「決められた大きさに、要求された機能を全部詰め込みました。組み立て工場のことなんて知りません。」ってしろものだな。絶対、機械で組み立てられるとは思えない。

 やっては戻すの繰り返しを、なんとか組み終わる。

 え? 5時だぁ。寝る。翌日の仕事はボロボロ・・・・

 また、その日の夜。配線をライト系+ホーン+アースの6極とウィンカ系4極とクラッチ系2極に分けてコネクタに組む。スイッチ類の最終点検。導通を確認する。基本的にはOKだが、特設接点が安定しているかどうかの確認に時間がかかる。

 錆止めの期待とともにCRCを大量散布。動きが渋いところにグリスを塗る。ボックスがオイルだらけになる。さて、後は車体に戻っての作業。

 スイッチボックスを仮組みし・・・・

 あ、ネジがない・・・・ どこだぁ、延々と探し続けて・・・・ 3時にダウンした。コネクタの配線は翌日(今晩か・・・・)

 なかったら、1日ダメになるので、見つからないネジをあきらめて、キャップボルトを買って帰ったら、ネジは見つかった。

 スイッチボックスをハンドルに組んで、クラッチマスターを取り付ける。配線を取り回し、定位置に来たところで、車体側のコネクタを整理。新しいアースをとって、コネクタをつなぎ始める。

 1本、1本で導通テストをしたいところだが、全部つながないと動かないらしい。

 不安だが、黙々と組み込む。

 できた。
 スイッチオン。

 ウィンカは? 点いた!
 左も右もハザードも点いた!

 ホーンは?・・・・  深夜の住宅街で顰蹙だが、一瞬だけ・・・  鳴った!

 ハイビーム、パッシングとスイッチボックスのスイッチが全部作動することを確認して、完了。

 外装を元に戻し始める。
 フロント周りの配線はほとんどメインハーネスを通っていない。いずれ配線を整理するために、それぞれの配線は長めに残してある。あふれそうになる配線をカウルに押し込む。
 残った配線をさっさと整理して、メインハーネスを取り除きたい。

 途中、居眠りしたりしながら、気がつくと3時半・・・・・・・・ ともかく完成。

 結局、

  ・ しばらく前から左ウィンカが点きにくかったのは
     特設接点が錆びていた
  ・ 左ウィンカがクラッチを握ると点いたのは
     アースラインが接触不良だった
  ・ リアブレーキをかけないとエンジンがかからなかったのは
     気のせい? or ブレーキ周りになにか引っかかって配線を圧迫していた?
  ・ 右ウィンカが点かなくなったのは
     特設接点が錆びていた
  ・ ホーンが鳴らなかったのは
     スイッチが錆びていた
  ・ エンジンがかからなかったのは
     イグナイタのコネクタが錆びていた & どこかのアースが切れかかっていた
 つまり、やらなくてもいいことをいぃ〜っぱぃやって、なんとかなったわけだな。

   乾電池バイク
           
    さて、電装を急いで直す目的だった行事が終わり、 ・・・・ また壊れた訳ね。


 充電されてない。という仮説に基づきチェックを始める。

 まず、バッテリー。

 電圧チェックは忘れたが、充電器につなぐと、メーターは、だいじょうぶか? というほどに振れた。

 一晩、充電してみたが、いまいち、フルにならない。翌晩、もう一度トライすると、なんとかフル状態に復帰した。このときのバッテリー電圧は12.7V。
     バッテリーはダイジョブだろう。少なくとも、これが原因ではなさそう。

 バッテリーを積んで、エンジンをかける。素直にかかった。で、バッテリー電圧を測ると12.37V。回転を上げてもコンマ何V下がるだけだ。
 やはり、充電していない・・・・・ と

 次に、配線のチェック。
 ジェネレータからのメインの線2本は導通がある? で、ジェネレータは・・・・
 導通がない・・・・・
     おぉ、あっさり結論が出たねぇ・・・・・

 ジェネレータのカバーを開け、直接確認する。やはり、導通がない。
 予備パーツを探しに行く・・・・・・・・  と、

 ガシャン!

 背中でいやな音が・・・・

 振り向くと、FZが隣のブロック塀に頭をこすりつけて寝ている・・・・
    ぐぁ・・・・  また余計なもの壊した・・・・

 めげていてもしょうがない。

 泣きながら、バイクを起こして、被害を見る。

 う。 クラッチマスターのリザーバがもげている。回転したミラーになぎ払われたらしい。
 ミラーステー折れた。スクリーンに磨きが入った。シフトペダル曲がった。
 いつもの・・・・ リアフェンダー歪んだ・・・・・。

   なんとかしないといけないが、スペアパーツがいるものばっかし・・・・

 先に、やりかけたジェネレータを点検。

 予備に替えようかと、配線をはずしにかかると、ぶらぶらしている金具を発見。
 これだ・・・・
  
 原因がわかったので、ハンダで補修しようと思ったが、ハンダが乗らない。錆びているのだが、そもそもよれよれ。

 使えそうな端子を買いに行って、取り替えた。

 エンジンをかけ、2,500回転以上で、バッテリー端子に14V以上かかることを確認して終了。

 あっさり直ったが・・・・  別のやらなくていい無駄な出費が・・・・・

   



     無駄な修理.......「47」