FZ1000 Diary Part39 FZ1000 Diary Part41 The Index of FZ 1000 Diary HOME

         
   海?
           
    まぁ、あてもなかったんだが、連休をオーバーホールでつぶして、まったく走ってない。

     GW最後の今日、完成した車体の感触を確かめに出た。

 ガソリンをちょっとだけ入れて、走り出す。

 どこへ行く? いろいろ考えたが、南へ。 久々に東京湾へ。

 海まで行くと、あまり土地鑑がない。
 昔、2台で走ったところはどこなんだろう? 見つかりそうで見つからない。

 標識の流れるまま、あてもなく走る。

 風が強い?
 空港を見ながらふらふら走っていると、横風にあおられる。

 刹那に馳せる想いは刻々と変わる。

 エンジンは、なんとなくゴリゴリする。
 煮え切らない人車の逃避にアクセルを開ける。

    あっという間に近づく先行車に追いつく直前に1Sを超えたことを確認して矛を収める。


 最近、ニュートラルが出にくいと思っていたのはmクラッチのせいだったらしい。クラッチは重いが、しっかり切れるようになって、ニュートラルもさほど苦労せずに出る。
 クラッチをいつも通りに操作しているつもりが、つながりが悪い。クラッチのミートポイントが変わったのだろう、少しずつ身体が補正していく。

 走り始めにスポンジーかと思っていたブレーキも、走行の振動で泡が抜けたのかタッチが出てきた。

 シフト? ギャップ? なにかのタイミングで出る異音はなんなんだろう?
 なんとなく、音源が想像できてきた。

 1時間ほどで50kmも走ってしまった。
 一服して帰る。

 もう一度、ブレーキのエア抜きをしてみたが、泡は出てこない。
 音源らしきところを応急処置。
 クラッチレバーを少し下げて、連休は終わった。

   ウォータライン交換
           
     この日記で、ときどき出てきながら利用していないパーツがある。
 ウォータラインのパーツである。
   
 エンジン載せ替えの前から計画してるんだが、作業も、失敗した時の影響もヘビーだったからなかなか手を着けずにいた。
 しかし、そろそろやらないと・・・・。 ロングツーリングに向けて、リッター12という数値はあまりに不利だ。敵は20近い。
 その対策として、何度かキャブの調整にチャレンジしているわけだが、キャブとウォータラインの関係は?

 今のキャブはいろいろな問題で交換したい。
 新しいキャブも用意してあるんだが、今のウォータラインでキャブを着けるためには、キャブ側のチョークレバーを外さなければならない。
     レバー分のかすかな厚みが、FZの上回りのウォータラインに干渉して着かないからだ。
 キャブからチョークレバーを外すなら、4連キャブの連結を外さないといけないが、それって、キャブの平面製が狂うから、普通はやっちゃいけないことだと教わった。なおかつ、チョークは使えるに越したことはない。
 ということは、上回りのウォータラインを3GM系の下回りラインに変えなきゃいけないということなのだ。

 しかし、そのまま3GMのラインを使うとサーモスタット回りがFZのタンクに干渉する。これは3GM移植で誰もが経験する問題。
 それを回避するための小細工を延々と準備していたわけだ。

 で、フロント回りが一段落して走りに行こうかと思いながら、早めにやらないとやる時間がなくなるからと、ようやく作業を開始した。
 タンクを外し、キャブを外し、アクセルワイヤの押さえナットが緩んでいることを発見して、修正&給油。
 横着にも、ワイヤを着けたまま、キャブの下を這っていたウォータラインを外す。

     さっさと新しいラインに換えて、サーモスタットからエンジンまでのホースを調整する。

 3GM用の新品を半年も前に買ってあったのを当ててみると長い。
 長ければ切ればいいと思っていたんだが、しげしげ見ると、やはり、サーモスタット直後の曲がりがきつい。
 ゴムホースを無理に曲げると内径がつぶれるから、手持ちのホースの中で、初めからアールがついているものをあれこれ角度を変えて当ててみる。
 こんな事態を想定して、中古のホースを何本か用意してあったのだ。その中で曲がりがきつめにS字になっている1本が使えそうだ。
 適当に切ってつなぐとなんとかつぶさずにラインを外に振ることができた。
     下からの直角も、用意した新品を切るより、手持ちの中古を切った方が長さが取りやすい。結局、新品を使わないで、ラインが完成した。
   
 ホース同士が多少重なって向き合う形にセットを終わり、後はつなぐだけ。
 けど、つなぐのにはジョイントになるパイプを用意しないと。
 現物を目の前にして、いろいろ対策を考えたが、結局、これも新品ホースと同時期に用意したステンパイプを切って使うことにする。

 で、日も暮れたので、キャブを元に戻しタンクを着けて、ジョイントができれば完了の体制にして終了。夜は、室内でパイプを切ることにする。

 さて、切り出すパイプは、ホース同士をつなぐジョイントだから、長さは厳密でなくていいし、ほんの5センチもあれば足りる。
     ステンだからかなりてこずるかと思っていたが、肉が厚くないので30分少々で切れた。切り口をヤスリで仕上げて本日の作業終了。

 さて、翌日。寝坊して昼過ぎから作業。
 用意したジョイントでパイプをつないで30分もかからずに終了。のはずだったが、昨日選んだ直角パイプが思ったより膨らんでいて気に入らない。パイプを差すとゆるゆるなのだ。
 大した場所じゃないんだが、どこか1ヵ所でも漏れればだいなしだから、と、面倒だが、もう1本と取り替える。

     と、例のパイプがキャブ同調用のボルトに近付き過ぎていて、1度抜いたパイプが入らない。

 悪戦苦闘して、ボルトを抜いてホースを差して、これも苦労して、後からボルトをねじ込むという方法でやっと着いた。

 さて、水を入れて終了。

 ?! 水が漏れてる・・・・
 ハンダ付けで細工したパイプに漏れがあるらしい。悪戦苦闘の最中に力を加え過ぎたか??
 やり直し・・・・

 かなりはっきり漏れている。
 漏れの位置を確定して、仕方なく分解。
 で、どうしよう?
     ハンダ付けをやり直すにも、元々、コテ先が届きにくかった場所のようだ。

 日曜大工ショップへ出かけて、なにか対策に使えるものがないかと探す。
 結局、耐水性の軟性接着剤を選んだ。

 加工して、接着剤が乾いた頃に再挑戦。
 なんとかなった?

 ダメだ。
 まだ漏れてる。
 どこがと調べてみると直したところではなさそうだ。
 ? パイプがエンジンにささるところから漏れてる?
 昨日もここにも漏れがあったのか? やり直したときにOリングを痛めたのか?
 とにかく、この症状ではOリングがダメなことは確かだ。
 寝る。
   



     寝ててもしょうがない.......「41」