FZ1000 Diary Part29 FZ1000 Diary Part31 The Index of FZ 1000 Diary HOME

         
   勘違い??
           
    さて、電装がらみでタンクをはずしたついでに、キャブの底だけ開けてみる。

     遠出の前に、「ん?」と言って、換えたものが、なぜそこにあったのか考える。

 ....... ひょっとしてメインとパイロット間違えてない?

 不安になったので、崎田さんにメールを出す。返事が来ないので、世田さんに聞いてみる。六谷さんにも聞いてみる。

 世田さんからの返事では、別に間違ってないらしい。よくあることだが、間違ってるならそれで問題解決するのに、間違ってないと言われて、がっかりしながらキャブとタンクを元に戻した。
    夜、崎田さんからもらったメールでも問題ないようだ。

 翌日、六谷さんからも返事が来た。
 え? なんか、逆のこと言ってる?

 改めて、3人の意見を並べてみる。

 ..... あれ? 同じと思っていた崎田さんの指摘は実は上下逆に説明してる? 実は六谷さんと同じこと書いてる?
 とすると、2対1で今のポジションは間違いということになる........

 

   修正
           
    ということで、ジェットの位置を入れ替えた。

 試走すると、「250か?」と言った発進の力なさは消えた。やっぱりこれが正解か?
 しかし、発進後、シフトアップして4,000回転を超えるところで、伸びがもたつく。

 かぶっているのだろう。

 今は、
   ダイノジェットを入れたキャブがベース。
   ダイノジェットは、
     専用のメインジェット、ニードル、エア通路をふさぐフタ、スロットルバルブの負圧穴の拡大
   からなる。
   そして、ジェットとニードル、スロットルバルブはノーマルが入っている。
   つまり、ダイノののパーツで残っているのはフタだけ。  エア通路は、真鍮のフタを差し込んで埋めてあるので、ドリルで揉むとかしないとはずれないのでそのまま。つまろ、ノーマルキャブのパイロットエア通路をふさいだ状態と言える。

 とすると、基本的に濃いのか?

 4,000回転に谷ができるというのは、ほぼメインジェットの影響が出るあたりだろう。
 ニードルの形状が違いすぎるので濃いのではないか........

 ダイノでは#135相当という大口径のメインジェットを使っていたが、その秘密は、どこまでも細くならないニードルとのバランスで設定されているに違いない。
 今は、少し小さくして#132.5&#130。


 と、ここで待ったがかかった。

 崎田さんが、自分のキャブと違うので調べ直してくれたところ、逆らしいと言う。指示に従って、ウェブのパーツリストを見ると、やはり最初の状態は正解だったらしい。

 とすると、4,000でカブッていると思ったのは、逆に#65というメインジェットの供給限界が4,000で、それ以上はガス欠していたと言うことか。

 またまた、夜中の蒸し暑い中でジェットを交換。

 整理すると
  ・ロングツーリングで異常だったのは、濃かったから。
  ・濃い理由は。通路がふさがれたキャブで純正ニードルを使ったから。
 やるべきこととはニードル交換のようだが、ダイノでは取り寄せになるので、メインをもう1段下げてみることにした。

 本来、純正より薄くするべきかもしれないが、予算の関係で#125を買ってきた。手持ちのジェットと組み合わせて、#127.5&#125になる。
 一度、これでまた走ってみる。

 結果は、まだ発進のもたつきがとれていなかった。峠なんか論外。
 2,000台でミートすると、かぶってアクセルコントロールでのリカバリーが必要−長い半クラ&回転が上昇するまでアクセル戻し気味でキープ−になる。

     不具合は低回転だけ?

 やはり、ニードルかぁ。

 摩耗したダイノニードルに戻そうと思っていると、ゴミ箱から妙なキャブが出てきた。

 いつどこから来たキャブだっけ? しかも、3GMらしくない。2GHかと思ったが、それも違うかも??

 それでも、ジェットは使えないか(ダメ)、ダイアフラムは(ダメ)、アイドルアジャスタは(ダメ)と見ていくと、みょ〜なニードルが出てきた。

    3GMと比べて先までズンドウ。テーパーの始まりがかなり下の方にある。
 これって、ダイノニードルに近い??

 素直にダイノを使えばとは言うが。ダイノはどのくらい摩耗したものか見当がつかない。メインを指定より絞っているから、エンドにテーパーがあった方がよかったりしたりしない? もしかして。

 という、期待から、試してみることにした。

 まだ暑い日中、ニードルの入れ換えをして、走れるようにするまで、約1時間。汗だくになったので、身体を冷やしてから試走。

 信号にわざわざ引っかかるように走って、停止状態からのフル加速を何度も試す。

 アクセルを開け始めてすぐ、1速でクラッチをパッと離す。
 さっきまでなら、3,000を割ったところにトルクがなく、クラッチとアクセルでストールを防ぎながら4,000以上までもっていくという感じだったのが、さすがに、半クラを使わないとグズるが、それでもアクセルだけで、回転を上げていける。半クラを一瞬当てれば、後は、アクセルオンリーという感じになった。
 成功じゃん!

 一瞬の半クラというのが残るが、それって普通かも。約2ヶ月。発進異常のバイクに乗ってきたから、どうあるべきか忘れちゃった。
 今は、握って、発進時だけジワッ離して、シフトするときはパッと離して、つなぎっぱなし。
 クルマの流れについていくだけなら、2,000割るくらいから、アクセルだけで加速できる。

 それができれば十分か?

 後ちょっとというところなら、パイロットエアの調整で効果が期待できるかも。

 ともかくも、かなりの改善を見た。

   
     




     あらら??.......「31」