FZ1000 Diary Part19 FZ1000 Diary Part21 The Index of FZ 1000 Diary HOME

   スプロケット
         
     さて、リア周りオーバーホールの続きはスプロケット。
 ドリブンはかなり減っていて、山がとがっている。

 そして、しばらく、だいぶ?、前から、シフトダウンのときとかショック感があって、中古ホイールに着いてきたハブダンパーが原因だろうと思っていた。交換しようとダンパーは買ってあったんだが、なかなか交換せずにいた。
 ということで、スプロケ前後、チェーン、ハブダンパ、タイヤの5店セットで交換する。
 本当は、パッドもなんだけど....... ほとんどの部品は、とっくに、なにか違和感を感じていて、長い年月をかけてちまちま集めてあったので、大物はタイヤだけ。
     ということで、ショック交換時にジャッキアップしたまま、2週間経ってチェーンを切る。
     っと、その前に、まず、ドライブスプロケカバーをはずす。
 カバー内は汚いが、思っていたよりはオイルの付着も少ない。
 リアブレーキをかけてナットをはずす。そのためには、チェーンは切っちゃダメ。と、思い出したから、無事にドライブスプロケットははずれた。

 スプロケをはずすと、なんと、裏が削れて、周辺部が光ってる!!

 結局、チェーンラインがずれていたのか?
 チェーンが当たって削れたために光っている部分を計測すると、0.3mmほど減っている。
 ということは、0.5〜1mmくらいは、ずれているのかな?

     チェーンラインは、ひとまず置いておいて、チェーンを切る。
 久々に、チェーンカッターの登場だが、前回、刃がダメにしていたので、これもしばらく前に用意してあったものを使う。と、思ったら、2本セットなのに1本しかない。そういえば、1本しか在庫がなかったような記憶がよみがえる。まぁ、1本でも切れるから切る。
 苦労して切った。切ったが、刃はまたダメになった。使い捨てか??

 で、チェーンは、今さら未練を感じてもしょうがない。捨てる。

     さて、偏摩耗したスプロケットだが........ 

 あれ? そういえば、TRXホイールを選んだとき、細かいずれを放置してなかったっけ?? と、調べたら、案の定、計算で合わなかった0.65mmを無視したまま着けたんだっけ。これが、エグレの原因だな?

 ならば、2GHホイールのとき、1.9mmのズレを修正しないで放置していたら、もっとひどいことになったんだな........ やっぱり、「2mmの差」は意味あったじゃん。


   オフセット
         
     エンジン換装から6年も経つんだなぁ........ それで、3万キロちょっとかぁ。少ないなぁ.....

 ともかく、チェーンラインに0.65mm程度のずれがあるだろう、と予想はついた。

 で、どうするか?
 ドライブが内側に引っ込みすぎているのだから、0.6mmほどの厚さのカラー(ワッシャというべきか?)をはめればいい。

 ふと、手元を見るとドライブシャフトのナットの周り止めワッシャがある。シャフト専用のワッシャだし、厚みを測ると0.8mm。これだ。

 元々使い捨てだからロックワッシャは注文しなきゃいけないところ、2枚頼んで、スプロケットの両側に入れることにした。
 0.65mm? 0.8mm? キモ〜チ 削るか?

 紙ヤスリで削りながら考えた。0.3mm削れたんだから、ズレは0.3mm以上。予想値は0.65mm。そこで、0.8mmのまま着けたら、反対側に0.15mmズレる。

 って、0.15mmくらいのズレは許容範囲でしょう?? 現在、0.3mm削れていて、これ以上は削れないとすれば、0.65mmに対して0.35mmの許容範囲があることになる。しかし、0.5mmくらいのズレって許容範囲じゃないの??

 だとしたら、0.3+0.5=0.8mm以上ズレていることになる。
 削れが、まだ進行中だとしたら?

 0.65mmだって、どの程度の精度があるのか分らないし、0.8mmのまま入れたら、どちら側が削れてくるのか見ることにしても良さそうだ。
 なんて、考えながら0.05mmくらい薄くしちゃったワッシャは普通の外側に使おう。

 さて、結果は何年後に分るんだろう??

     ちなみに、注文して削ったワッシャは1FM用。3GM用は型番が違うのだが、サイズは使える。比べていないが、厚さと構造が若干違うらしい。
 チェーンは530なので、3GMの530コンバートスプロケを探すと、実は1FMと一緒。だから、どちらのワッシャを使っても問題はなさそう。

       いつもいつも、人に聞きまくっているわけだが、スプロケの裏にワッシャをかませると応力がかかってワッシャが減り、結果的に締め付けが甘くなるから、ワッシャを入れない方がいいというアドバイスをいただいた。
 が、シャフトにスプラインがあり、ワッシャにもスプロケにもリブがあって空転しないはず。どこから応力がかかって、どう擦れて減るのか理解しがたい。
 減っても、表のロックワッシャでナットは回らないはず。
 とりあえず、0.8mmのオフセットを優先するため、ワッシャを入れ、定期的に減るかどうか点検することにする。
  − 横着者のくせにホントウに点検するのか?? −


   リアフェンダ
         
     リア周りを分解していて、ずっと曲がったままのリアフェンダもなんとかならないかと思った。
 このフェンダ、エンジン換装の時にフレームを曲げてしまったのかと思っていたが、そうでもないらしい。曲がっている方向を確認すると、斜め上から力がかかったように見える。

 そういえば、エンジン換装後、すぐに、ブロック塀の横に置いておいたらスタンドがはずれて、リアのタンデムグリップの上側を壁に叩きつける形で倒れたことがあった。このとき、フロントはシールドに、リアはタンデムグリップ(写真の矢印のところに傷が残っている)に傷が付いた。つまり、逆立ちして、上から叩かれるような形で力を受けたらしい。
   
 試しに、そのときの逆方向に力を加えてみると、フェンダの位置は正しい方向に動いていく。

 ひょっとして、GMDで計測したときも、すでにこの転倒の後だったかもしれない。この、FZ、倒した記憶は、買ってすぐの頃の整備中の立ちゴケ、永源寺での立ちゴケ、矢櫃峠での転倒と、この立ちゴケしか記憶にない。−なんとオトナシイ運転なんだろう−
     フレームの歪みが転倒の影響だとすれば、氷結の矢櫃のスリップダウンとこの立ちゴケが一番力が加わっているはず。で、リアフェンダ直撃と言えばこの立ち(駐車?)ゴケしかない。
     試しに、フレームに添え木をして、加わったであろう力と逆の向きに車重がかかるようにして放置してみる。
 転倒時は、衝撃が加わっているから、こういう静的な力の加え方で元に戻る保証はないんだが、なにもしないよりはいいのではないか?と。
   
 と、............。 数日放置してみたが、効果はないのか?

 スプロケ交換でリアホイールをはずすついでに、フェンダーまではずして、力点を効果のありそうな場所に変えてみた。
 が、まだダメだろうなぁ。やはり、加重以上に、倒した衝撃が問題なのだな。

 試しに、板をあててハンマーで叩いてみたが、結構、本気で叩いたつもりでも、まだ甘いようだ。スイングアームピボットなど、一部のボルトをゆるめて、もう2〜3日放置することにした。

 鉄フレームって固いのか弱いのか?

 ところで、はずしたテールカバーというか、タンデムグリップの台というかを見ると、やはり、こっちも曲がっていた。
     紙の上で採寸して、あるべき形を探る。
 全体に上側を左、やはり、ぶつけた方向の逆に戻す感じで曲げる。左右のバランスを見て曲げるが、立体なので最終的には装着状態で修正が必要だろう。

 この台を留める先、シートレール上に溶接された台状の部分も同じように歪んでた。
     





     やっと組める?.......「21」