FZ1000 Diary Part18 FZ1000 Diary Part20 The Index of FZ 1000 Diary HOME

   オーリンズ
         
     リアサスをオーリンズに換えたのはいつだろう???
     たぶん、純正がヘタったころに前後同時に換えたはずだから、買ってから5年くらい?
 だとすれば、96〜7年?  すでに10年前か。

 観念して、リアサスをはずす。

 いつもやらなかった理由は、面倒だから。
 ジャッキ2本をサブフレームの下にかけて、リアを浮かせて、やっと作業開始。
 リザーバをはずすと、ラインがタンデムステップの下をくぐっている。
 タンデムステップをはずすと、ラインが意外なところでタイラップ止めされている。
     本体の上部は17ミリ頭で留まっている。バッテリーケースははずさずにすみそうだが、ほとんど見えないところのボルトナットをはずす。しかも、セルフロックナット。
     上をほぼはずして、下をはずす。14ミリナットに17ミリボルト?
 狭いところ−まぁ、作業場所が狭いせいだが−で、力を込めると、ジャッキアップした車体が動き出しそうになる。下敷きになるのを寸前でこらえて、ジャッキアップをしなおす。
 車体を揺らさないように、セルフロックをゆるめる。
 サスは下から抜くとSMにあるのだが、下から抜くには、どう考えてもリンクアームが邪魔だ。サスの下側と一緒に、リンクアームも分解する。

 で、なんとか抜けた。

 きたない。

 感心?していてもしょうがない。車体をいつまでもジャッキで立てているのも心配だ。早く修理に出してしまおう。YSPに出そうかと思ったら、近くにオーリンズのサービスがあると教えてもらった。
     行ってみると、予約さえ入れておけば、その日の内にオーバーホールも可能だとか....... ジャッキアップの状態で数日ヒヤヒヤしなくてすむわけだ。

 が、すでにはずして、予約無しで持ち込んでしまったからしょうがない。
 見てもらうと、この品番のサービスデータがないという.......
 そりゃぁ、ただでさえ古いFZ用。しかも、3KS(2KK〜?)用なんてマイナーだから、そうかもしれない。
 休み明けに本社に問い合わせて見積もりだと......
 古いから、ロッド交換になるとロッドだけではなく、形式変更されたバルブごとで2万以上?と......
 ともかく、今日のところは預けて帰る......

   2LM vs 3KS
         
     データは本社にあったそうで、修理が上がった。電話で確認したら、見積もり1.95万円のところ、2.15万円だと言う。オイルシールを余計に交換したらしい。「はずしましょうか?」と言うから「組んじゃったんならしょうがないですね」と言って取りに行くと、はずしておきましたと言われた。2千円ケチってどれほどの影響があるのか不安なものもあるがしょうがない。
   
 さっさと取り付ける。
 その前に、2LMの純正ショックと並べてみた。
 同んなじじゃん。
 上下の取り付けサイズは同じ。全長もほぼ同じ。違っても調整範囲でしょう。
 全く同じかと思って、念のためにボルト穴を見たら、なんとなく違う。3KS用が12mm径で、2LM用が10mmだった。

 スプリングは3KS用の1092-54/140 407から1092-59/15.0に変わった。
 ショップの人が「150ニュートン」と読んでいた。15.0と書いてあったのは気のせいか? 140には小数点はない。
     ちなみに写真で、ショックの間にある丸いものが交換したダストシール。すなわち2,500円相当の品。交換工賃込みと思えば当たり前の値段だが......
      整備データ
   


Jan.10,07 89,416.5km リアショックオーバーホール   前回 なし
     さっさと取り付けて、寸法を測るのを忘れてしまった。そもそも、肝心のオーバーホール前のデータをとっていない。
 ショップと詳しい話をして来なかったのも失敗。オーバーホール時は、通常、持ち込んだときの設定に戻して返してくれると聞いたことがある。写真で見る限り、新旧でスプリングを換えているが、プリロード長は同じにして組み込んであるようだ。

 スプリングの自由長は170mm。現在のセット長は156mm。ということは、プリロードが14mm?
 140Nのスプリングで14mmだったのなら、150Nでは・・・・・ 13.1mmでイニシャルが同じになる? 0.9mmの差..... 気にする?????
     以前に聞いたところでは、プリロードは2mm単位で調整するのが基本だとか......
 すくなくとも、走る前からいじるほどのことじゃないだろう。

       ちなみに、教えてもらった話では、
 おおざっぱに、後輪加重を約100kg、リンク比が3とするなら、
 非乗車直立状態で、100kg×3÷15kgf/mm=20mm
 となり、プリロードが20mmのとき加重とバネの強さが釣り合って、初期沈み込みは0になる。
 計測値と仮定が正しいなら、今はプリロードが14mmで20に6mm足りないから、6mm×リンク比3で約20mmが初期沈み込みになると計算できるのだとか。


       なんだかつじつまが合わなくなってきた、
 現在、150Nバネのセット長が156mm。150Nは140Nより長いという噂。
 長いとすると、すでにプリロードは20mm以上。過去の計測では後輪荷重が108kgだったから、150Nのバネは108×3÷15=21.6mmで釣り合う。
 もう、測り直すしかない!!

 ということで、測り直した。っていうか、車体に組み付けた状態でプリロードナットをはずす。
 しかし、リアフェンダーが邪魔になってやりずらいこと!
 ナットをゆるめればゆるめるほどリアフェンダーとレンチが干渉していく。1回に1/16も回せなくなってくる。力かかってるし、どうにもならない。
 しょうがないから、リアフェンダーはずしてしまおうとしたら、留めてるナットが供回りしてはずれない。ナットを押さえようとすると、クーラントリザーバはずさないといけない。
 あきらめて、触りたくないステップをはずした。

 んな苦労をしてナットをゆるめていくと、調整範囲を使い切ってもプリロードが0にならないことがわかった。

 このときの、バネの長さ173mm。
 つまり、140Nのバネより長いことは確認できた。

 どこまで長いかわからない。これ以上ゆるめるには、スプリングをショック本体からはずさないといけない。車体からはずそうがなにしようが分解しないとわからない。

 ということがわかったということで、締める。

 結局、173mmを20mm締めれば、153mm。しかし、実際の自由長がわからないから、153mm以上でいいはず、ということは、最初の156mmを信用しておくのが無難でしょう。
 ということで、悪戦苦闘して、また元と変わらない状態に収まった。
     

 

 

     まだ リア周り.......「20」