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CZ 7th Diary 10c![]() |
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たなぼたさらさら −おでかけ 2010夏− | ||||||||||||
さて、夏だ。出動だ。 ぴんくの公認は、この前、陳情してある。しかし、期待が外れて、今年も肝心の同行者はいないかもしれない? それでも、今年もトレーシーで行きたいのだが、クラッチはなんとかなったのか? 他はだいじょうぶなのか? このまま、1500km走って、無事帰れるのか? 無謀はもちろんだが、対策すべきところといっても他に思いつかない。 ともかく、行かねば。 前日、仕事を終えて、軽く荷造り。特に持って行くものはない。下着とタオルとガソリンとオイル。 |
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工具はヘックス1本を突っ込んで、他はやめた。これ以上の工具が要るようなら、「応急」ではすまない。 しまった。地図がない。 この辺を走ればいいか? と、ルート沿いに目印を書き込んだ地図を会社に置いてきた。で、ふつ〜の地図もない。まぁいいか? 曲がり角はそんなにないし。 なんとか、片付けて1時近く。 |
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2時間でも眠れればと布団に入ったが寝付けない。そもそも、いつもならまだ起きている時間だ。 眠るのは諦めたが、そのまま身体を休める。 2時半を過ぎて、そろそろ行動開始。 身支度をして待ち合わせ場所に行く。 シートに積んだ5リットルのガソリンの重さで、少々、安定性を欠いているかな? 2人乗りより影響は少ないはずなんだが、生き物と動かないものでは違うのか? 昔の、150での転倒は、荷台に積んだガソリンが重量バランスを崩したせいだと思われる。 いまさら、あのときのことは確かめようもないが、リアタイヤもかなりくたびれていた可能性はある。そんな反省を込めて、今回はリアだけは交換したのだが。反面、タイヤ交換で一緒に入れ替えたホイールにブレがあるようでよろしくない。 待ち合わせ場所近くで、開いているスタンドに心当たりがないので、少し距離があるが、途中で給油。 待ち合わせ場所に着くと、期待した125クラスは、やっぱり誰もいない。今年も不成立かぁ?・・・・ 同じ方向に向かうリッタークラスが2台いるので、できるだけそれについていこう。 って、ついて行けると思ってるのって不遜? 最後にもう1人、Bandit1200が来た。彼は、走る気満々で、とてもついて行けないだろう。他の2人は初めての道中らしいから場合によってはついていけるかも。どの道、ソロツーリングなのだけど。 いってまいりま〜す、と手を振る間もなく、Banditは消えた。 目の前のハーレー(883)とカタナを追う。 途中、細かい道順が違って、2台を見失ったが、すぐに、信号停止しているカタナに追いついた。 一緒に信号停止を繰り返していると、883もなぜか後ろから現れた。 信号止まるの? という顔をしている883に、平然と止まって見せて、3台そろって、信号でストップ&ゴーを繰り返す。 もともと信号無視は性に合わないので、「信号は守る!」と2台にアピールする。−もちろん、1人になっても守った− 都内は、スクータでもなんとかなる。883に食いついている間に、カタナが黄信号で取り残された。 直後に雨が降り始めた。ちょっと強いが、カッパを着る気はない。883も止まる気配はない。ハーレーなのに速いじゃないか。 利根川を渡るまでに1時間弱。1時間で古河に着いたころには、雨でエンジンがストールするようになってきた。 う〜ん。エンジン換装のついでに、なにやら、社外品のプラグキャップを着けられているのだが、その辺が雨に弱いらしい。この前の雨でもグズっていた。 完全には止まらないから走るしかないが、どこまで行けるのやら? ストールのせいもあり、バイパスの車線が広がったところで、最高速に劣るトレーシーは置き去りにされた。 どうせ、一人旅だよ〜・・・ 淡々と走る。といっても、そろそろ給油。雨は上がりかけている。 燃費は伸びるはずと期待して、燃料計が0になるギリギリまで走っていると、バイパスが終わってスタンドの間隔が広がってしまった。時間のせいか、開いていない店を数軒通り過ぎる。心細くなった頃に、開いているスタンドを見つけて給油。 淡々と走る。それしかない。 まぁ〜だ、1/6? 淡々と走る。 途中、氏家とかで目撃されたらしいが、よくわからない。 気がつくともうすぐ福島。あれ? 途中、オートマトン化して、何をやっていたのか記憶がない。寝ていたわけではないが。なにか考えていたのだろうか? それすらも飛んでいる。 福島で給油。スタンドのおじさんに、分岐点はどこかと聞いたら、どこから来たの? 何時に出たの? と話しかけられ、長めの休憩。 これで、3/7? 4時間ちょっと? 期待値は10時間程度ということ? 都市部を通らないルートも計画していたのだが、オートマトン化している間に分岐を過ぎていたらしい。なにしろ、地図がない。 そろそろ、通勤ラッシュが始まる市街のど真ん中を横切って進む。 市街を抜け、山に入ると、長〜いトンネルがあった。 すごいなぁ。よく掘ったなぁ。旧道はどんなんだろうか? トンネルを抜けるとしゃれた温泉ホテルがある。ホテルを過ぎるとまた長〜いトンネル。東トンネルと西トンネルだとか。この両側のトンネルがなかった頃は、あの温泉は秘境だったんだろうなぁ。 アクセルも固定で、することがないから、そんなことをぼぉ〜っと考えて、淡々と走る。 山形の看板が出てきた。う〜む。こんなとこを通って、かなりの遠回りではないのか? しかし、いまさら、他のルートにも出られない。 山形のあたりで、有料バイパスが無料開放されている。 ひとつ目は素直に無視して旧道へ入ったが、ふたつ目は通ってみようかと思い直す。しかし、125以下通行禁止の標識!? うぅぅ。通っても、制止はされない気がするが、一応、旧道に戻る。みっつ目は、ばかやろ〜と叫びながら、旧道に直行。 曲がる国道はこれだったかな? メモも地図もないので、記憶に賭けて曲がる。国道を乗り換えてから給油。 確認のため、スタンドで次の分岐を聞いてみると答えに自信がなさそう。間違ってはいないようだが、まだまだ遠くて、「地元」ではないらしい。1時間以上先と見た。 交通量がないので走りやすい。再び国道を乗り換えて、田沢湖の手前で給油。これで、最後の給油にできるはずだ。しかし、初めてのルートでもあり、後何キロあるのかは定かでない。積んでいるガソリンを使っても走りきれるはずだが、荷をほどく手間が惜しいのでスタンドで給油。 といいながら、ちょっと休憩。スタンドの中に、田沢湖&十和田湖と書いたガイドがおいてある。一緒に観光できるんだから近いだろう。と、おじさんに聞いてみると、2時間半はかかるという。え? それじゃ、去年より1時間半くらい遅いことになる。やっぱり、遠回りしすぎたか? そこをなんとか、1時間で走れないものか?などと考えながら出発。 前に来ているはずなのに、田沢湖はどこなんだかわからないうちに通り過ぎた。 気がつくと、信号がない。 ? ひょっとして、もう20kmくらい信号ない? 次の信号まで、35kmはあった気がする。 しかし、走りながら気がついた。 空いてるし、信号がないんだが、トレーシーの最高速では、あってもなくても変わらない。特に、峠越えでは、40km/h以下に落とすと、モワーッとしか立ち上がらなくなるから、全体の速度ががくっと落ちる。 Banditなんかだったら、ここで倍近い速度を稼げるだろうし、さっきのバイパスも使えるなぁ。 それに引き替え、年末からエンジンン修理を繰り返して、なんとか安定した今のエンジンは、去年より最高速が5km/hほど低い? 巡航では1割低い? なんか、ルート条件の無駄使い・・・・ アクセルを握り直して、全開固定をしっかりしようとするが、手の感覚もぼやけてきていて、効果があるんだかないんだか? また国道を乗り換え、噂の農道を探すが、気がつかない内に次の国道の分岐まで来てしまった。ふつ〜の道を行く。 もうすぐだぁ。 でも、去年より遅いかなぁ? 見慣れた峠に入るところで、誰かが地元公務員と話をしている。専用車が3台もいたが、こちらは、特に公務員の目を引くような走りではないから、自然体で横を通り過ぎる。 最後の峠を、またまた苦戦しながら登り切ると、眼下に湖が見えた。 湖畔まで、最後のダッシュをして停車。到着の報告をしに走る。と、クルマで先着していた三田さんとだんなとにすれ違った。「・・・トップ」という声がする。 ? 僕? そんなはずないでしょ? カタナは後ろにいた(実際には、最初の給油ですでに抜き返されていたらしいけど)し、883ならどこかで休憩してる気もするが、あの気合入ったBanditが来てないはずはない?! 駆け出した直後は、全部走れるかと思ったが、やっぱり、2/3で息が上がった。歩いてたどり着いて、乙女の像に挨拶して、宴会参加の記帳に行くと、最初の記帳だと言う。 え?? 前の人は地方公務員と仲良くなって、話しこんでいるらしいとのこと。さっき見かけた人とは違うのだが、今日はなにか公務員のみなさんが張り切っているらしい。 へぇ〜。 てなわけで、最小排気量でたなばたにたなぼたGET! |
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その場で、半日の疲れをうだうだと癒して、日が暮れる頃、キャンプ場へ移動して、例年のどんちゃん騒ぎが始まる。 それにしても、ほぼ徹夜で、よく起きていられるものだ。 酒に酔って、さすがに居眠りし始めたところで「寝れば?」と声をかけられた。 バンガローで寝しなに何時と聞いたら、10時20分だと・・・・・ |
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翌日........ 「10c」 |
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