CZ 4th Diary 25 CZ 4th Diary 27 The Index of CZ 4th Diary HOME
   夜中の作業
        
    帰りに回収。

 といっても、自走のつもり。
 さて、走るのか?

 ペットボトルを2リットル分、会社で拾ってきて、最寄り駅で給水。

 CZが無事なことを確認して、ホースをちゃんと着け直す。
 フロントカバーをはずして、給水。1リットルほどでいっぱいになった。

 給水後、ラジエータキャップをはずしたままにしてみた。
 また、内圧が上がってパシュンは困る。パンッはもっと困る。蒸発しようがあふれようが、水を足しながら走った方が無難との判断だ。

 さて、水足しただけで走るのか?

 案の定、始動しない。

 セルは、音からすると元気に回っているようだ。焼き付いたわけではないということか?

 しばらく回してもかからないので、プラグを換えてみる。

 出てきたプラグは(高熱で?)明るいきつね色に焼けている。

 セルを回す。

 ちょっとグズってエンジンがかかった。 が、すぐに止まる。
 特にできることもないので、2〜3回繰り返すと、安定しだした。
 すぐに走り出す。

 キャップが開けっ放しなので、信号待ちでフロントから湯気が出だした。まだ、走れそうだが、買い物ついでに、15分ほど走ったところでブレイク。

 再始動する前に、水を足すと500ccほど入った。

 で、帰り着いてからいつもの闇の中の作業。

 明朝は乗っていきたい事情があるので、暗い中、時間制限ありでの作業だ。

    水を抜く。

 ヘッドをはずす。
 車載のままだから、はずすのに一苦労。ドライバを隙間にこじ入れたい衝動を我慢して、なんとか取り外した。

 シリンダに残った液ガスをはぎとる。
 ん? なんだか黒いのは熱が回り込んだ証拠?

 そういえば、ここ1年くらい、なぜだか赤い液ガスを使っているのに、これ白いぞ。
    これは、焼き付いていた6キロエンジンだから、ヘッドは交換している。ということは、以前に組んだシリンダとヘッドをバラさずに一緒にかぶせたんだな。

 液ガスの扱いは苦手だが、それにしてもはみ出しが多くて下手な塗り方だな。

 燃焼室側から水穴まで丸く黒いのは、そこを伝って圧縮が水系に逃げていた証拠だろう。以前は、何本かの道筋だったのが、今回はほぼ全周にわたって色が変わっている。放置期間が長かったのも一因か。
    一通り液ガスの残骸をむしり取ったが、白いはずの液ガスの表面が黒い。水の通路まで黒いようだ。この黒い部分が煤なら、そのまま液ガス塗り直してもすぐにはがれそうだ。
 ヤスリをかけるのもなんだし、カーワックスとパーツクリーナーで、できるところまで洗浄してみる。
 てきと〜にきれいにしたところで、液ガスを塗る。依然としてへたくそだが、へたくそなりに均一を心がけ、しかし、少し厚めに塗ってみる。

 また、苦労して、ヘッドを取りつけて、締める。

 規定値以上に締めろという天の声があったので、ほとんど使っていないサビサビのアナログトルクレンチを引っ張り出す。計測値は信用できるんだろうか?
 ともかく、規定値の1.5倍で締めてみる。普通、締めすぎのはずだが・・・・

 後は、液ガスが固まるのを待ち、明朝に続く。

   明朝
        
    で、朝、水を入れようとしたら、ラジエータキャップのパッキンがひどいことになっていた。
    ゴムパッキンに切れ目が入って、どう見ても役にたたなそう。

 最近、開け閉めを繰り返しているせいか、オーバーヒートの熱のせいか。まぁ、両方でしょう。
 直すという部品でもなさそうなので、がらくた箱から1個みつけてきて取り替えた。そのうち買っておかないと・・・・

 で、水を入れて用足しに走る。

 ご町内をあちこちと、たいした距離じゃないんだが・・・・ いつのまにかステップボードに水があるのは気のせい?

 昨日までに溜まっていた水が流れてきた?
    よい方向へ考えようとするのだが、状況は逆の事実を突きつけてくる??

 用事を半分ほど済ませたところで、後は、電車に切り替える。

 そういえば、リザーバタンクのキャップがよく開いているのだが、確かに閉めたはずのキャップが開いているときは、こびとさんのせいではなく、圧力が逃げようとしたためだということは確かなようだ。

 翌日は帰りに酒になるので、1日、放置。
 翌々日の土曜日に、再度ヘッドを分解。

    どこから漏れているのかが分かればいいのだが、やっぱりヘッドだよな?? ヘッドはヘッドにしても、はずしてしまうと、どの辺がダメなのか特定するのは難しい。

    ヘッドの燃焼室からウォータラインまでが黒いところが怪しいのだが、これは最初に開けたときから黒い。どっちにしろ、これが煤とか燃えかすのたぐいならガスケットの乗りも悪いだろう。

 この前は、黒いままでお茶を逃がしたところをきれいにする。

 やっぱり、サンドペーパは避けたい気がしたので、いつからあるかわからない、フォームエンジンクリーナーで洗う。
 いまいち、落ちない。

 いつからあるかわからない、ピカールを着けて磨く。
 いまいち、落ちない。

 が、しばらくこすっている間に黒いところの形が変わった気がする。
 エンジンクリーナをもう一度吹く。
 その後に、ピカールを付けて磨く。
 両方を繰り返すうちになんとなくきれいになってきた。

    黒い染みが消えたところで、水にさらしてピカールやクリーナを洗い流す。パーツクリーナでウォータライン内の汚れと、ヘッド内面の油分を飛ばす。

 ガスケットも、再使用を繰り返して、でこぼこがなくなっているので、別の、少しはマシそうなものに取り替えてみる。

 また、ガスケットの錆と汚れを落とす。

 これでなんとかなるのかなぁ??

 ともかく閉じてみないと結果は出ない。

 液ガスを塗り直して閉める。

 トルクは前回の勘で、適当に締めてから測ったというか、3.0キロを超えていることを確認した。

 液ガスが落ち着くのを待つつもりで1昼夜放置したが、寒くて、接着剤系が硬化してくれているかどうか不安。暖めようかと思ったほどだが、翌昼過ぎにちょっとエンジンをかけ、また切って暖めるという、意味があるのかないのかわからん細工をしてみた。

 その後、2時間近く経ってから、往復10km足らず走ってみた。
 再発はしていないようだ?

 これで、一段落ならいいのだが、単気筒感は増大している???

      整備データ
   

Dec.22,08 49,319.4km ガスケット点検
Dec.25,08 49,338.0km ヘッド締め直し


  




    ヘッド........... 「27」