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CZ 4th Diary 20![]() |
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引き取り | |||||||||||
翌、平日、工具をみつくろって、動作確認したセルを担いで会社に行く。 会社帰りの夜。都会の真ん中で修理開始。 |
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まず、バッテリー電圧とリレーの動作をテスターで確認したが、異常がないので、セルのボルトを緩める。外装を着けてこなかったので、すぐにボルトを緩めることができるからだいぶ楽。 ステップボードのステーが邪魔だがなんとか届く。もともと、右サイドからこのボルトに届くことを基準に買った、210円のロングヘックスドライバーが役に立つ。 ボルトを緩めて、反対から叩いてセルを少しだけ抜いてみる。 |
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セルは壊れているのか? 差し込みが悪いだけという可能性が高い。 この状態でセルスイッチを押してみると、回った。 セルが回った、と思ったらエンジンもかかってるじゃないか。また止まったけど。 やっぱり、セル自体は悪くなかったんだ。噛み合わせが悪いくらいで、電気流しても唸らなくなるものか? 明日の予定もあるし、ここは、エンジンかけて、一刻も早く帰るのが得策と決めた。 荷物を積み直して、走る用意をして、セルを回す。 かかった。 そのまま走る。 |
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無事、帰り着いて、一休みしたところで、緩めたまま走ってきたボルトを締める。 昨日、組んだときから、納まりが悪かったのが原因らしいから、セルの首にグリスを塗って、少しは動きやすくして差し込んで当たりをみる。 気がつくと、昨日はエンジン入れ替えてるのに、ほとんど組み上がってるものと替えたがら、どこにも油を塗ってない。 セルを締めつけて、スイッチを入れ、セルが回ることを確認する。 再発しないとは限らないが、今はよさそうだ。 外装を着けて終了。 |
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整備データ | |||||||||||
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メンテオフ | |||||||||||
翌日。欠席不可のミーティングに出かける。 遅刻気味だが、白バイがたくさん。 目立たぬように淡々と走り続ける。 途中、小マジェが絡んできた。発進から最高速までほぼ互角か。 マフラー換えたりしているようだが、125同士で互角というのは、ちょっと不満。だが、こちらはシリンダ換えただけの急造だから、まぁまぁと言うべきか。 |
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ガソリンがないんだが、スタンドが見つからないまま、無事、到着。 5台ほど集まっている。 皆、集まったばかりなのか、誰もなにもしていない。 しばらくして、不調を訴えて初参加の初田さんの車体を借りて試乗。 え? なにが悪いの? 発進は十分に力がある―うちのより?―。 コースに出て、速度を上げると、8,500まで回る。走行距離はオドメータで 7,700だから、まだあまりヘタってないのだろう。 |
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ただ、ここまで回れば100kmを超えてるはずなのに、98kmくらいまでしか出ない。んで、ブレーキの調整がおかしいが、まぁこれは趣味の問題もあるし・・・ ベースに戻って、話を聞くと、不調なのはもう1台の方で動かないから持ってきてないとのこと。 ともかく、24年ものでいつ整備したかわからない状態。先ほどの印象から、ウェイトローラーの清掃は必須でしょう。 しかし、本人は、今まで機械の分解とかしたことがないらしい。 それじゃ無理だね、とは言わず、なら、みんな見てるこの機会に覚えるしかないと強要する人達。 サイドパネルもはずしたことなさそうなところに、はい、ここ10本のボルトで締まってるから全部抜いて・・・・と突き放す。 隣では多田さんが黙々と分解、ときどき組み立てて試乗を繰り返している。 そこへ、ぱらぱらと椎田さんが来て、蛇田さんが来て、加田さんが来て、最後に角田工場長が遠路トランポで登場。合計10台になった。 しかし、ストイックに作業する多田さんと、初めて分解する初田さん以外は誰も整備する気配がない。 整備ミーティングなのに。しばらく前は全員がなにかしら問題抱えて分解していたのに。角田工場長も、みんな一山越えたんだねぇ、と感慨深げ。 わずかに有田さんがリアブレーキをハンド化するかどうか迷いながら、ハンドル回りを分解して、様子を見ている。 特に課題を持たない面々は角田さん持参のタープなどを張ってくつろいでいる。 気が付くと、ひまを持て余した真田さんと屯田さんが、こそこそ、うちのバイクを取り囲んでなにかしている。 |
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見ると、6キロエンジンの圧縮を測っていた。 9キロあったと不満げだ。 笑いのネタが見つからなかったからか、次々と他のバイクを測っていく。が、みんな6キロなんてネタは提供してくれないらしい。 耐久性を危ぶまれていた屯田さんのは11.2キロと、改造時の高圧縮を維持して、10台中、最大の圧縮を誇っていた。 初田さんが外したプーリーを見ると片ベリしている。この程度なら、しばらくはだいじょぶだろうと思ったが、角田さんからダメ出しがあって、角田さん持参の軽量ローラーに入れ替える。 |
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プーリー本体も、グリスが固着していたのを清掃。ボスをグリスアップして動きをよくする。 場合によっては、外さないでないでいいくらいのクラッチも、勉強だからと外させ、プレートまで分解する。 試乗時、4,000回転前後でジャダーとともにつながることを確認していたから、ウェイトが10個着いているのを確かめ、清掃だけして元に戻す。 一方、多田さんはいろいろ試している間に、奥深いところのカラーがないことに気付いて愕然としている。 まぁ、なんとか帰れる応急処置ができたらしい。 初田さんは清掃を終えて組み上げた。 外装のずれを気にして、フレームを叩いて歪みを直すという暴挙まで始める余裕が出たらしい。 自分で試走に行って、帰ってくると、バイクが怒ってるようだと加速がよくなったことに興奮している。 ついでに、ブレーキのハンド化を諦めた有田車に乗せてもらう。 こちらも走行距離は7,000台で、最高速まで初田車と同じ症状だ。 ただ、変速域が下で止まっている分、最高速は出ないが、出足でフロントが浮いたりする。そして、なんだか、やけにサスが固い。 同じく、全体の清掃を勧めたが、触らぬ神に祟りなしということらしい。最高速を求めないなら、今の状態でさして不都合はないかもしれないので、敢えてやらないことにした。 日が暮れる前に撤収して、野外の続きをファミレスで。 長時間居座って、やっと解散。 帰りの道で、信号で止まっていると、その前に出てくるツーリング帰りの一団。興味ないから、Zだかゼファーだか区別がつかない。 青になって、大型軍団に置いて行かれないようにとアクセルを開けたら、着いても来ない、と思った横を真田さんが抜いていく。 ったく、大人気ないんだから。 −そういえば、初田さんも帰り道で、白ナンバーに勝ったと喜んでいたと、後から聞いた。 所詮、CZなんて手間のかかるものに今時乗っているのは、こういう人種ばかりか。− 前を行く真田車。やっと走れるようにしただけの急造エンジンでは、着いていけない。 分岐で手を振って単独に。で、ガソリンがないんだってば。 バイパスならスタンドがあるかと思ったが、ない。本道に合流してもなかなかない。やっとあったと思ったら、大行列。仕方ないので、アクセルを絞りながら次を探すと、また行列。行列の見えない次のスタンドで止まると、店員が横路に並んだ列の後ろに回れと言う。 ちょっと考えて、次を探すが、もう限界、幸い、次は4台待ちだったので諦めて並ぶ。給油しようとキャップを開けたら、底が見えたのは気のせい? ま、とりあえず、平和な一日でした。 |
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ちょっと | |||||||||||
最近、ミラーからビビリ音がするのが気になっていた。 調べてみると、芯のステーとプラスチックの外側を留めているリベットが甘くなってガタが出ている。 リベットを締め直したいが、ヘタにやって割ってもことだ。 ゴム質の万能接着剤を隙間から、ステーと外側の間に流し込んでみた。 まぁ、音が止まったからいいでしょう。 また数日後、なんだか始動性が悪い。 気がついたのは、ちょい乗りで買い物をして、再始動しようとしたときだが、なかなかかからない。 セルを回してもかかる音がしない。 全開や全閉を試しても着火する音がしない。 バッテリーが上がるのではないかと心配になったころ、なんとかかかった。 |
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翌朝もかかりが悪かった。 ということは、チョークの状態に関わらず、かかりにくいということだ。 原因がわからず、とりあえずプラグを見てみた。 また、珍しいものが出てくるかと期待したんだが、異常はない。色は、まぁ普通。 そういえば最近、キャブとか見てないなぁ。普通の人が一番いじりそうなものに手が回ってないということか? そうこうするうち、またかからなくなった。 |
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ガソリンは? きている。 プラグは? 締まっている・・・・ 出先だから、はずす工具がない・・・・ しばらく放置して、再挑戦。 ステータからの配線をこねくり回しながらセルを回すとかかった。 ステータ? また? ともかく、帰る。 帰って、ステータの様子を見ようとして、ロータープーラをがれーじに預けっぱなしなのに気づいた。 ・・・・放置。 |
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つまり、梅雨........... 「20」 |
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