CZ 4th Diary 17 CZ 4th Diary 19 The Index of CZ 4th Diary HOME
   試練
        
    とりあえずエンジンをかけてみる・・・・・

 なんなんだろう、みょうな音が・・・・

 時折、パチパチという音が聞こえる・・・・

 放電みたい? どこかリークしてる?

 ラインを確認するが、被服の損傷とかは見られない。
 プラグキャップを確認する。

 なにこれ?

 キャップ内部に灰色のかすがある。キャップが抜けかかって、キャップの中で放電していたようだ。

 キャップを最後まで押し込んで様子を見る。よくなったか?

 ちょっと買い物に出る。
 うぅ〜ん。なんだか振動がある? やはり前の方?

 まだパチパチに近い感じの音もする? さっきとは微妙に違う音??

 出先で、シート下のセンターカバーをはずして音源を探る・・・・・

 ?! 

 プラグの根本から泡が出た??

 ? ゆるんでる??

 プラグキャップといい、プラグといい。最近、いじった覚えはないんだが、いじらないからおかしいのか??

    手で回しても動くほどではないので、帰ってから増し締めしてみる。

 ? ゆるんでない??

 じゃぁ、座金でも損傷したのか?

 一度プラグを抜いてみる・・・・・・

 ? なんか、珍しいもの出てきた??

    文句なく交換である・・・・・

 しかし、なぜ??????

 神はありとあらゆる試練をお与えくださる???

 ヘッドを開ける根性はないから、破片はとうに掃気されてるものと信じることにする。
 今更、シリンダーに傷があるかどうかなんて些細なことだと信じることにする・・・・・

    エンジンをかけてみる。
 なんだかスムーズになった気がする。

 今まで、不正爆発で出ていた振動があったのかも・・・・

 で・・・・・、クランクケースからの音はまだある・・・・

 次はなんだ?・・・・

      整備データ
   

Apr.12,08 44,345.3km プラグ交換

   あがき
        
    そのまんま動かしてないが、音? 振動? が気になる。

 机上??で考えて、なにかバランスが悪くて首を振ってる・・・ 回転が上がるとブレが収まる・・・ という感じだ。

 ブレるものってなにか?

 アイドリングでブレるんだから、クラッチより前。クランクだったら、対応が大変。
 とりあえずプーリーをなんとかしてみるか?
 なんとか、ってどうするんだ? ブレてるのなら、180度ずらしてみたらなにか変わるか?
 他に手だてもないので、久々に平日夜中の作業を慣行。
 −ガチャガチャ音を立てたらお隣に覗かれた−

 クランクケースを開ける。特に変なところはない。ナットも締まってる。

 シャフトとプーリーに印を付けてはずす。
 はすした後をぼぉーっと見ていて、フィックスドシープが気になった。
 はずしてみると、以前に、なんでこんなに抜きにくい?と思った印象からは、かなりスルスルと抜けた。こいつが緩い?
 普通なら、緩いという感覚でもないが、裏のフィンがカバー内ボルト駆けめぐり事件でかなり欠けている。大した重さではないとはいえ、バランスはよくないはずだ。前回替えなかったスペアと入れ替える。
    こちらも、そうきつい印象はなく納まった。

 続いて、プーリーを印が正反対になる位置で組み付ける。

 なんとかなるのだろうか?? これでなんとかなったらうれしいんだが・・・・・

 ところで、この水はなんなんだ?

 雨水が染みてるらしいんだが、この前見たらエアクリーナボックスにたまっているらしかった。
 と、言いながら開けてない・・・・

    んで、数日経ったが、音は変わらない
 これって、まさか、クランクがイカレたときの音じゃないよな・・・・

   だからさ
        
    今までと違う音だと思っていたが、またもや、ベアリングの異常音がし出した。

 またかい。 と、放置していたら、オフの誘いがきた。

 恒例の修理オフだが、動かないんだってば。

 たら、欠席不許可だとか。
 不許可だと言う方も変わってるが、この期に及んで、なんとかしようとする方もアホか。

    異音がしているエンジンは、シャフトあたりからオイルが漏れているらしい。交換をさぼったオイルシールのせいか?? 結局変えなきゃ・・・・

 とは言え、作業日は土日しかない。
 で、土曜日は雨模様の中を用足しに出かけて、作業できず。
 日曜1日の勝負。

 こうなったら、一番簡単確実な線を狙わないと・・・・・  単なる横着かも?
    さっさと、5号機を組もうかとも思っっていたのだが、土曜の夜に考えたら、ロータープーラをよそへ置いてきている。という、言い訳で5号は却下。ローター交換しないで動かせるものは???

    で、選んだ対策は、圧縮6キロの6号エンジンをシリンダー&ピストンを組み替えて動かしてみるというもの。
 3号機のベアリング入れ替えるよりマシだろう・・・・

 朝、勤勉とはほど遠いが、いつもの休日にはあり得ない10時前から作業開始。
 エンジンを降ろしはじめる。
 ホイールをはずすと、リアシャフトからシュー、ドラムあたりによくオイルが回っているらしい。一度はずしたオイルシールをはめるとこうなるわけね。
    6号機をひっぱりだして、ヘッドを外す。降ろした3号機は、エンジンはまともに回っていたから、そのヘッド&ピストンを移植することにする。
 インシュレータや、スタンドを含めて移植に約1時間。休憩を挟んで−意外と呑気−エンジンを載せ始める。
 ピボットシャフトを差して、一応、車体が安定する。補記類をつないでいく。
 ん? セルの入りが悪い? すぽっと入らない? いやな予感がしたので、考えてみれば、すでにセルは回るはず。火を入れずに回してみると変な音。やっぱりかみ合わせが悪いのだろう。一度抜いて、もう一度入れてみる。今度は聞き慣れた音なので、よしとする。
 ホイールを着けると手が入らなくなるので、先にオイル交換。
 オイルを入れて、ホイールを着けて、チャンバーを着けて。ここで、エンジンが回ることを確認。セルを回すと火が入った。よかった。
 だが、音が何か変? と、思ったが、エアクリーナが開いているので普段聞こえない、吸気音がしているのだと気づき、いいことにする。

 やはり、降ろすよりは載せる方が手間がかかるのか? 一段落するまでに、2時間ほどかかった。

 水を入れて、外装を着けて、とりあえず走れそうになったのが3時半。
 まぁ、素人がやるなら、そんなもんかな。

 さて、エンジンはかかった。走るんだろうか?
 まだ、陽はあるし、買い物に行くか?

 振動はあるなぁ。ただ、6号を降ろさなきゃ行けなくなった圧倒的なパワー不足は解消しているらしい。速いというほどでもないが、クルマの前を走って魅惑になるようなことはない。
 R1には頭とられたけど、とりあえず、ふつ〜のマジェは後ろにいる。
 なんか、プジョーとかVW、クルマがしかけてくる??
 早めの連休で、お上りさんが多いのか??

 加速は可もなく不可もない、というところか・・・・

 銀行で金をおろす。出てきてエンジンをかける・・・・・・・・・・・?

 音がしない・・・・

 何度やってもダメ・・・・

 耳を澄ますとスタータリレーはかすかに音がする。セルモータはなにも言わない・・・・
 組んだばかりのシリンダにオイルが回らずに焼けたかと思ったが、それならセルから何か音がするはず・・・

 スタータスイッチを押すと水温計の針が少し下がる・・・・
 電圧降下が起きているならリレーは生きている?
 セルの音がしないということは、セルに電気が行っていないか、完全に死んだ・・・

 なにもできないので、とりあえず買い物しに行く・・・・
 2時間も放置した頃、再挑戦。

 フロントカバーを開け、リレーの端子を、持っていたボルトでショートさせてみる。
 バチッと火花が散ったがセルからはなんの音もしない・・・・

 セルだ・・・・

 とりあえず帰るしかない・・・・

  




    あっけなく........... 「19」