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   あ゙!
        
    やる気が失せそうになるところをなんとか作業開始。

 嫌々ながらも、ホイールを抜いて、ギアをはずしてみると、他のベアリングには、特に異常は見えない。回してみても変な感触はないが、そのまま使っていいものでもなかろう。

 車載状態のまま、2個のベアリングを抜く。
 で、さっさと打ち込む。車載状態だから、横向きの力で叩かなければならない。近くの塀に支え棒をして、衝撃を逃すようにして、作業。

 残るはドライブシャフト。このベアリングは向こうに邪魔者がないから、自前のプーラーで抜ける。いつでもできるから、後にしようか?

    小休止しながら、考える。

 しかし、ここまで外したら抜いてしまった方が早い。

 確認すると、借り物プーラーでも抜けるらしい。

 やるか・・・・

 気を取り直して、ごそごそ、車体の下に寝ころんで抜きはじめると、感触がおかしい?
 ?? 斜めに抜けた?!
    ポロッと変な方向に抜けたかと思うと、ボールが転がり落ちた。

 え? 抜き方をミスって、内側だけ抜いた??
 いや、抜けたものを見ると外輪もはずれている。ただし、外輪が真ん中から破断している。奥半分が残ってしまったのだ。

    え? どうすんの??

 抜けないじゃん。
 ベアリングを内側から打ち出そうにも出っ張りがない。

 エンジン1個オシャカ?? はめちゃったベアリング2個ムダ? リューターで削る? あぶる?
 そんな工具、うちにないぞ。

 工作環境のあるとこまで持ってくのにトランポ??

     ・・・・・意識は枯野を駆け巡る。

 ケース1個捨てて、6号の完成を急ぐか?
 しかし、そんなに諦めが早ければ、いまどき、トレーシーに乗ってない。

 破断したベアリングを見ていると、運よく?ケース側に穴が掘ってあることに気づいた。

 そこを手がかりに、ポンチ(の破片)を当て、ハンマーで叩くと動いた?
 不自然な姿勢で根気よく叩くと歪みながらはずれてきた。

 抜けた。

 ケースは大丈夫なのか?? 傷はあるのかないのか??
 目立った損傷はないので、グリスを塗ってベアリングを打ち込む。

 OK  こんなもんでしょう??

 やはり、異常の主因はこっちのベアリングにあったのか?

 ベアリングがついたら、ケースを閉じたい・・・・

 ポンチで叩くために、焦って抜いて、投げ出してあったオイルシールを拾って点検する。
 まだ使える? シャフトとの密着性はなんとかなりそう?
 交換でしょう?

 しかし、さっき6号に使ってしまったから、手持ちはない。また、注文? 届くまで、エンジン開いたまま?

 シールはまたいつか換えられるし―いつだ?―、使えそうだから組んでしまえ。

 めでたく、ギアを戻す。カバー側のベアリングを打ち込み、液ガスを塗ってミッションケースカバーを閉じる。8本のボルトをしっかり締める。
 タイヤをはめる。

 ・・・・はめたらオイルが入れにくいじゃないか。締めかけたナットを緩め、少しずらしてオイルを入れる。

 オイルはFZにも使える10W―40なんだが、ギアには柔らか過ぎるとダメを出されてる。しかし、また、後で買ってくるとして―いつだ??―、その足にするためにも今はこれで・・・・
 タイヤを戻す間、カバーからオイル漏れがないことを確認。

 次は、リアアームのベアリングを交換する。

 このベアリングは給油されないから、使用環境は最悪に違いない。なにより、2つのベアリングが破断したアクスルシャフト上の3つ目のベアリングだから、見た目に異常はないが、換えるのが当然だろう。

 ベアリングの在庫を確認して、リアアームのベアリングを抜く。ここは、どこまでが金属で、どこまでがゴムなのかよくわからない。
 適当な場所にプーラーの足がかりを置いて引き抜く。と、抜けた。が、オイルシールがプーラーに踏まれて歪んでしまった。
 再使用不可・・・・ こんなところ、交換が前提とはいえ、手持ちは用意してなかった。

 エンジン開けたまま、部品を・・・・ そのうち、買ってこよう―いつだ???―。 もういい・・・
 めんどくさいから、組んでしまう。

 タイヤをセットして、リアアームを取り付け終わって、アクスルシャフトに入っていた記憶のあるワッシヤを足元に発見。
  
 ・・・・ 後で・・・・ ダメだな。また、はずす。

 タイヤが着いた。陽が暮れた。

 マフラーとプーリーを組み残して、今日はおしまい。

 組めば動く・・・・  かもしれない(ちょっと弱気)のに・・・・

 今は言い訳があるにしても、根性ないなぁ。
 前は、夜中に大修理して、翌朝、走ってたよなぁ。
    どうせ、割ったリア回りも交換しないといけないし、まぁ、この機会にクラッチのオーバーホールでもするか。

   復活    ・・・・?
        
    クラッチをバラしてみた。

 バラした理由は、異音再発の前の症状として、ミートしてから7,000rpmまで上がって一度落ちるようになったから、ミートが遅すぎるのかと思って、ウェイトローラーを10個に戻してみようかと思ったのだが・・・・・

 開けたら10個入っていた???

 また2個抜くのも面倒なので、すでに2個抜きのスペアに丸ごと交換して試走。

 と言って、いきなり、夜桜見物に片道40kmちょいを出かける。

 7,000rpmまで吹け上がる現象もなく無事着いて、2時間宴会して、3時間雑談して、帰り・・・・

 最高速近くで快調に走っている途中。突然ストール。

 惰性で走っている間、エンジンは回っているはずなのに再始動の気配がない。
 どうする??

 路肩に止まる。Lanzaの悲劇が脳裏に蘇る。
 なにが起きてる? とりあえず水温計を見るとレッドゾーンの始まりを100とすれば80くらい。
 それってふつ〜だよな。なら、オーバーヒートではない?

 試してみることは? ともかく、一呼吸置いてセルを回す。

 回った。 かかった。 止まらないみたい??

 走ったら再発するのか?? 考えていてもしょうがないので、走り出す。
 後は、順調に帰り着いた。 現象はガス? 点火?

 しばらく、不動だったので、燃料系にたまったゴミが詰まった、ならいいんだけど・・・・

      整備データ
   

Mar.29,08 44,060.0km ベアリング交換

  




    復活...........? 「17」