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   載せ替え その2 3→6
        
    放置していると、載せ替えはどうなったかと問い合わせが来た。
 故障中と答えたが、日曜に顔を出せという。

 ? 土曜1日でなんとかせいってか?
  
 1週間の放置の後、4号を再生する前に、圧縮漏れがあった可能性が高い5号のヘッドもなんとかしないといけない。

 開けてみると、シリンダヘッドにそれらしい焦げ痕?が。

 燃焼室から冷却水通路まで黒いシミが。ここが燃焼ガスの通路になっていたのだろうか?
 確認する方法もないが、とにかく磨き直してヘッドを着ける。最初はだいじょうぶだったものが、抜けを起こしたのだから、液ガスが弱かったのか?
    少し大きめのチューブの液ガスを買ってきて、多過ぎず少な過ぎずというところを目指して塗るが、結局は目分量。しかし、この液ガス、真っ赤でいまいち。

 さて、5→3のスワップ失敗で気落ちしているので、3→4をやってダメだったりしたら、その日のうちには立ち直れない=またしばらく不動かも?

 今日中に確実に動かしたいなら、クランクを割っていない6号焼き付きエンジンも試してみる価値がある??
    純正ガスケットとOリングも届いた。
 土曜の朝。まず、順当に4号から手をつけるが、あちこちから部品を探し出す手間がかかるので、6号から剥いだ方がマシ? と、入荷したまま未開梱だった6号を取り出してみる。

 まず、6号のクランクケースを開けて、クランクを回してみる。
 なるほど動かない。

 ヘッドが固着しているせいだけか?
 ともかく、ヘッドをはずす。
 が、焼き付いているせい? 途中から抜けなくなった。
    プラグ穴からCRCを吹き込み、木片を差し込んでゴムハンマーではたいてはずす。いいのか??

 なんとか、はずれた。
 開けてみると、ピストンの様子はそれほど悪くなさそうだが、ピストンリングは気のせいか、他のより幅広? 傷んで変形しているようにも見える。

 シリンダ側は、気持ち傷があるのか? みんなこのくらいはあるのか??
 とはいえ、エキパイのスタッドが片方折れているのを発見、どのみち使えない。

 ヘッドをはずしたら、クランクは回るようになった。 それだけだったら使えるかも。
 ここまできたら、とりあえず6号でいってみるか。
 ピストンとシリンダは換えようと思ったが、ピストンは貴重なので、いずれすぐに3号か4号に換装しなければならないだろうから、そのまま使ってみる。

 6号のシリンダはスタッドを換えないと使えないので、4号のはめていなかったシリンダとヘッドを組む。3号が負圧不足で動かなかったので、ヘッドとベースに液ガスを塗って組み上げる。

 粗方、準備ができたところで、ごそごそと5号エンジンを降ろして、6号を積む。
 積み終わってから、また動かないとイヤなので、電気、ガス、排気系。最低限のものだけつないでセルを回す。
 回らない・・・・・・・

 なぜ?・・・・・・・
 ひょっとして、ステータコイルが着いてないとセルは回らないのか?・・・・

 ステータを着けて、配線して、セルを回す。回った。
 セルは回ったが、まだかからない。

 ん? なぜ? またガスが来てない?? やはり負圧コックが開かない。また負圧が低い?!

 なぜ?! とパニックになる寸前。みょ〜なものをみつけた。
 アクセルワイヤが分岐ボックスのところでひっかかってる・・・・・
 んで、スライドバルブを見てみると、常に半分以上開いている・・・・・
 それで? だから? 負圧が逃げる??

 ひょっとして?!  3号が動かなかったのもこのせい?????

 脱力・・・・

 ワイヤの引きつれを直して、セルを回してみる。 ガスが出てきた・・・・・

 キャブにガスが回った頃、セルを回すとエンジンはかかった・・・・・

 だが、アイドリングが低い?

 アイドルスクリューをいつもより3〜4回転くらいねじ込んでやっとアイドリングするようになった。
 やっぱり、焼き付いてたからフリクションが多いってこと??

    その日は動いただけで気が抜けて放置。

 翌朝、外装とかウォータラインとかを組み立て、水を入れる。

 んで、いきなり試運転で40キロばかし・・・・

 なんだか親分が○場を開いてるとのお誘いで若頭のお宅まで出かけることに。

 発進すると、なんだか2,000くらいでクラッチミートしてるのかな?
  
 住宅街を走っている間はそんなに違和感はなかったのだが、幹線道路に出るとダッシュの悪さが目立ってきた。
 駆動系がまともじゃないからこうなるんだろうか? クルマの前に出て発進すると邪魔なくらいの加速しかしない。調子の悪い50くらい?
 最高速は試す機会がなかったが、回り始めるとそこそこ出る。7,500は回っているが、それ以上は??
    駆動系は開けただけで、様子を見るためになにもしていないから、やっぱり交換だな。
 こんなこともあろうかと、駆動系一式、持ってきてあるから、交換するしかないな。

 不調はひどくなってる??
 気にしてるからか? すき始めた幹線道路の速度域のせいか? ますますひどく感じられる。軽い坂道発進もできなくなった感じだ。

 さて、なんとか到着。


    物好きにCZが4台も並んだ。
 みな、すでに作業に夢中になっているので、自分も、さっさとやらなきゃいけないことを始める。
 持ってきたプーリーとクラッチは、はずすまで動いていたもののはずだから、比較のために特に整備せずに着けてみる−単なる横着とも言う−。

 散乱している工具の中から、必要なものを失敬して、プーリーとクラッチを交換。さっさとカバーを閉め、外装を直す。

 後はやることもなく?(やれることもなく?)見学。

 すると、ヒマになった若頭が秘蔵の計測器を出してきて圧縮を測ってくれた・・・・・

 6.5kg/cu・・・・・・

 聞くところによると、純正で下限が8.0kg/cuとか?・・・・・・

 さすが、焼き付きエンジン&ダメージドピストンリング・・・・・・・

 しょうがないよな・・・・・ またすぐ換えるさ・・・・・・・・・

 ま、○場で他になにが行われたかは別として? 暗くなったので解散、

 さて、交換した駆動系の効果は??

 ダメだ・・・・・・。

 走り出せばともかく、発進のたびにトロトロトロと。
 結局、6.5kgが原因??

  




    やりなおし........... 「13」