CZ 4th Diary 05 CZ 4th Diary 07 The Index of CZ 4th Diary HOME
 平和な日々
        
    クラッチを入れ替えて以降、CZはノートラブルで走っている........

 と、思いきや というほどでもないが、発進加速は絶好調とはいってない。

 クラッチを入れ替えて、良くなったと思っていた、出足はまた徐々に落ちているようだ。

 .......が、まぁ古いバイクだし、125だし、こんなもんだと思って乗ればそれなりのレベルだし..........

        ........あぁぁそこの酢カブうるさい! あや、インをさしたのに抜けきれないというのは困ったなぁ.........

     ........CB○系VF○系に乗るやつって、なんでみんなこうかなぁ.........
        絶対勝つと信じて負けるくせに事実を受け入れない......
           なんだか「正義のライダー」を相手にしてる気がする......          正義でもヘタれは負けるのよ
          が、加速悪いと、相手が3速に入れるまでついてこられちゃうんだよなぁ......
             .......単にシフトがヘタだから、相手がシフトするたびにこちらが先行するという、つまらん話......
  
 最近、交差点とか、ちょっとしたコーナーで大回りが目立ちはじめ、なんだか止まらないのかな、と思っていたら、リアの踏みしろが甘くなってた。
 そういえば、FZのサスをいじって、挙動に神経質になっていると、CZのサスなんて全く仕事してないのがよくわかる。単なるバネで、ダンピングはほとんど効いてないのだろう。ギャップでハネまくり。

  



 整備データ (Mar.23,07)
  リアブレーキ調整  38,007.8km  2回転増し締め
 GWオフ 07
        
    暖かくなったことだし、久しぶりに集まるかということでGWにオフが企画された。

 前夜、富田さんの特撮ライブラリ鑑賞会で4名ほど寝不足。
  朝、TVに09:34と表示された頃、間に合わないからと、お初の椎田さん、田路さんを1人で道の駅に迎えに行けと電話で指令が来る。
 ひぇ〜 道も分からんし、道の駅も地図で確認してあるだけ。20分で着くのか? 渋滞をかき分けて約束の10時調度に着くと、すでに、牟田さんが2人のお相手をしてくれていた。
 他には来る予定がないのかと思っていると、大前さんが到着。先発隊が押さえている木陰の作業場に牟田さんの先導で移動する。
 今日は白バイが多いから気をつけろ、と言った当の牟田さんが、原付に切符を切っている白バイの横を元気よく加速していく....... モタード系のお兄ちゃんを高速S字で2台して振り切ったら、前の信号が赤。減速する牟田さんに進路をふさがれてヒヤっとする。やっぱり、ディスクの方がよく止まるなぁ........

 角田さん持参のターフを展開してキャンプを作ると、ライブラリ鑑賞組はまったりと午前の刻を過ごす。
 その後、蛇田さんがチャンバーを、リアシートに横積みにして、ハンドル幅を飛び出させながら到着。松田さんが場所取りの役目を終えた車を戻して、CZで出直してくると10台のCZ125&150Rが揃う。が、誰も写真さえ撮らなかったらしい。
    蛇田さんが、カバーを取り、チャンバーを着ける。その特性の変化に合わせて、ウェイトローラーを変える。そのためにウェイトローラーを買いに走る。椎田さんが駆動系をバラしている。田路さんが角田スペシャルとキャブを交換している。
 そんな光景が角田さんの主導で展開するのを横目で見ながら、なにもしない組の午前は過ぎて行く。
 蛇田さん以外の常連組みは。珍しくCZのカバーも取らない。

 加田さんが昼飯の心配をしだした。
 が、特になにを食べたいとか、どこに買いに行くとかまとまらない。
    そんな中で、田路さんがキャブを換えてみたが、よくないと言っているので試乗させてもらうことにした。
 やっと腰を挙げ、ヘルメットをかぶり発進する。

 4.5千回転で、ほんのちょっと息をつく? これが気に入らないのかな? 直線はきれいに伸びるけど、普段のセッティングの方がもっといいのかな? と、思っていると、回転の上がりが悪くなる。なにか、変。
 そのうち、ガス欠症状が出て、エンスト。燃料計はフルに近い。
 カバーをはずしたままのシート下をのぞくと、負圧コックを嫌って、マニュアルコックが着けてある。コックの先のフューエルラインにエアが溜まっている。
 コックをいじったり、タンクのキャップを取ったりしてみるが、ガスは流れていかない。
 フロートバルブか?
 キャブを交換して、なにか不具合が出た?
 これはキャブの違い以前の問題でしょ。
 パイプをしごいていると、ガスが回ったらしい。再始動できたのでベースに戻って、症状を報告する。
 フロートバルブかフューエルラインか?
 フューエルラインをはずしてコックを開放したが、ガスはちょろちょろ。ラインだ。どこかにゴミか?
 いろいろ調べるとコックそのものがおかしいらしい。当然ガソリン用のコックなのだが、シールのゴムが変という噂も。買ってそんなに経っていないらしいが、なんなんでしょ。
 ともかく、オーナーが分解して、とりあえず再使用できるようになったらしい。後日、換えるとしても今日のところはこれでガマンということだ。

 午前中、延々とプーリーフェイスを磨いたりしていた椎田号が組みあがった。
 椎田さん当人はお昼の買出しに行くというので、その間に試乗させてもらうことにした。
 発進。 !? なにこれ? 30mで引き返して、午前中の作業内容を聞く。
 すごい振動だ。回転を上げても振動の質は変わらない。ベアリングが逝ったときは高回転では振動が収まる傾向にあった。この車体の振動は、エンジン回転数とリニアに比例しているような?

    なにかがおかしい。なにがおかしい?

 朝から振動は話題になっていて、クランクシャフトベアリングではないかという話になっていたらしい。
 ベアリング........ ベアリングが逝ったときは、タンタンタンと単気筒になった(単気筒だってば)感じがした記憶がある。しかし、この振動はバイブレータそのもの。この状態を感じたのなら「単気筒感」という表現はしなかったはず......
 ベアリング以外に原因は考えられるか?
 なにかがどこかに当たっている? なにかが偏芯している?
    偏っているとしたらどこ? 駆動系か?と思ってエンジン音を聞いていると、加田さんがさっきプライマリプーリーをはずした状態でも振動出てたんだから、やっぱりクランクでしょと言う。
 それもそうだ。 ................ またしばらく悩む。
    しかし、どうしても、ベアリングのときとは感触が違う気がする。

 クランク・・・偏芯・・・・ !?
 バランサのタイミングがずれたらこうなる?
 バランサのせいかどうかは、クランクケースカバー2を開ければわかる。バランサギアの合わせマークを確認したい........
 この場でやってできないことはない。
 やってみれば、ベアリング交換が必要かどうかもわかる。
 しかし。
 今、ここで、そこまでやる?

    角田さんに相談すると、やるなら自分で指導してあげれば?と。
 富田さん持参のサービスマニュアルで椎田さんに、疑わしい内容と原理、作業概要を説明する。( 大手術なので、もしもに備えたいんふぉーむどこんせんとってぇやつですか? )

 やる ........らしい........      やる ........のか........

 今、昼を回ったところ。ためらいながらも、やるならさっさと始めないと........
 意を決して、バラす。オーナーにクランクケースとプライマリプーリーをはずしてもらう。
 出てきたクランクケースカバーはヘックスボルトで留まっている。
 やっぱり!
 ここは、プラスネジのはず。ということは、以前に誰かが開けている。開けているなら、バランサギアのタイミングをすらした可能性も高くなる。オペを続行する理由ができた。
 カバーをはずそうとすると、そこにウォータポンプとオイルポンプが着いていることに気づいた。
 そうだった。はずさなきゃ。と、水もオイルも抜かなくちゃ?
 躊躇したけど、やるしかないか。よく見るとオイルは経路を開かずに作業できそうだ。水は抜かないとダメ。水ならなんとかなるか。
 あ、ウォータラインには、エンジンサイドから例のパイプがつながってる。あれは、エンジンを降ろさないとはずしにくい位置にある........
 チャンバーをはずしたら?。というアドバイスが出て、小休止。ランチタイム。

    チャンバーの効果に満足した蛇田さんは一度帰って、クルマで新婚の奥さんと赤ちゃんを連れて出直してきた。自分が変わった遊びをしているわけではなく、こんなに同類がいると説明したいらしい。十分、変わってるってば........

 休憩後、なんとかならないかとのぞいている椎田さんに、サスをはずすといいかもとアドバイスしながら、言葉とは裏腹に、本日の体重上位2名を呼び寄せる。
 2人にリアシートとキャリアに座ってもらう。
 サスが沈んで、エンジンのマウント角が浅くなり、例のパイプを締めているボルトがレンチが入るところまで移動した。
    やった! はずれた!

 で、カバーをクランクシャフトから抜くために、例のパイプを抜いてもらったら、......折れた。

 げ! パニクっていると椎田さんが、これ、前から折れてましたね。と言う。切断面を見ると、傷が古い? 前に折ったものを補修して差し込んでいたのか。ともかく、折れてしまったものはしょうがない。再使用方法を考えなければ、と思っていると松田さんが「家にあるかも」と言う。小1時間で往復できるので取ってきてくれることになった。しかも、すでに反復使用されていたと思われるカバー2のガスケットも持っていると言う。提供をお願いする。

 さて、出てきたギアシャフトからアイドラギアを抜く。スタータクラッチを抜く。で、やっとバランサギアと御対面........

    やった! 合わせマークがずれている! ほぼ90度もずれている!!

 これまでのことが無駄な作業でなくて安心した!?
 ここまで開けて、やっぱり違ったじゃ困るでしょ?!(違うか??)

 ギアの位置調整にもう一苦労して、目的達成。
 パイプとガスケットの到着を待つ。

 部品到着。組立に入る。
    カバー2を戻して水を入れてみると漏れる。
 ウォータポンプカバーをはずすとガスケットが破れている。液ガスで補修していると、それもあると言ったじゃない。と、松田さんが差し出す。
 水を入れて、なんとかなったことを確認後、エンジン始動。

 ? ! 直った!!
 バイブレータ振動は消えている。
 やった。
 本日のメインディッシュ終了。本日の功労者は体重上位2名? 備蓄パーツの松田さん?
 クーラントもミッションオイルも揃っている。
 暗くなりかけた中。急いで残りを組上げる。

 ふぅっ。
 しかし、屋外でここまでバラしたのは初めてだねと言うと、誰か秩父でリアのドライブシャフト換えたじゃないと言われた。
 あ、そんなことあったっけか??
  




    そういえば........... 「07」