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    注文しておいたベアリングが届いた。
    YAMAHA純正ではないが、ブランドは有名らしいから問題はないだろう。YAMAHAのサイトで表示される金額の6割弱である。

 で、ヒマなときに着けておかないと、なくすか錆びさせるかするのがおちだから、さっさと組み込む。

 んで、ベアリングなんか器用に叩き込めるわけがないから、ボルトを買ってきて圧入する。

 板を当ててボルトで締め込むんだが、写真のように薄い板だと、反対側がへしゃげてオイルシールを痛めるからもっと厚い板が必要。
   −そうだよ、やってしまいました。どうせ、換える前のシールだからよかったけど−

 でで、締め込んでいくが垂直を保つのが結構難しい。
 ちょっと締めてノギスを当てて、傾いたいたらハンマーで修正する.......
 ? なんか、最初からハンマーで叩いてもよかった気がする.......

 まぁ、ともかく、へたくそでも苦労せずに入ったんだからいいでしょ。

 両側を入れて、今週の作業は終わり。今年のか?
    オイルシールを頼んだのが遅かったので、入荷が年明けになってしまったのだ。
 年末年始に修理で日が暮れるということは避けられたわけだ.........
 
 音??
        
    いつものことだが......、

 帰宅寸前、エンジンを切って空走してたら、なんだか音がする。

 ベルト? チャッチャッと周期的な音。
 エンジンは切れているから、クラッチ以降?

 またですか? まぁ、クランクケースカバーまでですむだろう。また、音が成長しないうちにさっさと開ける。

 開けたが、異常はなんにも、見つからない。
 ベルトはヘタってるなぁ。でも、まだ当分使えるでしょ。
 クラッチがかなり減ってる? 本当なら交換時期の気もするが、まだなんとかなりそう。

 いじるべきところも見つからないので閉める。
 直った? 一応、音はおさまった? まだある? まぁ、再発するまで待ちましょう..........

 組む
        
    年を越すと言われていた部品が暮れに届いた。

    またボルトをかませてオイルシールを入れる。

 そのまま、放っておくといいこともないので、クランクをクランクケース2に組む。
 クランクはベアリングに軽くささるものではないので、なにやら特殊工具がいるのだが、要はパイプをかませて引き込めばいい。ということで、手近にあったプラスチックパイプを適当な長さに切ってかませ、ナットで締め込んでいく。

 まぁ、なんとか入ったでしょう。
    続いて、クランクケースを閉じる。
 バランスウェイトがちゃんと回ることを確認し、合わせ目を締め付ける。
 マニュアルにあるように、エンジンマウントベースを忘れずに組み付けないと、液ガスやクランクの位置決めなどすべてムダになるほど後戻りになって、いっぺんにやる気をなくすから、こんなつまらないパーツ一つを決して忘れてはならない。

 なくしたやる気をなんとか取り戻し、細々したパーツをあちこち探し回りながら、組み立て終了。シリンダーの付き方がなんだか不自然な気もするが、そのうちやり直すこともできるだろう。
 これで、エンジンが組み上がったが、オイルポンプとか水回りとか、余分に持っていないパーツもあるから、動作試験は後回し。とりあえず、動くはずのスペアエンジンの完成。年内の作業はこれにて終了。


 ・・・・・?! あ ベアリング1個忘れてるかも.......

 年明け
        
    気になる音の原因は察しがついた。

 しばらく前に、坂道発進でなんだかもたつくことに気づいた。
 前からあった症状なのかどうか分らなかったのだが、クラッチか?と思っていた。

 今回の音は、帰宅寸前にエンジンカットして惰性で走っているときに気づいた。で、他の時には出ない音だ。
 つまり、エンジンは止まっている。回っているのはクラッチ以降のギアとホイールだけ...... だったら、押して歩いても音は出るはず....... だが、押しただけでは出ない。音も、クラッチ以降ではなく、クランクケースからしている気がする。
 とすると、惰性で走っているとき、半クラにしろ、おそらくセカンダリプーリがまだ回っている。
 セカンダリが回って、ベルトが回って、プライマリは....... 止まってるよね。
 プライマリが止まっていて、なぜベルトが回る? セカンダリが回る?

 で、予想はついた?

 ベルトが痩せてプライマリが密着してないのだろう。プライマリにはワッシャをかませているからなおさら滑りやすいんじゃないか?
 ベルトが滑っているから、第2の半クラが発生して、発進でロスしているのを、特に、坂道で感じるのだろう。

 なんて、予想を立てながら、放置したまま500km近く走ってしまった。ベルトが滑ってるなら、ますますベルトに悪いだろうとは思いつつ........

 で、やっと開けた。
 やはり、目に見える不具合はない。ベルトの幅を測ると、20.8o。手元のスペアは21.1o。コンマ3oの差がどう影響するかは不明だが、とりあえず、コンマ8oのスペーサを抜いて、ベルトは換えずに様子をみることにした。

 で、効果は? ん〜。症状は確かに変わったようだが、完全とは言えないかなぁ〜。

 なんて、思っていたら、また、みょうな振動が出始めたぞ?
 周期的な振動で、なにかがガタついている? クランクケース内の気がする。

 また、開けてみたが、特に原因は見えない。
 前回、スペーサを抜いたときにプライマリプーリーを予備のものに換えた。音が出る前後の変更点と言えば、それとコンマ8oのスペーサだけ。
 プーリーを元に戻してみることにする。はずして2つ並べてみると...... ? 着いていた方が、センターボスのガタが大きい気がする。オイルシールか? ガタの大きい方のリップの一部がかすかにめくれていたりするのを見ると、どうも、「あ!」のときに自分ではめたシールのようだ。山梨で修理したのは内側だけだったかな?
 ハメ方がへたくそだったからガタがきたのかも?
 とりあえず、プーリーをセットごと換えてみたら、振動も皆無ではないが、気に病むほどでもなくなった気がする。
 とりあえず、オイルシールを注文しておく。
  



 整備データ (Jan.10,07)
  2stオイル補給  36,316.9km  1liter
  




    走ってる........... 「05」