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CZ 4th Diary 03![]() |
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割る | |||||||||||
師匠に確認すると、簡単に抜けるはずのもので、それが抜けないなら錆びついているんだろうと言う。 | |||||||||||
クランクケースを割った3号の方で、クランクシャフトをハンマーで叩いてみる。 いいのか?と思うくらい邪険に叩いて、シャフトは抜けた。 が、4号の方は車体に載っているので、叩き出すわけにはいかない。何も止まっていないということはわかったので、狭い隙間からこじっていくとはずれた。 うぅ〜む。たしかに錆びている。しかし、ここって、ギア室の中だし、構造的にプーリーはずせばオイルは注せるかもしれないが、錆びててもわかるわけないじゃん。そんなの知らん! |
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さて、4号のスタータクラッチははずしたが、音を出すような異常は見つからないぞ。困った。 なにをしたらいいのかわからん。やっぱり、クランクケース割らないといけないのか?? ちなみに、バランサ室のオイルは、この前換えたとは思えないくらい黒いかも。スラッジは特にない。 特にできることもないので、すこし前に取れたサイドスタンドのスプリングを直す。 |
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ネジが緩んで、グラついていたところでスプリングをどこかに落としてきたらしい。 スプリングはサイド用もセンタースタンド用も欠品らしい。 アジアパーツで適当なスプリングがないかと、相談すると、なにかのチャンバー用らしいスプリングをくれた。 元のサイズなんか覚えてないので、長めかなと思っていたんだが、着けてみると結構いける。しばらくなんとかなるだろう。 さて、4号をなにもしないまま、組み立てて元に戻す。 |
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組み終わって水を入れると、なんだか水音がする。 シリンダ横のパイプから水が漏れている。はずしてみるとOリングがヘタっている。一度はずしてしまったので、再利用ができないようだ。 と言われても、Oリングのスペアなんてない。とりあえず、液体ガスケットを塗って着けてみる。 それでも、まだ、じわじわ漏れている。 しょうがないので、テスト走行をかねてOリングを注文しに行く。 ん? |
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エンジンをかけたがガラガラ音が消えた?! アイドリングで出ていた異音が消えている。なにもしなかったが、組み直したことで異常が解消したらしい。 んが、発進してみると、なんだ? この振動......... アイドリングでは異常がないのに、クラッチがつながったところでブルブルと今までなかった震えがくる。 ベルトがきしんでるような? 断続的な振動で、ゴムが滑って弾んでいるような? ベルトなら、動かしてればなんとかなるかと思ったが、速度を上げても、しばらく走っても消えない。 しかし、水はまだ漏れているのか? 降りて振り返ると湯気が立っている。が、振動の方が深刻だ。 いじったところは? クラッチとプーリーを換えた。発進後に出る振動なら駆動系だろう。 プーリーを前のに戻してみる。 なんだか軽くなった? でもまだある。 どうしよう? |
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なにごとも...... | |||||||||||
通勤に使ってみる。 振動はある。振動はバイブレーションという感じで、ミラーが震えまくる。振動の質や程度は回転数やスピードにあんまり関係ない。 なにが悪いのか? 様子をみながら、しばらく走っていると、なんだか、焦げ臭い臭いがする? え? どこかこすれて焦げてる? やっぱりベルトか? なんだか、走行抵抗が増えたような感じがしているところに、信号で止まるとエンストした。再始動しにくい。 止まって様子を見る。 あ。水がない。 一晩経って、かなり抜けていたのだろう。走って使い切ったようだ。エンストはオーバーヒート? 仕方ない、だましだまし会社までたどり着く。帰りがけにペットボトルに多めに水を詰めて、給水。 水はつぎ足していれば、なんとかなる。Oリングは明日届く。 で、この振動はなんだ? シャフトが偏って回っているような気がする。クラッチミート後に出るなら、ミッションとかシャフトも考えられる? なにもしていないが、なにかの拍子にどこかのシャフトが歪んだ?? 翌日懲りずに通勤する。水は背負っている。 ・・・・・しかし、無茶するなぁ...... 振動のせいで速度が上がらない。上げれば上がるのだが、回す気になれない。 原付の後についていく。あ、原付に抜かれた。50が限界速度じゃ当たり前だ。 で、この振動はなんだ? よく観察してみると、かすかだが、アイドリングでも同じ周期の振動が出ている。 クラッチミート前にもある? 駆動系ではない? 一昨日の作業を反芻してみる。クランクケースカバーをはずして何もしないで閉めた・・・・・・ |
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? 偏ったものといえば、あそこにはバランサギアがある。 バランサの同期がずれた? バランサギアをいじったつもりはない。スタータクラッチをはずしただけ・・・・ ? ギアに触ったのか? 記憶にないが。この振動はバランサと言われれば、そういう気がする。見てみるしかないか。 Oリングを受け取って帰り、さっそく分解。 夜9時を過ぎてから作業開始。 夜中にやる作業じゃないな。 寒いし、暗いし。 |
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サクサク分解して、クランクケースカバー(2)を開けるとオイルがダダ漏れ・・・ あ、オイル抜くの忘れた。 気にしても間に合わない、どうせ120ccだ。さっさとバランサギアを見る。どこが合わせマークだか分らない。と、回して見ている内にはずれてしまった。あれ? 一昨日もこうやってはずれたのかな? まぁ、ともかく、合わせマークを確認してはめる。しかし、ウッドラフキーで止めなきゃいけないんだが、そのためには、位置を確認しなければならない。暗くて分らないので、ギアを一度はずして位置関係を確認。ギアをはずすにはOリングをはずさないとはずれない。 ギアとシャフトの組み付けはぴったりしてガタがない。Oリングひとつの高さがあるだけでギアは抜けない。暗い中で、苦労して、キーとギアとシャフトの位置関係を合わせるが、バランサギアの合わせマークと合わせようとするとウッドラフキーが真横にくる。非常に作業しづらい。 |
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文句を言いながら、なんとか装着。 合わせマークを再度確認して、元通りに組み上げる。 さて、買ってきたOリングを装着して水を入れる。漏れてる・・・・・・ もう一度はずしてみるとOリングがずれていた。やり直し。 水回りの漏れが止まったことを確認して、ギアオイルを入れる。プーリーを着ける前に、エンジンをかけてみる・・・・・・ 直った?! 振動がない。 というか、単気筒らしさはそのままだが、異音と異常振動は消えている。 やっぱり、バランサのタイミングだったのかぁ。 全部組み上げて再始動。だいじょうぶそうだ。 |
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いや、なにごとも試してみるもんですねぇ。バランサ無しでは走れないという実験でした? | |||||||||||
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結果は??........... 「03」 |
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