CZ 4th Diary 02 The Index of CZ 4th Diary HOME
 はじまりは
        
    いきなりディープな展開に。
 エンジン移植で3.?thだか4thだかわからんが、とりあえず延命した。
 が、2度あることは3度に備えよ。(-_-;)

 手元に、壊れたエンジンがある。なにが、原因で止まったのか? 蘇生するのか? 3度目が起きる前に開けてみることにした。
    ということで、いきなり工具の調達からスタート。
 まず、クランクケースセパレータ。
 いろいろ探したが、CZのエンジンに合いそうなものはあまりない。付属のボルトが合わなかったり、本体のサイズが合わなかったり。純正を調べたら、半端なものを探して、ボルトを別に探すよりは安い。ということで、純正工具を選択。ついでに、開けたら必要になるであろうベアリングプーラーも。

 トラブルとは別に、アンダーステアが気になってきだすと、案の定、リアタイヤに山がない。
    確か、前回換えたのもリア? フロントはまだ山があるのに、またリア?

 フロントは現在約1万キロで山あり。リアは約5千キロでボウズ。
 この違いはなに?
 ともかく、ホイールを抱えて環7を走る、が!
 中古で手に入れてあったホイール。タイヤなしで手に入れたんだが、タイやなしで見る内側って、こんなにサビサビなものか? と思っていたら......... これじゃ、チューブレスは入らない、と言われてしまった。

 一応、磨いてくれて、保証はできないが、と作業をはじめる、と.......
 今度は、着いてなかったエアバルブが既製品では合わないと言う。
 フロントはここで着けてもらったと言って試してもらうが、合わない。
    まず、バルブのエア口の高さ。それに加えて、ホイール側の穴が細すぎるから、ゴム式のエアバルブではなく金属式の専用品が必要だろう、ということだ。

 しかたなく、手ぶらで帰り、そのままYSPに寄る。
 専用品なのかどうか、在庫で間に合いそうだったが、はめようとしたらゴムに傷が入ったからと、やっぱり取り寄せになった。

 翌週、YSPで取り付けてもらう。かなり苦労して入れた感じ。
 さっそく、テクニタップに持っていくと、やっぱり、ここで合わないと言われたタイプのものを無理矢理入れたとのことだ。
 どうせなら、今時のサイズに穴を拡大してしまえばいいのに。
 さて、ともかくタイヤは換わった。

 サイドワインダーの逆襲
        
    交換直後から単気筒らしい振動はあった..........
 なんだか、4?号のエンジンから音が出てきた..........

 3号?のエンジンをオーバーホールして再使用する予定である。
 急いだ方がいいか??
 そんなときに、連休を出勤でつぶされたり、雨だったり、ツーリング行ったり..........

 で、道具は揃ったのに、なかなか開けられないでいると、音は成長している?
 しかし、3.5の音とは違うようだ。
 アイドル1,500程度で騒がしく、2,500を超えると収まる。発進から、加速、最高速まで特に支障は感じない。
 3.5の音は腰下から出ているという感じだったが、この音は軽くて高い。まさしくサイドワインダー...........

 クランクケースカバーを開けて、プーリーをはずしてエンジンをかける。音が大きくなって、なにかにぶつかっている気配が感じられる。

 バランスウェイトギアのあたり(クランクケースカバー2の中)でなにかがはずれて当たっている?...........
 ケースを開けて音が大きくなったのは、音源がクランクケースカバー2そのものだから?
 開けて見るしかないか?
 そんなときに、連休を出勤でつぶされたり、雨だったり、三崎口へ行ったり..........

 音が出てから1月以上経ってしまった。カラカラカラという音から、乾式クラッチのような音へ、そしてサイドワインダーへ............
 燃費は20を切った。寒くなったせいか、音が気になって停止中のアイドルを上げようとしているせいか、音の原因がフリクションになっているせいか?
 現状では、あぶなそうという段階で下ろした3.5の方がマシかもしれない。

 もう猶予がない、やっと来た休日、まず3号エンジンにクランクケースセパレータをセットして、クランクケースを割る。
    付属のバーを使わずにメガネで頭を回していくと、思いの外、簡単にクランクケースが割れていく。
 前夜、山口とお茶して、マニュアル読んでから作業しろよと言われたくらいだから、クランク割ろうとする程の人が、ケースが斜めにはずれて変だなと思ってから、マニュアル見たら、見えないところにボルトがあるのに気づいて、はずそうと四苦八苦したり、セパレータのボルトまで曲がったが、まだ使えるからいいやと思ったりすることはあり得ない。

 で、あっさりはずれた。
    クランクケースは割れたが、スタータクラッチとかアイドルギアとかがはずれない。マニュアルには「とりはずす」としか書いてないが、ネジもなさそうだし、手で引っ張ったくらいじゃはずれない。力まかせに抜けば抜けるんだろうか?

 マニュアルにほとんど説明がないが、奥のボルトをゆるめてもなにも緩んでこない。

 とりあえず、はずれたケースを眺めてみる。なにかおかしなところがあればいいんだが、なければ、何をしたらいいかも見当が付かない。
  
 しばらく、クランクを回したりしながら、クランクケース(1)−写真A−とケース(2)−写真B−を見比べていた。

 ? ケース(2)のオイルシールってなにか変? .........

 あ!

 なぜ、ベアリングがケースに残ってない?

    クランクに着いたままのベアリングを動かしてみると、ベアリングはシャフトに噛みついているらしい。
 とりあえず、要作業点一つみっけ。

 しかし、これどうやって抜けばいい?
 用意したベアリングプーラは内抜き用。外抜き?を買ってきたとしても、ベアリングとクランクの間に爪の入る隙間もなさそう。
 ドライバかタガネでこじ開けていいもの? 以前、リアのサブアームのベアリングが噛んだときも、叩いたくらいじゃ抜けなかったが、ここでそんな荒療治していいもの?
   クラッチのはずし方がわからないので、今、走っている4号の方も開けてみる。どうせ、何もしないで乗り続けられる雰囲気ではない。
 やはり、スタータクラッチはビクともしない。
 異音はこのあたりからしていた気がする、すなわち、クランク割らなくても応急処置はできる、と期待して開けたんだが、なにも異常は見つからない。
    悩む。

 SMを見ながら、スタータクラッチのはずし方に悩む .........

 悩んで日が暮れた。
  



    うまくいくのか??........... 「02」