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 クーラント
     
    結局、ウォータポンプのインペラ部のオイルシールは本家ボロのまま。
 それで、またオイルと水が混ざらないかどうかを確認するためと、ウォータラインに混入したオイルの清掃をかねて、クーラントを頻繁に換えてみる。

 換えて1週間後にクーラントを抜くと、濁っているが、それがオイルと分かっていなければなにが原因だか分からないくらいの濁りだ。新たな混入は起きていないとみていいだろう。
 水を抜いて水洗い。といっても、上から下まで圧力をかけられるわけでもないので、ともかく注いでは抜くを繰り返す。出てくる水はきれいだが、エンジンが冷えた状態ではホース内に残ったオイル分は出てこないだろう。ラジエータクリーナーでも買ってこなければと思いつつ、とりあえずラジエータを満たした水に中性洗剤を少量-でもなく-入れてみる。
 ラジエータクリーナもどうせ界面活性剤だろう。ホースとかオイルシールとかを傷めない濃度が分かれば洗剤でいいはず。とは言っても怖いので、近所を軽く走ってラジエータが熱くなったことを確かめてそそくさと抜く。水に目に見える汚れはない。今度は、泡が消えるまで水を入れ替えておしまい。

 翌日、通勤で使って帰宅後、また水を抜いてみる。受け皿に泡が立って、明らかに洗剤が混じっているが、濁りは特にない。サーモスタットが開かないと循環しないところの水&オイル抜きに根気がいるところか。
 昨日は、ラジエータキャップを開けたとき、またキャップのパッキング周りにオイルが付着していた。灰汁のように、上の方にオイルが分離してキャップにへばりつくらしい。今は、付着していないのでオイル分はあらかた取り除けたのか。
 水を満たしておしまい。

 目標!! 72.3!!  -机上の空論-
     
    ところで、110/8,100を確認。特に長い直線でもない。若干の下りからコーナーを立ち上がって伸びきった頃の値。このエンジン、換装直後からなんとなくトルクフルに感じる。前のピストンリングがかなりな状況だったせいで差があるのかもしれないが、遺跡パワー?

 ところで、ところで、110:8100の比率って1:73.6。今まで102:8200とか言ってたのが1:80.4。回転数が同じなら速度が上がってる。諸元表の走行特性曲線の図から読みとれる最大変速比が72。とすると、プーリー周りをそっくり移植して、ウェイトもクラッチも変更していないのに、諸元表の変速比に近づいたことになる。
 トルクとか出力特性が原因で起きた変化か?? と、遺跡エンジンって結構いい??

 前にもやった(間違いみっけた)んだけど。
 カタログの変速比は
   第1次減速歯数・比 46/15 3.066
   変速歯数・比 1速 2.250~0.800
   第2次減速歯数・比 35/15 2.333
と書いてある。
 なんのことだ?
 試しに前に書いてあった「3.50-10の外周が1380mm」という値で計算してみる。
   8,100rpm×60min×1,380mm/1,000/1,000×減速比α=110km/h
とすると、α=6.097
   第1次減速歯数・比×第2次減速歯数・比=3.066×2.333=7.153
 さらに変速歯数の最低値をかけると 46/15×35/15×0.800=5.724

 どっちつかずではあるが、αの正しい値は減速比全部をかけたもの5.724とみるべきだろう。
 ならば、回転数×タイヤ外周/5.724×60/1,000/1,000(単位合わせ)=時速 になる。
 タイヤ外周×変速比=1,380/5.724×60/1,000/1,000=0.0145
 その逆数は 1/0.0145=69.1  (仮に0.8をかけないで7.153のままにしちゃうと88.3とでかすぎる)
 この値、なんとなく微妙に小さすぎると思うんだけど、外周 1,380のタイヤの半径は219.7mm (「およそ3」じゃねぇぞ )
 タイヤの接地面が1cm弱へこんでるとすれば、有効半径210mm(この辺、細かい数字はこだわってもどうせ想像だから都合で書いてる)。
 210×2×3.14で有効外周は1,319mm

 5.724/1,319/60×1,000×1,000=72.3

 こうなると、走行特性曲線から見える「72」とほとんど等しい。これが変速しきったときの期待される速度と回転数の理論上の比といえるだろう。

 たぶんね。

     ついでに、タイヤが1mm減ると、
   (210-1)×2×3.14=1,313
 外周サイズが 1,319から6mm減る。
   5.724/1,313/60×1,000×1,000=72.7
 という具合にタイヤの摩耗度合いで変わるから、コンマいくつで一喜一憂する必要はないだろう。
 が、空気圧が減ってるとそれなりに影響は出そう。

     ちなみに、なぜこんな数字を計算しているかと言えば、最高速でそのときの回転数を割った値が大きいようだと、ベルトが完全に移動しきっていないということで、センタースプリングだのウエイトローラだのに調整の余地があるという目安になるわけだ。理想が72なら、80を超えれば1割以上ムダしてることになる!!

    で、今の110:8,100=73.6という数字は、今までで一番「72(.3)」に近づいたことになる。

 なぜだろう............
 プライマリプーリもクラッチも「ポン付け」移植だから、同じセッティングで前のデータより良くなった理由が分からない。CSだWRという他にエンジンの出力特性が問題だったのか...........

 全体に悪い状況ではないんだが、「なぜ」がわからないと、その状態をキープできない............

 現状は、最高速は改善した(当車比)。発進加速はそんなに良いとも思っていない。低速のもたつきは他がいいから気になるのか? 4,500の谷は気がつかないくらいだが、6,000に達するまでにもっと軽く吹け上がって欲しいというのは贅沢?

 続クーラント
     
    翌日。帰宅後にまた水を抜く。
 昨日よりいいが、まだ泡が立つ。
 水を満たしておしまい。

 エンジン換装後はじめて燃費が測れた。
 19.5km/l まぁ、いいんじゃないですか。

 翌々日。帰宅後にまた水を抜く。
 泡は立つといえば立つ。

 翌々々日.........
 泡が立たないことを確認して、翌日また念のため換えて。
 結局、月-金の晩。毎日水交換。
 金曜日はもういいだろうと、ただの水からクーラント水溶液を入れた。
 あたしって、こんなにマメだったのねぇ......

 そういえば
     
    あのバードコール音はしなくなった。
 なにもしてないが、音がしなくなったので忘れている=放置。

  
 整備データ (Apr.30,06)
  2stオイル補給  29,606.1km エンジン交換&オイル漏れのため前回データ無効
  


  


 その他........... 「38」