CZ 3.5th Diary P.33 CZ 3.5th Diary P.35 The Index of CZ 3.5th Diary HOME
 復活の
     
    朝。チャンバーを取り付ける。

 昨日、水を入れたラジエータを確認すると、量は減っていない。まだ着けていなかったリザーバを洗う。内部の汚れが取れないのでパーツクリーナで吹き飛ばす。きれいになった。内部がきれいになると外部の汚れが目立つ。外側もきれいにして取り付ける。リザーバに水を入れ、本体にも少し足す。
 で、エンジンをかける。

 回った。
 音は、前と違って軽い音がする。
 志田さんちで比較に聞いた音に近い気がする。いい傾向だろう。
 残りのパーツを着ける。ボルト類が残らないことを確認していく。? 1本。意味不明のフランジが残った。5mm×20mm。水回りのとは別種類。最近、見た覚えがないので気にしないことにする。
 外装は、しばらくはずしたまま放置してあったので取り付けてから洗車する。
 水漏れとオイル漏れを確認する。
 オイルは漏れているが水は大丈夫らしい。

 2週間?ぶりの試走。
 オイルラインに不安があるので、またガスにオイルを多めに混ぜておく。
 エンジンは以前よりまったりした回転感。
 水温が上がるのを確認して発進すると、思ったより力強い。
 時が空いたからそう感じるのか? 前が傷んでいたから実際にそうなのかはわからない。
 感覚的な差は、期待?あるいは実際に?若干まったりしている。
 停止時にクラッチが切れるまでが長い。
 クラッチやプーリーはそのまま着けているから違うはずはないんだが。

 すこし離れたところまで買い物に行く。
 いきなり回しちゃいけない気もするのでゆっくりと。が、発進や加速で6,000くらいにはすぐに飛び込む。その気はなくとも、平和なスクータよりは先に出る。
 濃いめに混合にしているせいもあるだろうが、発進で白煙を吐いている。
 気になる振動はなくなったが、皆無ではない。こんなものだったかなぁ? 正常がわからないと、なかなか安心できない。
 20キロくらいを一周して帰ってくると、あの「単気筒感」ではないが、単気筒の振動はある。当たり前なんだろうが少し不安。

 帰り着いて、オイルと水を点検。
 水は大丈夫。
 しばらく放置しておくと、オイルが30分に1滴くらい漏れているようだ。
 ポンプ周りを締め直してみたが直らないらしい。
 いずれ水回りもオイルシール交換になるから、完全修理は後回しということにする。

  
 整備データ (Mar.26,06)
  エンジン交換!!  28,669.2km 前回 不明 本家ボロエンジン
  
 まっくろくろすけ
     
    今回は、壊れた元祖ボロから泥だらけの本家ボロへ換装したわけだが、本家ボロで使えたのはクランクケース。クランクケースと言っても、ヘッドからピストンまでの腰上を含んでクランクシャフトまで+ミッション一式+リアブレーキ。
 つまりクランクケースからプーリー前後、ステータ、ロータ、ホイールとそのカバー類を除いたものが入れ替わっている。

    さて、後かたづけを始める。
 お宝になるはずのシリンダーヘッドとシリンダーをはずす。
 ヘッドはハンマーで叩くととれた。シリンダーはなかなかとれない。お約束でスタッドの1本のところがなかなか抜けない。1時間近く格闘してやっと抜けた。

 で、ピストンとご対面.........

 あのぉ〜
 なんか黒くない??
    なんだか、でぇてぇのピストンもこんな感じだったような.......

 普通、こうゆうもの??

 サークリップを両側はずしてもピストンピンが抜けない。途中で引っかかってしまう。
 さんざん、格闘してから、枕をあてて打ち抜いてやっととれた。

 まだ、内部はわからないが、クランクにガタはなさそう。
 ひょっとしてピストンが逝ってる??
    ピストンピンに沿ってピストンが左右にずれるけど、これはこういうもの??

 慌てて、いろんな人に聞いてみると黒いのは2stオイルが燃えた後ではないかということ。
 ヘタったピストンリングから燃焼風が吹き返してクランクケース内のオイルが焦げて着いたものではないかという。
 いいオイルを使っていればこうはならないとか。今使っているのは、安売りでまとめ買いしたCastrol 2TSなんだが、TTSの方が格段にいいとか.....
   また、別の筋からは「2stのピストンてそんなものよ。縦筋が入ってなければ上等」との答え。首が横ずれするのも正常だとか。
 写真で見る限り、リングはともかく、ピストン自体は再使用できると。今まで、そこそこの性能を示していたのだから、シリンダとの組で大切に保管、または使え、との指示。
    なら、ピストンが異常振動の原因ではないということか。もっとも、ピストンピンが固かったことを考えるとかなり消耗していることは確かでしょう。

 シリンダーには特に傷はない。

 やっぱり腰下のトラブルか?
 そういえば、シリンダーをはずそうとしたときにクランクケースの継ぎ目が微妙に動いていた気がするが緩んでる?

 腰下の追求はまた後日。

 その他
     
    いつものことだが、本体が死んでいる間に余計なことをやっている。
 エンジンまで降ろすのにステップボードをはずしたら、補修した部分をまた割った。
    傷ついているのは左側。スペアホイールを探しに行ったら、昔傷つけたステップボード青があることに気づいた。

 見ると、すり減っているのは浦和でコケた右側。

 ということで、無謀な2個1に取り組む。
  
 きれいに切って張り合わせてと思ったが、このパーツ、ステップマットに隠れて外側1cm幅しか見えない。
    真ん中に座るわけじゃなし、と重ならないあたりに目星をつけて適当に切る。
 いらなくなった半身2枚を捨て、残りの見えるところを塗る。

 う。ありあわせのスプレーだと色があわない。
 トレーシーが動かない間は、買い物に行くのにも不便だから「いつかそのうち」塗り直すことにして取り付ける。
  
 まだあるよう........... 「35」