CZ 3rd Diary Part24 CZ 3rd Diary Part26 The Index of CZ 3rd Diary HOME
   あやややややや・・・・・
         
    数日後の朝。走っているとメーターがピクピク。
 機械式タコで不安定なアイドリングを見ているように針が振れている。
 示している速度は実際の半分くらい? もっと少なめ?

 え? 再発?
 ということは............. 悪いのはハブじゃなくホイール??
 その線は確かにあった......
 あえて、その可能性には触れないでいたんだが....
    しかたない。帰って、また暗がりでホイールをはずす。
 寒い。明かりのハロゲンランプが暖かい。

 ホイールのメータギアとの連結爪を見るが暗いせいか特に磨耗しているかどうかはわからない。スペアがあるんだからホイールを取り替えて見ればいいんだが。
 ホイール側は磨耗していても肉を盛るとかできるわけではない。ハブ側の爪はそんなに厚さはない。こちら(矢印)をラジオペンチでこじって内側にそらせて見る。
    が、結構固い。どれほど曲がったかわからないが0.5mmくらいは動いたんじゃないか? ホイールとかみ合わせるためか結構ガタもある。
 ともかく、組みなおして手でホイールを延々と回す。トリップが若干進んだのを見て、とりあえず終了。

 翌朝、一応、速度は測れているようだ。
 しかし、ホイールをいじったということはメータケーブルをこじっているわけで、今直ったのはメーター側の差込具合が変わったからという可能性もある。

 基本的に原因が特定できていないのは.........

   寒い・・・・・
         
    忘年会だ。なにも西の果てでやらなくても........
 用事を済ませて、日の暮れ始めた16時発。今年一番の寒波の中、西に向かう。

 途中、風も強くて、めげそうになり駅で休憩。電車に乗ろうか乗るまいか。半分まで来てしまっているから、ここで乗っても帰りも半分は自走だ。と諦めて、走り出す。

 さて、大人7人に幼児6人という世代の移ろいを思わせる忘年会が引けたのは11時半。
    別れを告げて11時50分帰路に......
 大磯まで20分。辻堂まで45分。深夜の工事で片道塞いだ交互通行が目立つ。
 藤沢バイパス? で、道がすいたと思えば、最高速出しても左高速コーナーをアウトから抜かれる。
 新道の西? 戸塚警察の先でコーナーの先がいきなり渋滞。前に出てみると、ついさっきという風で、車が左に刺さって右側に跳ね返り1車線を塞いでる。その先に2台。さらに100mほど先にもう1台。まきこまれたのかつるんでたのか。4台とも、人に大したダメージはなさそうだが車は重傷だな。
    横浜の先で75分、多摩川まで20分との表示。環八まで90分。自宅まで100分で帰り着いた。
 風呂の残り湯で十分に身体が温まるという経験は何年ぶりだろう。

 最初のうち、なにも問題ないな。明日は寝ていられる。と、思ったのに、藤沢バイパスで速度表示が変。
 まぁた、どんなにスピード出しても60キロくらいしか指さない。センサーが何回かに1回、信号を拾い損ねているという感じ。
 速度が低いうちは異常がないように見えるのも、ある程度のストレスがかかったときにはずれてるという推論にあてはまる。
    翌日、やっと明るいところで各部をチェック。

 パーツクリーナで洗浄し、各部のサイズを測っていると、ホイール側のメータギアとのかみ合わせの爪が丸くなっているのを発見。
 だから、点検は明るいところでしなくちゃね。
 で、どうするか? 爪を盛るのも大変そう。結局、スピードギア側の爪(メータクラッチというらしい)をこじって盛り上げることに。
 またペンチで.....と思っていると、なんだ? サークリップがついてるじゃないか。ということははずせばいいんだ。やっぱり、作業は明るいところでやらないとね。
    で、はずしてみると、この回転する側の爪(だからメータクラッチ)が気持ちへの字に曲がってる。

 ホイールの脱着とかを繰り返すと少しづつ曲がってしまうんだろうな。消耗品か? 高い部品ではなさそうだから、単品で出るならこんど注文しておこうか。
 ひねってみるとなんだかいびつだが、前よりはいいだろう。

 翌朝。メータはなんとか動いているようだ。再発しなければOK?

    ちなみに、各部の寸法だが
     現用 スペア
 ホイール側爪の高さ 3.63.65 
  シール溝からの高さ 13.813.8
 ハブ側シールから爪までの深さ 12.812.4
   同  修正後 10.6 
   同  新品 9〜10
 Aはホイールのスピードギアとかみ合う爪の高さ。
   Bは爪から、ハブ側のオイルシールがはまると思われる溝までの高さ。
 Cはハブ側のオイルシール上面からスピードギアの爪の上面までの高さ。
 噛みあわせの具合はよくわからないがB(13.8)−C(12.8)=1mmではアブナイらしい。動いていてもいずれ磨り減る危険があるということだろう。

 で、後日、新品が届いた。こんな部品とたかをくくっていたのだが、430円もした。新品での比較ではB−C=3〜4mmになった。
    
 新旧を比べてみると、いかにつぶれてたかがわかる。

 品番の最後が「01」なのは材質変更か。着いていた古いものは真鍮みたいな色だったのが鉄製(?)に変わっている。つぶれるので硬いものにしたのか? 品番の頭「214」が車種コードなら「DT1」と共通の部品ということになる!
 ともかく、ホイール側の爪、オイルシールからこの爪までの高さは要チェック。
 タイヤ交換をプロに頼んでいても、この合わせ目を律儀にあわせてくれているとは限らない。20年目の車両なら多かれ少なかれつぶれているだろう。

   
 整備データ (Dec.23,05)
  2stオイル補給 1L 26,244.9km 前回 24,806.0km 1,438.9/L
     1,438.9km/47日    30.6km/日
    メータが回ってなかったので本当の距離は150km以上多いはず






     寒すぎ?........... 「26」