CZ 3rd Diary Part23 CZ 3rd Diary Part25 The Index of CZ 3rd Diary HOME
   クラッチ
                 
    さて。車体に組みなおそうとしてクラッチボスをはめて見ると3枚目のフリクションプレートまで届かない。ここは、3枚のプレートをなだめすかして通すところだから、新しいプレートのせいで通りが悪いのか?と、順番を変えるとかいろいろやってみるが通らない。
 いいかげん繰り返したところでクラッチボスのシャフト穴から指を入れて見ると、フリクションプレートの3枚目に刺さる前に中央のカラーが当たってそれ以上入らないことがわかった。このカラーを抜くとクラッチボスは最後まで刺さる。
 でも、これ最初からあったパーツのはず。はずして見てもおかしなところはない。
    カラーに指を入れても奥まで入っているように見える。

 しばらくやってみてもダメなのでCZオーナー数名にヘルプメール。「これってあるもの?」
 すでに深夜だったので答えは翌朝。

 「パーツリストに載ってる」「しっかり入ってないんじゃない?押し込んで見たら?」という答え。
 だって、さんざん押し込んで見てるのに...... と思いながら力を込めると「カチッ」といって入った。お騒がせいたしました...........
 はずして組もうとか怖いこと考えてたんだけど.........

   飛び出しているカラー
     整備データ (Dec.04,05)
     クラッチプレート交換 25761.1km 前回 ......  プレートの新品入れるのは初めて

    さて、ボスがちゃんと入るようになったクラッチを組み込む。
 たまたま買ってきたグリスを各部に塗りこむ。クラッチのウェイトローラは特に汚れもなかったのでシリコンスプレーを吹いておく。
 クラッチを取り付ける..... ベルトが邪魔で入らない。
 どうせこのままでは、悪戦苦闘するのだからとプライマリをはずす。

 はずしたらグリスアップくらいするか.......
 こちらのウェイトローラは偏磨耗が目立ってきた。次は交換だな......

   クラッチの履歴・・・・・
                 
    クラッチを前に交換したのは去年の3月Diary05らしい。
    
計測日 11,176km
Mar.10,04
25,741km
Dec.04,05
クラッチプレート厚さ 2.2, 2.6 1.9, 2.4
フリクションプレート厚さ 3.9, 3.9, 3.9 4.18, 4.18, 4,20
    どうも書いていることが定かじゃないが、フリクションプレート(FP)は手に入れたときに4.1mm、その後3.9mmに減ったのか。
 で、記憶では4.6の新品を2枚入れて、1枚は古いのを使った。その後、どこかで3枚目を交換したはず。
 そんなわけで、今回のFPの厚さは4.18×2と4.2×1なのだろう。
 CPについては、厚さが2.2と2.6あったはずのものが1.9と2.4にそれぞれ0.2強減ったということになる。

 FP 2に対してCPが1の割合で減ってる?? そういうものじゃない気がするんだが。

 12,000km時点で0.6mm(標準4.5−3.9)減っていたFPが、25,000km時点で0.4mmの消耗ならまだいい方だが、CPの方は0.1前後だったものが0.2強減ったことになっている。
 それはまずくないのかなぁ.....

   メータケーブル
                 
    またまた翌朝。
 エンジンをかける.......

 ん?? セルがクシュンと空回りする。ここ数日、朝の一発目にはよくある。
 やっぱり、オーバーホールか????

 ちなみに、一昨日、タイヤを買いに行く途中で渋滞の中、20km/hくらいでやけにメータの針がピクつくと思っていたら、止まった。切れたか? はずれたか?
 昨日は半分雨で、クラッチを戻すのだけで終わった。はやく点検してみないと......

    発進の感覚が違うのはエンジンが冷えすぎてるせいか?
 なんてボケていたら、クラッチ換えてるせいじゃないか。
 ミートは3,000rpm前後か?
 前より低い回転になっているはずだが、特に違和感はない。
 全体にまろやかな感じで、これが当たり前なのだろう。たぶん、あの音もなくなった。

 フロントは浮かなくなったか....... いや、厳密な差はわからないが、一瞬、フロントの荷重が抜ける。まぁまぁでしょ。

    その夜、暗がりでハンドル周りをバラす。
 メータケーブルの取り付けを確認する。
 ダメだ。ちゃんと着いている。ということは切れたということだ。
 また、週末に発注しなければ..... いつ届くかなぁ......

 クラッチはまったりとした感触。乾式というイメージよりウェットな感じ。
 ミート回転数が下がったせいか、エンジンが冷えているときの吹けの悪さも感じるようになった。
 他車に出足で負けるというほどではないから問題とまではいかないが、ゼロ発進時に4,500の落ち込みもわかる。

 なんて思っていたら..... アタリが出てきたのか、朝、信号待ちから発進しようとしたらフロントが今までになく浮いた。浮いただけでは性能がどうってことはないけど、そこそこ低速でもトルクは出るセッティングであるということか。

 音は消えたのか?  うぅぅ、よくわからん。
 少なくともガラガラ蛇ではなくなった。走行中に耳をすましてみるが、リードバルブの音がビィィィン.... 他にもいろいろ.... まぁ、トラブルにつながりそうな音はしていないことにしてもいいかななんて.......

   あやや・・・・・
                 
    CZの友人に、ケーブル切れた。週末に注文して、また次まで待たなきゃいけないから、古いのでもいいから欲しい。と言ったら、週末を待たずに届けてもらえた。
 しかも、メータケーブル以外にもなんだかいろいろ.....

 さっそく、夜の暗がりでメータバイザをバラす。
 メーターケーブルは、なんだ、中だけ抜けるじゃん。
 届いたケーブルのアウターが気持ち傷んでいるのもあって中の芯線だけ抜いてグリスアップする。
 古い芯線を抜いて......  あれ? 切れてない.......  ということはどこが悪い?.....

 メーター本体が逝った?? メーターもストックがあるので速攻で取り替える。
 ストックを引っ張り出してきれいにして導通テスト.... ランプは光る。と、作業しながら考えた。
 メーターが壊れたって聞かないよな。本当にメーターか? 組む前に他に疑うところはないか?

 ケーブルは無事。メーター本体に原因がなかったとしたら、残るはメータギア。
 フロントホイールは最近も何度かはずしてるし、疑うなら先にこっちだろう。
 ホイールを回してケーブルの差し込み口を見る。
 やはり動いていない気がする。
 ホイールをはずして、ハブを取りだしてメータギアを回してみる。 ? 動いてる?
 ホイールにはめて回してみる。 ?? 動いてなさそう?
 暗いこともあってなかなかギアの動きが見えないのだが、単体ではギアは動くが、ホイールとハブとを組み合わせると、回してもなんだか動いてないらしい。
 そういえば、いろいろ送ってくれた中にたまたまフロントハブがあった。取り替えて動きを見る。
 やっぱり、動きが違う。こっちだ。というわけで、メータ交換をやめてハブを取り替える。
 ハブ内部のゴミと錆を取るついでに、ハブ以外にも目に付くところにグリスを塗る。

 組み終わって、軽い下り坂を押してみるがメーターが動いているかどうかわからん。ちょっとエンジンをかけようとする。と、目の前をパトカーが通り過ぎる.....

 当然、ヘルメットなんかかぶってないしぃ..... 乗ってなくてよかった。
 5mも走ってメーターが振れることを確認して、めでたしめでたし。
 ん? そんなことでヘルメットかぶらなきゃいけない時代ってイヤだねぇ.....

 結局、異常の原因はメーターギアとホイールをつなぐところの金具がヘタったことのようだ。折れたりしたわけではないのだが、ホイール脱着の時にうまくかみ合わせなかったかなんかして、曲がった&すり減ったらしい。古いのも修正すれば直りそうだが、とりあえず問題解消。

 メーターを前に悩んだ時間も含めて約1時間で終了.....

   




     直ってない?........... 「25」