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   ブレーキパニック
             
     空梅雨? も終わろうかという今日この頃、豪雨である。
 昨晩から音を立てて降り続ける雨の中、10日前のイヤな記憶とともにバイクを出す。
 .....!?  押して歩いて、何気なくレバーを握るとフロントがキュッとロックした.....。

 なぜ? と思いながら暖機。走り出してすぐ止まろうとすると、キッ!

 フロントがロックしそうな勢いで止まる。
 昨日は軽く走っているがこんなことはなかった。一晩の豪雨のせいか?
 この状態じゃスピードが上がったらスリップダウンする。

 雨のせい=加熱すれば直ると期待して、トロトロ走りで車間が開いた頃にブレーキを引きずりぎみにかけてみる。
 キッ!

 なかなか直らない。雨の中、転倒の恐怖とともに、どこかに置き去りにして電車に乗り換えるかどうか悩みながら走る。

 2キロ足らず走ってやっと、ブレーキ音もなくなりロックも解消された。
 しかし、雨の中。再発したらとんでもないことになる。怖々40km/hくらいで走る。渋滞するクルマもたまにしか抜かない。速いクルマの方が先に出ていくくらい。
 なんとかたどり着いたが、いつもは26分程度の道のりを40分以上かかった。

 雨に備えて早めに出たので信号タイミングが若干は違ったようだが、とんでもなく時間かかった。


   ん? ダメ??
             
     なんとか無事着いて、今度は帰り。
 朝の雨は午後まで降り続いて、帰りにも小雨が残ってる。
 濡れたせいなら、とブレーキをチェックするとカックン!

 乾けばいいのか?と、近くの路地でストップアンドゴーをしばらく繰り返す。
 あまり効果がない。仕方なく、アブナイ走りで本線に出る。うっかり手加減を間違えればスリップダウンしそうなブレーキでは、アンダーパスはくぐれない。
 昨日は豪雨だったが、今日半日くらいの雨は普通のこと。それでこんなになるなんて普通じゃない。考えられる原因はパッドか? まさかシューがなくなっちゃってるんじゃあるまいな。割れて挟まってたりして。
 イヤな想像を繰り返し、ずいぶん経って、直らないか?と思った頃にまともになってきた。

 が、この症状。やはり、雨のせいではない? ブレーキが暖まれば普通になるが、試しに1時間ほど停車した後に走ってみると、症状復活。

 翌日のことを考えて、夜中にシュー交換を始める。

 まぁ、なんとかホイールをはずしてシューをはずす。
 シューの摩擦材部分はまだあるが、ドラムのレバーを2ノッチずらしてまで使っているくらいだから、これ以上は望むまい。気のせいか、表面は金属質にすべすべしている。経年変化もしくは熱劣化でこんなことになった??
 新しいシューのストックを取り出して取り付けようとすると入らない。
 ?? なんで? 新品組んで入らないなんて.......  レバーの角度やシューの取付を確認しても入らない。
 試しに8分山のシューを当ててみる。やっぱり入らない。プラハンで叩いてみると入りそう? なんとか入れた。叩き込んでそのまま回転しなかったらと心配したが、入ってしまえば動く。
     変だな。ま、夜中だしこれでがまんしよう。
 変えてあったレバーのノッチを適度に戻して完了。
 押してみると引きずり感はあるがこんなもんでしょう。

 換えたシューをしげしげと見る。
 特に引っかかるような異常や破損はない。逆に異様にすべすべした硬質感があるか? 表面にところどころ凹みがある。直径1〜2mm程度のえぐれ? 気泡の入ったものを磨くと出てくるスのような感じ?
 それが原因であれだけ食いつくとも思えないが....

 翌朝...
    見た目では特に変わらない......
     普通に止まる。安心して握れる。力一杯握っても止まらないくらい普通だ。
 んが、停止する瞬間。ガコッといってショックが来る。
 うれしくないが、走ってる分には昨日とは比べものにならない。初期のあたりが出たら直るかもしれないと期待して様子見。


   単なる日記(じゃないものがこのサイトにあるのか???)
             
     「おまえのフォークは曲がっている」
 と言いながら、忘れて走っていると、信号で止まったところに後ろからマジェ(? 他の機種に興味がない)が近づいてくる。
 「バイクいじってます?」
 「ノーマルです」
 「速いっすね。こっちの250より速い」
 速いから20年物を苦労して動かしてるの。でも、ハードはそっちの方が速いんじゃないの? ハードだけじゃなくライダーのパワーウェイトレシオも考えた方がいいよと思いながら、口には出せない。
 こっちの車種が何か分かっているんだろうか??

 ガソリンのことだが、やはり特定のスタンドで給油すると燃費がいい。2円高いスタンドで入れるとリッター17を超えて、ざっと5%以上距離が伸びる。

 んで、発進でリアが「ガラゴッ」と一瞬鳴る。
 クラッチか?................ クラッチだな................

 停止直後のアイドリングは前よりかるく落ちるようになった。
 逆に? 何度か、停止直後からの再スタートで回転が上がらずもたついた。
 エアクリーナボックスの穴を再調整する季節か?


   ちょっとそこまで.....
             
     3連休初日の朝
 8時45分 始動 5分ほど暖機して出発
 大渋滞 9時5分 瀬田
 9時20分 市が尾
 9時40分 海老名付近 ガス欠 ちょっといいペースで深追いしすぎた
 10時40分 津久井 16号を避けて相模原の裏を抜けたが早かったのかどうか?
 11時5分 やっと相模湖から20号へ合流
 12時10分 甲斐大和の道の駅で休憩
 13時15分 到着
     先に来ていた飛田さんがおニュー(?)の150を整備するのを手伝う
 リアにはリードのサス。ローダウンしてたんだそうだ。
 フロントもフォーククランプのストッパーをえぐって突き出しをしているという。
 前後とも元に戻す...............

 フォーククランプのボルトがやけに堅い。
 ストッパーをえぐって留めているせいかオーバートルクで締めたらしい。
     4本のボルトが2本、2本で違うので片方が純正じゃないのかと思ったら、純正はフランジがないと角田さんに指摘される。とすると4本とも違うボルト。それが力の限り締めてある。で、ネジ山ボロボロで抜けもしない。

 長考の末、飛田さんはステムを諦めた。「たまたま」持ってきたフロントと丸ごと移植の泥沼に突入.......
     「目標19時だな」という角田さんの宣言の元、作業を進める。
 手伝えるところは手伝う。一人でやる作業は冷たく見守る。
 時間は過ぎていく。飛田夫人はただ見守るだけで耐えている。感心してしまう。

 数字のあるボルト3種
  右端 125のステム締め付けボルト
  真ん中 問題のフランジボルト
  左端 本来のフォーク締め付けボルト
  読みにくいが左の2本には「9」の数字がある
     作業を見守る間、ステム一式を他車種と比較したりして時間をつぶす。
     なかなか、有望な寸法だ.........
 角田スペシャルに乗せてもらったり、うちのガラゴッも試乗してもらう。
 21時 宣言時間をはるかに過ぎて車体はまだ裸。
 作業終了、試乗するが.............
 得体の知れないチャンバーはやめた方がいいみたい.........

 使えるかどうか? 廃棄になったステムを担いで23時40分 出発。
 すぐにガス補給して走り続ける。
 0時過ぎ 笹子トンネル
 0時半 大月インターでレーダーを頭に載せたパンダに追いつく
 荷崩れしそうになったので停車休憩
 1時 相模湖へ
 また怪しくなった荷を積み直すついでに、いただいたパンをかじる
 2時 16号から246へ
 2時半 着いた シャワーを浴びて 寝る

 本日の走行298km
 後2km走ってこようか? なんて実行する気はないんだが。

 トータルでリッター20は超えたらしい。22近いか?
 やっぱり大人らしく走ると燃費もいいのか.......

 



 んで..?........... 「19」