CZ 3rd Diary Part10 CZ 3rd Diary Part12 The Index of CZ 3rd Diary HOME
 成長する音
 最近の燃費は18〜17km/l。20は条件がよくないといかない。
 整備データ Sep.03,'04
  2stオイル補給交換 1l 14775.8km
 そんなある日、最高速がどのくらいかアタックしてみると、8200rpmで108km/hくらいか?

 まそんなもんかなぁ?

 んで、最近、発進時にクラッチからジャダーが感じられる。遊びが増えたか?
 そう感じはじめて2週間くらいしたら、なんか音がする? しゅりしゅりしゅり と..... 乾式クラッチの音だろうか??
 1週間くらいで音が大きくなってきた???
 なんだか日増しに音がでかくなってる??.....
 自転車のペダルこぐとガランガランと周期的な音がするのがよくいるが、似たような音になってきた。
 さすがに、このままじゃまずいでしょう。
 動かすのをやめて週末に開けてみる。

 クランクケースを開けた。

 見た目の異常なし.......

 疑わしいクラッチをばらす。
 別に異常はないが、フリクションプレートの厚さは奥から4.35/4.35/3.89
 前回、古いのを1枚残して入れた分3.89を新品の4.45に換えて組む。
 原因不明のまま動かしてみる。

 直ってない。まだ音がする。
 音源はどこだ? ホイールか?

 近くの坂道をエンジン切って惰性で降りてみる。40km/hくらいまで出たが音はしない。
 エンジン側から駆動がかかっていないと音がしないらしい。スタンドかけてアイドルから4000rpmくらいまでまわしただけでは音は出ない。
 ということは、トラクションがかからないと音が出ないのか? クラッチより前側が怪しい?
 また開ける。今度はプライマリ側をはずしてみる。
 WRが偏磨耗しかけている。ベルトにはそれらしい傷はない。
 プーリーをはずしてみる。シャフトにも異常はなさそう。ひっぱってもガタはない。
 WRを洗浄し組み付ける。

 と、クランクケース内側にこすれた跡発見。
 プライマリシープがある辺りにX字のリブがあるのだが、その上側に5cm近くの幅でこすった跡がある。傷跡の形状からして、回転する1点が触れているのではなく、面で接触しているだろう。
 ところが、プライマリプーリの外側にそれに見合う傷がない。
 プーリボスにもランププレートにも削れているところはない。傷がみつからないと対症療法もできない。

 いつもどおり角田さんにヘルプ通報。
 結局時間を見て部品交換して様子を見ることになった。
 が、怖い話を聞く。
 プライマリプーリ−のロックワッシャがはまらなくて、入れないまま動かしてたんだが、ワッシャがないとプーリーボスの締め付けに遊びができてランププレートが首を振るかもしれないという。
 ランププレートは欠品とか。
 ロックワッシャをはずしたのがDiary7の5月?
 それ以来、下手すると4,000kmくらい、走ってる...........
 厚さわずか1mmないくらいのワッシャだが、遊びといわれればそうかもしれない。原因と結果は符合する.........

 あぁぁぁあ 乞うご期待.......

 成長する穴
 さて。Tracyの比較パーツを貸してもらいに国立音大近くまで行った。
 迷った分も含めて片道45km。アクセル開度を控えめにしてると60km/h巡航が限界。幹線道路では車に追い越される。渋滞すると喜ぶような走りでなんとかたどり着いた。
 途中、音はまた成長したか?
 アイドリング中は出なかった音が信号待ちの間に出るようになった。悪化したか。走行中の音とは違うが、やはり何かが首振ってる音だろう。

 で、到着。
 一息入れるのもそこそこにケースを開ける。
 プライマリ側をはずすと角田さんが「これじゃない?」と言う。
 確かにプライマリ、プーリーボスがなんか傾いてる。
 しかし、借り物のプーリーに換えて組んでも音の状態は変わらない。プライマリのセンタースライド部のオイルシールは要交換ということで、別の課題を探す。
 クランクケース内側の傷は上から汚れがたまっている。
 ということは現在進行形の傷ではなさそうだ。以前に、誰かがわざと削ったものか?

 音の出所を探して、またもホイールか?ということになったがどうも違うらしい。クラッチでもない。
 ミッションでは?ということになり開けてみた。
 ミッションケースを開ける。なにが悪いのか?見かけではよくわからん。
 ギアをつついてみると.............
 ん? 真中のアイドルギア?が動く.............
 遊びっていってっも、ベアリングの入ったシャフトが左右に2mm近くずれるなんてあり得ないよねぇ.............

 このとき、用足しに角田さんが出かけていた。
 ギアをはずすにはチャンバーはずしてホイール緩めてドリブンシャフトを抜かないといけない。でも、これだけ盛大に動いてベアリングが無事なわけがない。ベアリングがダメなら開けても、確認して閉めるしかない。
 部品もないし、部品だけあってもベアリングプーラがいる。打ち込む工具もいる。
 これだろうなと思いながら、手は出せない。一応、角田さんに見せるため、戻ってくるまでふたも閉められない。
 ひまつぶしに、ギアカバーの内側を洗浄してみるとパーツクリーナに洗い流されて新聞紙の上に銀色の粉末が盛り上がった。うぉっー。これだけの粉ってなにが粉砕した結果なんだろうねぇ.......
 さっき抜いたギアオイルもみごとにプラカラーのメタリックシルバーだったし.........

 プーリーボスのオイルシールは戸田さんが注文してあったのを分けてもらえた。
 他にやれることもないので、グリスを土田さんにわけてもらってシールを打ち込む..........
 あっ!  ま、そんなもんでしょ......... 組み込む。

 さて、本題の音の対策としてはパーツ発注してバイク屋に脱着まで頼むしかない。
 角田さんが帰ってきたところで見せる。
なんか傾いてるが一時的なものらしい
いじると右上のギアがみごとに動く
洗い流された金属粉
動きに魅入る
 ベアリングがいってるということで納得して、後は無駄話して日が暮れたので自走で帰路に着く。

 渋滞がありがたい。
 このまま帰って40km、いつどこへ修理を頼もうかと考えていたら、三鷹を通るじゃないか。このまま、YSPによって置いてこよう。
 思いつきで行ってあるかどうか心配した代車もなんとか貸してもらえて帰り着いた。

 しかし、JOGってこれに乗ってみておもしろかったからもっと大きいのに乗りたいとか思う人いるんだろうか?? と、思ってみたが、慣れてきたらメータ振り切るし、50だったらこんなもんなのかなぁ.......






 んで............ 「12」