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 Reboot 11 2004/06/05(Sat)
 今日こそオイルラインとウォーターラインを完成させて、エンジンを始動させるぞと言う意気込みで取りかかる。
 まずはラジエターのフィンの潰れたり詰まったりしている所を一つ一つ補修する。
 その前に水でザザッと洗って見るとオイルクーラー同様にざくざく小石がでてくる。
 んーーでもこの大きさなら小石じゃないなー、砂?砂粒の大きい奴かな。
 洗剤をぶちかけてしばらく放置・・・・・・・・
 エアガンで拭いて砂をとばして洗って洗剤ぶちかけて放置と何回か繰り返してフィンの整形に取りかかる。
 何もこんな事しなくてもとも思わなくもないけど、一応バイク屋のしない修理をするという隠された目的もあるので地味〜に一つ一つに手を入れてエアフローがあるように直す。
 一段なおしてはタバコを吸い、もう1段なおしてはドリンクを飲み、もう1段なおして外を眺め、チャットに書き込みしながら、嫌になったので別の所をやることにする。
 まだクラッチにオイルを入れていないのでフールドを入れることにした。
 ブレーキみたいに絶対エアーがあると使えないと言うわけでではないので、適当に済ませて、次はリヤブレーキのフルード交換をする。
 なかなかにほうじ茶のような色になっていて良い感じすぎる。
 エアーを噛んでいる訳では無いのでこれもさくさく終わる。
 他にやることも見あたらなくなったのでしょうがないからラジエターに戻って地味〜な作業に入る。
 ピックで倒れたフィンを一つ一つ戻しているといろんな音が聞こえてくる。
 遠くで風にながされて転がる缶の音とか雀が鳴く声とか・・・・
 雀の鳴き声はまともに聞いたことはないけど、よく聞いていると何か規則性があるようだ。ちゅん!とはっきりした鳴き声とジュクジュクと言う不明瞭な声を使い分けて居るみたいだ。
 公園が近いから結構子供が多く通る。
 ファクトリーから離れて歩く子、何しているのかと覗きに来る子、自分が進むことに一生懸命で何も見ていない子。
 フィンの間に詰まった石をピックで取って、フィンをまっすぐに直してエアーで残った砂を吹き飛ばす。
 エアーの勢いも強すぎるとフィンを曲げてしまう。
 あと斜めにあててもせっかく直したフィンを曲げてしまう。
 光の加減で始めた頃はラジエターを透かして見やすかったけど、ラジエターを透かすのが見えにくくなった頃、ようやく終わった。
 早速取り付けることにする。
 先週苦労して付けたオイルクーラーも問題なく収まって上出来だ。
 先週オイルクーラーを直しながら思ったことだけど、今のバイクはオイルクーラーを単独で付けている物は少なくなっている。
 付けているにしてもステムヘッド下とかで比較的飛び石の少ない所に付いている。
 ハイパフォーマンスをうたっている物は水冷式のオイルクーラーだ。
 ンで、何が言いたいのかというとこういったオイルクーラーの位置も実は重要な変化と言うこと。
 華々しくうたっている新機構よりこっちの方が重要な変化なんだよなぁ。
 だっていくら良い機械でもその性能が維持できなければ意味はない。
 飛び石でコアが潰れる事を避ける為とさらに良い冷却が出来る位置に変更されたと言う事はかなり重要な変化なんだよ。

 ウォーターラインを繋ぎはじめて気が付いた。
 パイプが一本足りないじゃん・・・・・・・
 今週の作業はこれにて終わり。
 来週こそエンジンをかけるぞぉーー

 Reboot 12 2004/06/12(Sat)
  さて先週無かった冷却水パイプも入った。
 今週は完全にエンジンに火を入れて、うまくすればキャブの負圧調整とエアクリーナー
 後は外装を付けるだけにして、Rebootも終了と目論んでいる。
 ラジエターパイプを見てみると以前インテーク側に付けたパイプと形状が同じ
 どうやら間違えて付けたらしい。だから無かったんだよなぁ。
 パイプバンドを捜してすぐ見つかる。
 大体ここの作業って探しが7割、余計な事が2割、やろうとしていた作業1割の配分なんだよなぁ。
 パイプを繋いでクーラントを入れる。
 おっと、ドレンを緩めたままだった。
 締め込んでクーラントを入れる。
 繋いでいるゴムパイプを握って中の空気を追い出す。
 キャップの所までクーラントが来たところでポンプのエア抜きをして再びクーラントを注ごうと
 見てみると エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
 サーモスタットのハウジングとキャップの間から冷却水ダダ漏れ・・・・・
 見なかった事にするにはあまりの勢い!
 だって、水面から2センチぐらいしか下でしかないのにシャバシャバ流れているんだよ。
 このハウジングを止めているのは六角キャップとプラスのねじだけど、ものすごくプラスねじが
 固着していてプラスはなめてしまいました。・゚・(ノд`)・゚・。
 6角キャップの方はフレーム側に止めてあって、ねじはハウジングのふたを止めている。
 とりあえずハウジング毎フレームから外して、なめた螺子はドリルで抜くことにする。
 本当なら今頃はエンジンの音に感涙を流しているはずなのに、何が悲しくてドリルをもんでいるのか・・・・
 螺子はうまく抜けたが、固着したねじ山が取れない。
 頭来たのでねじ山もろともドリルをお見舞いする。
 貫通部分だからあとでこれより細いねじで止めればいいと言うことで。
 ふたが外れたサーモハウスはなかなかにスケールがこびりついているし、オーリングは丸いのが変形して
 四角くなっている。
 今回エンジンはかけられなかったけど、ここで上手いことオーリングががんばって出先でへこたれてクーラントを
 吹き出すよりは遙かに良いだろ・・・いいだろ・・・・良かったんだよ!!
 フレーム合わせ面とふたの部分のアルミのしろ錆は窓ガラスにサンドペーパーを押しつけて平面研磨する。
 フレーム側は鉄の小さい平板にサンドを巻いて磨く。
 ハウジング内はリューターでさくっと終わらせる。
 オーリングを買いに行ってみたが径は合ってもリングの太さが合わない。
 こりゃ、どうにも成らない・・・・・
 
 今週もエンジンかからず・・・・
 
 オーリングの買い出しから戻ってみるとファクトリーをオイルだらけにしている人が居た。






 まだ終わってないのか......「5」で終わると思う?........ 「いいえ」