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 Reboot 4 2004/05/16(Sun)
 ある日、置き台は適当に出来ていた。
 適当だがいつ作ったか忘れたんだよ。
 結局置き台は使わないでそのままビールケースのままだった。
 置き台に作った木はビールケースからエンジンが転げ落ちないように、つっかえ棒になっているだけだ。
 ・・・・・・この間数週間経過・・・・・・・
 スリーブを磨いたら次はあれだな。
 いよいよシリンダー取り付け。
 その前に某所で読んだピストンリングコンプレッサーは、ホースバンドで代用と言う事を思い出して前回ホースバンドを買ったのは良いけど、サイズが足りなかった・・・・・
 今度はピストンサイズを確かめて>普通確かめてから買うだろ>ちゃんとピストンを締め付けられる物を買ってある。
 スリーブ入り口はピカピカ、リングコンプレッサーはある!
 だんだん気合いが入る!!
 最初2個ずつ入れるつもりだったけどバンドの幅はリングの溝幅ぎりぎりで2個入れると2個はずれるもう一回2個入れると今度は全部はずれる・・・・・
 しゃがんでいるので腹肉が内蔵を押して血圧が上がる、イライラブーストがかかり始めた。
 コーラの一気のみをしてからタバコをズバズバ吸って気を落ち着ける。
 2個で駄目なら4個全部入れれば良いや・・・と今考えるとすごい結論が出たのでピストンを同じ高さにして、ピストンの顎にアルミのパイプを食わせて固定する。
 上からシリンダーを乗せて・・・・・バンドがずり落ちた
 リングを噛み込みピストンがスタックしている。
 今度は締め付けて乗せる・・・・・・びくともしない。
 ちょっと緩める、バンドが落ちる
 ちょっと閉める、スタックする。
 腹肉が内蔵を押して・・・・・・
 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
 気を取り直して再度チャレンジ!
 端から少しずつ入れる。
 オー入った!
 次も少し入れる
 オー入った!!
 3番目も入れる
 オオーーー全部はずれた・・・・・
 腹肉が・・・・・>もう良いって
 リングコンプレッサーの代用にホースバンドはなります。
 でも単気筒火星税>おもろい変換だなーー>か精々2気筒ぐらいが良いと思う。
 4気筒はコンプレッサー買おうよ、なぁ!
 コンプレッサーみたいに均一に締め付けないし幅が無いから、リングがはずれる。
 締める範囲が狭いから締め付け加減が難しい。
 結構致命的なのは締めているねじ部分が他より高くなっていること
 2ストなら良いけど4ストだとリングの周り止めはないし、締めている内に合い口からずれる。
 Learn by trial and error
 バンドの締め加減を微妙に調整しながら少しずつ入れていく。
 
 昼過ぎから始めたのに西日が当たり始める頃、ようやくシリンダーは収まり気力は一ヶ月分使ってしまった。
 ちなみに腹肉は減っていない。


 Reboot 5 2004/05/23(Sun)
 前回書き忘れていたが、カムチェーンのスライダーとシリンダーのケース側ボルトは一部下から止めるようになっている。
 一本はエキゾースト側だけどもう一本はパルシングコイルの上の方についている、外すときも気がつかずに危うくケースを壊しそうになった。
 
 さて、シリンダーを組み付けたら今度はヘッドだ。
 ここは内燃機屋でバルブガイド・シートリングを交換してもらった。
 バルブはステム部分のチタンコーティングが剥げているので、もちろん新品に交換。一瞬ヘッドブロックも新品にしようかと企んだが、18万だかの値段を聞いて次の一瞬に今ある物を使うことにした。
 シリンダーの上に液体ガスケットを薄く塗ってメタルガスケットを乗せヘッドを乗せる。
 取り付けボルトは中心から外に向かって締め込んでやる。
 ヘッドが乗ると俄然エンジンらしくなる、嬉しくてじろじろ見る。
 ちょっと前までケースだけだったときとはえらく違う物に見える。
 嬉しさに一休みしてタバコを吸ってしみじみ見て極上に気分を楽しむ。
 ━━━━━━ヽ( ・(ェ)・ )ノ━━━━━━
 さてカムの組み込みだ。
 インとアウトを確認してヘッドに乗せる。
 組み付けようにペーストを忘れそうに成り慌てて塗りつける。
 
 カムギヤはカムに締め付けないでフリーにしておく。
 フリーの状態でギヤのポジションを合わせてタイミングを取る。
 ギヤを噛ませておけばそれに合わせてカムを組み付けるだけだ。
 ピックアップをTマークに合わせてカムギヤをヘッドの上面に合わせる。
 よーーし!これで合っている筈・・・・・
 なんか確証がない・・・
 SRXみたいに単発なら解りやすいけど4発はわかんない。
 マイスターに見てもらうことにして今日はここまでにする。


 Reboot 6 2004/05/23(Sun)
 何かと用事が出来てなかなか進まない。
 この間suzume親父が一度来たのだが、解らない同士で作業は進まなかった。
 ただ一つピックアップカバーのガスケットを親父が苦労して剥がしてくれた。

 さていよいよマイスター到着
 カムを見て、マニュアルを見てオッケーが出た。
 ギヤをカムに固定、ネジロックが無いので速攻下僕を走らせる。
 雑談後、ネジロックが届き作業再開。
 前回書いてないが、カムを納めるためにロッカーアームは全部反対側に倒してカムに当たらないようにしてある。
 それをカムの下側に戻してロッカーアーム本来の位置に戻す。
 カムキャップの螺子は一つ一つダイスを通して錆汚れ等を落としておく。
 ねじは再使用なのだ。
 外したときはかなり気を使って丁寧に分類したのだけど、水没時にバラバラになり今はよくわからない。
 カムキャップを乗せてねじを締め込んでいく。
 これも中心部より外側に向けて締めていく。
 3回に分けねじを締め込んでカムがようやく取り付いた。
 カムチェーンの張りが弱いとのお言葉により調べるがギヤの位置は変わらない。
 カムチェーンテンショナーを付けて問題解決。
 カムキャップは収まったがカムギヤ両サイドの押さえをまだ取り付けていない。
 外側は長いねじ、内側はカムキャップと同じ短いねじだ。
 有るのは長いねじ2本・短いねじ1本・・・・・・
   ゝ(°▼°メ)ノ
 足りないじゃん!!
 あちこち探してみるが無い。
 他のねじで代用しようにも強度表示が9のねじなんか無い。
 7なら有った。
 協議の結果、ねじ1本注文することにする。
 と言う事は今日は終了・・・


 Reboot 7 2004/05/23(Sun)
 さて、ねじも届いた。
 マイスターが今日は乗せるというので気合いが入る。
 カムギヤのねじも取り付けてカバーをする。
 後は乗せるだけだ。
 バイク移動用のキャスター付きの台の上にジャッキを載せてその上にエンジンを乗せる。
 不安定極まりないが、バランスに気を付ければすんごく楽だ。
 マイスター・suzume・下僕・俺の4人でエンジンを持ち上げる。
 1年近くエンジンを乗せたビールケースともこれでおさらばだ。
 バランスを取りながらフレーム下にエンジンをセット。
 時々バランスを崩しそうになりながらフレーム側のマウントボルトを入れた!!
 あ・・・スペーサー忘れた。
 ボルトを抜き再度マウントボルトを入れる。
 ついに!!ついについに!!
 フレームとエンジンに分かれていた物が一つになりバイクになりましたぁ!
 はっきり言って感動物です。
 ちょっとウルウルです。
 リヤ側のマウントボルトだけはちょっと不安なのでフロント側のマウントボルトから
 タイダウンベルトでフレームにエンジンをつり上げる。

 やっとバイクになったよ。

 ついでにプラグケーブルをNGKの物に交換する。
 結構一生懸命押し込んだがキチキチなので入りきらない。
 シリコングリスを塗ったが駄目、と言うより空気が抜けないので無理。
 しょうがないから被覆の表面をカッターで薄く削ってやる。
 たぶん直径で1oも大きくないと思う。
 下僕はへたくそだった・・・・
 かつらむきの練習でもやれーー!
 何とか押し込んだがこのイグニッションコイルが生きているかどうか解らない。
 考えたらテスターがない。
 下僕走る!
 戻ってきた。
 検電テスターを買ってきた・・・・・
 今度はsuzumeが走る。
 suzumeなら飛んで見ろーーとかは言わない。
 テスターを仕入れて調べる。
 この一回しか使わないけど・・・・
 最初はテスターのダイヤルを間違えて何も反応しなかった。
 壊れているのかと思ったら、調べる方法が間違っていた。
 規定の抵抗を示したのでコイルはオッケー
 プラグキャップをプラグに噛ませた。
 ブルーの綺麗なコードが汚いエンジンに馴染まないがそれでもなんか嬉しさがこみ上げてくる。

 そうそう、言い忘れていたけどエンジンを乗せる前にマイスターと下僕がフレームやらフォークやらを磨いてくれました>ありがとう。

 珍しく思うところまで作業が進み今日は良い一日でした。5/15








 まだ終わってないのか......「いつ動くのかな?」