ZZR Reboot Diary 2 The Index of ZZR Diary HOME



 でべがれ亭主でべことでべが、オイル上がりを発見し、ヘッドのオーバーホールをはじめたのは去年のことだったか.....

 それが、なぜ、今年に入って腰上をバラしはじめてピストンのバランス取りなどをやっているかは、でべがれを襲って降ろしてあったエンジンを水没させた集中豪雨のみが知ることであって、腰下こそ割らないもののコンロッドから上を新品交換する羽目になったなどという悲劇の詳細はここでは述べない......


 ま、ついでだから、汗と脂と涙と血のにじむ、もう他がにじんだらイヤになるような作業に関する本人の述懐を、修正することなく掲載しよう......。

 以下、文責はわたしにありませんから

 Reboot 1 2004/03/09(Tue)
 ようやくZZRのパーツが揃ったのでいよいよ再起動計画を実行することにする。
 エンジンを弄るその前にまずフロントのバネを交換
 ンで、フェンダ−を外したら取り付けのリブに思い切り亀裂が入っていた。
 そこでフェンダーのリブを修理することになってしまった。
 使う物はプラリペアだけど、これは結構お勧めの物でこのZZRのテールカウルもこれで補修してある。
 亀裂に沿ってリューターでV字型に谷を作ってそこにアクリルパウダーを流し込む。
 いきなりアクリルパウダーケースごと落下・・・
 定価1800円の内1700円分ほど床にぶちまけた。
 前回に使ったときに溶液を1750円分ほどこぼしたのでいい具合・・・・の訳はない。
 買いに行くしかないな・・・買いに行って戻ると余計な物も買い時間も2時間近く掛かってしまった。
 すでに暗くなっている。
 作業を始めてからしたことはフェンダーばらしてV字の谷を付けただけ。
 それだけなのにすでに始めてから4時間経過、何かおかしくないか?
 気を取り直してりぺあを始める。
降ろした頃
いつ撮ったんだっけ??

 ボルトに締め付けられて変形が進んで亀裂と言うより開いている裏側からテープを貼り即席の型にしてそこに流し込み、後から溶液を流す。
 亀裂が進んで2センチぐらいの三角にパーツが取れそうになっているところは、切り離して同じようにアクリルパウダーを流し込んで固定する。
 5カ所ほどのところを20分ほどで接着してその間にフロントフォークのバネを交換する。
 フロントフォークはやや錆があるので錆び落としから。
 1500番のペーパーを掛ける前に錆び部分をカッターで削る。
 削るというと語弊があるかも知れないが、錆で盛り上がっている部分を面と平行に切り落とす。
 こうしないと錆で盛り上がった頂点は削れるが、錆の部分の周囲も余計に削れる。
 1500番のペーパーはサンド面を互いに合わせてサンド同士を削り合わせる。
 こうするとサンド面の面が慣れ精密研磨が出来る。
 フォークを研磨してトップボルトを外してバネを交換。
 フォークオイルは思いの外綺麗だったので交換しないでバネを交換した時に流れた分を補充するに止める。
 ホイールを装着するときにちょっと渋くなった。
 スピードメータギヤのギヤが噛んだらしく、再び装着し直してフロント周りは終了。

どうやら降ろしたのは夏前らしい。

 Reboot 2 2004/03/13(Sat)
 今日はまずピストン磨きから始める。
 けど、ペーパーじゃ流石にダメだなぁ
 電気リューターでは何かパワーがない感じ
 折角コンプレッサーが有るのだから、エアリューターを買いに行くことにする。
 近くのアストロに行っては見たが、何かピンとこない。
 出来れば軸径3ミリと6ミリが使えるやつが良いな。
 大きさはペン型がいちばん使いやすいかも。
 でもペン型は3ミリ径、6ミリ系が使えるとなるとミニグラインダーになる。
 ミニグラインダーのセットで¥2980のが有った。
 どうかなぁ・・・新横浜のアストロに行くことにした。
 ここのアストロはあまり品揃えが良くない。
 グラアクで出てきたがウインドブレーカーしか着ていないので、微妙にと言うか寒いがとりあえず戻るのもめんどくさいので走り出す。
 流石に品揃えが良い。
 旧品の赤札売りでデジタルノギス¥2000円にぐらっと来る。
 ミニグラインダーは揃っているけどリューターはセット品の3ミリ径の奴だけしかない。
 結局前の店で見たセットで¥2980の激安品を買う。
 だって・・・・値段には勝てない。
 ミニグラでも単品で¥3600の奴は誤作動防止のらっちが付いていて、結構悩んだけど・・・・使えればいいのだ。
 ついでにシリンジを買っておく、いや別に使う用途はないんだけど。
 店員にピストンリングインストーラーの使い方を聞いたら解らなかった。
 話をしていると結局手でやった方が微妙な感覚が解りやすいから
 機械は使わない方が良いですよと買うことは却下された(^_^;)
 見ていると色々と欲しくなる物があるので店を10周してから店を出る。
 ここまで来たらストレートも行かなくてはと思いストレートに向かう。
 アストロはエアツールとか結構特殊な物が多いが、ストレートはハンドツールが揃っている。
 ソケットはオリジナルでほぼ埋められているが、種類は抜けなく有る。
 リングコンプレッサー代わりのホースバンドを買って店を15週して帰途につく。
 ファクトリーに着いたらすでに暗い。
 出る前にピストンの重量は量って置いたので、いちばん重い奴から削りに掛かる。
 いちばん重いのが187gいちばん軽いのが185g、2g落とすのは結構大変だ
 ミニグラインダーでやってみたが砥石が荒い
 結局最初からあったリューターで段差を恐る恐る削る。
 段差を取ってペーパーで磨く。
 裏側は#600で磨いてやる。
 スカート部分の面取りは#2000番で嘗めるように少しだけ
 あまり動かせないから進まない。
 小1時間掛かってようやく186g迄落とす。
 ついでに気力も落ちる・・・・
 今日はここまで・・・

半袖では寒くなったらしい

 Reboot 3 2004/03/14(Sun)
 朝から始めようと思ったけど、始める前に折角エアリューターを買ったのだからこれを使わないと言う手はないと言う事で先っぽを買いに行く。
 面取り程度だからシリコンサンダーが良いかなと思い探したが、高い!4桁の数字はリューターの半額近い値段だぁ!
 止め止めと思いつつそれでも諦め悪くうろついて何度も見ていると、何かサンドペーパーを放射状にした奴があったので2サイズ買った。
 それと台所で使うナイロンたわしを丸めたようなのがあったのでそれも買う。ついでに用もないけどストレートロックプライヤーを買う。
 早速放射サンドペーパーを使う・・・・・強力すぎ!!
 ピストンの裏側が無くなってまうわ!!
 こりゃー使えないなぁ。
 ショウが無いから又電気のミニリューターでバリを落として・・・
 ともう一つあったじゃないか。
 今度はナイロンたわしを丸めた奴でやってみた。
 こ、こ、これは具合がよいぞーー!
 当たりも柔らかくいい具合に磨ける・・・・けど見ている内にどんどんたわしは無くなっていく。
 でも具合がいい、コスト的には何だが使い心地は悪くない。
 ピストン内側のロゴは半分消したが、あまり消すとピストンの重量バランスが崩れてしまう恐れも考えて適当なところで止めておく。
 ピストンピンの入る穴のオイルラインの鋭角になった部分もバリを取りたかったが、中に傷を付けると洒落に成らないのでなんとか思いとどまる。
 これだけ削っても重量はほとんど変わらない。
 このピストンと古いピストンを比べるとロゴの書体が変わっているのと、古い方が重量にばらつきが大きかったことが違いだ。
 今回のピストンの方は5g位の重さの差があったけど今回は2gだった。
 リューターで荒削りしてサンドで仕上げて磨ける所の梨地は半分近く磨いた。磨くことで表面のでこぼこが少なくなり応力の集中が起き難いのとちょっとは軽くなるだろうと言うスケベ心で一生懸命磨く。
 もっとも梨地は無くした所で全く問題はない。
 どうせ強度に関係するのは梨地が無くなった地の部分が作用するからだ。
 サクサクとピストンを磨いて磨かれたアルミのとろりとした光沢に酔いしれる。
 さて次はいよいよシリンダーだ。
 今は国内では生産していなくてアメリカで作っているらしい。
 ヤンキー共の杜撰な管理でスリーブの一部には錆が点在する。
 それの処理は次回に回して今回はスリーブの入り口を磨く。
 なぜかと言うとただ単にピストンを入れやすくする為だけ。
 新品のピストンとリングなので入り口を滑らかにして置かないとやりにくいと言うだけ。
 今回スポンジ付きのヤスリで磨き上げ、最後は#2000番で仕上げる。
 別に精密研磨する必要はないからヤスリ同士を合わせて面をならしたりはしない。
 スリーブの入り口は流石に固いがシコシコ磨く。
 これもほぼ鏡面にして3本終わったところでsuzumeおやじが来た。
 ちょうどやる気も摩滅した所なので具合がいい。
 アメリカ製というシリンダーを見ていたらmade in japanとロゴが入っている。
 ・・・Σ(゜Д゜;)!!
 マー良いかー・・・・
 ショウもない話をして摩滅したやる気もやや出てきたので4番目のスリーブとオイルライン・ウォーターラインの穴のバリを取る。
 ラインのバリは#2000番で一嘗めすれば良いのですぐ終わった。
 その後suzumeおやじのエンジンでリューターの威力を試してみる。
 (!o!)オオ!スンゴクいっぱい削れる。
 次に残り少なくなったナイロンたわしで磨いてみる。
 けど目立たないなぁ。
 古いシリンダーにグリスを塗って保存の為に処理をしておく。
 ついでにヒールガードの汚れをリューターで落としてsuzumeおやじは去っていった。
 作業時体はもうやめーーと言うことで今度は古いピストンとコンロッドにグリスを塗ってしまう。
 ・・その前にコンロッドをリューターで磨いてみる。
 火花が散って綺麗だーー!!
 そっかぁ、放射サンドは鉄用か。
 あまり削ると再使用時>来るのか?>に重さを合わせるのが難しく
 なるのでいい加減なところで止めて置いてグリスを塗ってしまい込む。
 今日はとりあえず終了。
 次回はエンジンの置き台作りからだなー。








 まだ書くらしいぞ......「しょうがないなぁ」