FZ1000 Diary Part49 FZ1000 Diary Part49c The Index of FZ 1000 Diary HOME

         
   りはびり
           
     さて。 動くようになったが、動かさないと意味がない。

 長野へ行く恒例行事があったのだが、お泊まりの予算がない。
 日曜日に途中合流は? という案が三田さんから出た。

 もうGWも始まろうかというときで、都合がついたのは三田、飛田、呑田の3人。
 どこで待ち合わせようかと打ち合わせていると、週間予報での降水確率は土日とも90%近い。
 どうしようかと雁首揃えている間に、日曜の降水確率が落ち始めた。

 日曜は回復するようだが、土曜は90%。日曜も、当初予定した長野方面は雨が残るらしい。
 東海地方ならなんとかなる?

 そんな、様子見の状態のまま土曜を迎えた。まだ、行き先も集合時間も決まっていない。

 土砂降りの雨を眺めながらテンションは下がっていく。
 予報では晴れる。晴れて走らないと後悔するだろう。しかし、目の前はどしゃぶり・・・・

 今日は何一つ作業ができない・・・・

 激しい雨音を聞きながら、メールで相談する。

 晴れたら後悔するからという理屈で、とりあえず集合時間を決めた。行き先は浜松。

     結局、当日は快晴。

 渋滞も予想以下で、全員時間前に集合。
 足柄で給油。浜松まで一気。

 しかし、風が強い。いつもよりスローペースとはいえ、飛田さんのお下げが真横に流れている。

 早めに着きそうなので、直前のPAで風待ち。浜松合流の呑田からは、途中で連絡を入れるとメールが入ったまま、続報がない。
     吹きさらしで待つのは辛いからと、連絡が入るまで待つつもりでメールすると、もう着いていると連絡が入った。
 そそくさと合流。

 さて、行き先は確定していない。

 中央道に抜けようと思っていたのだが、北は雨だと反対が入る。
 浜松から南なんて、潮干狩りするくらいしかないぞ・・・・

 結局、少し、山に向かって、そこから東に向かうことにした。

     呑田が肩慣らしに高速ワインディング希望と言っていたが、そんなもの来たに抜けるまでない。
 こちらも人車ともにリハビリしないといけないし、飛田、三田も久々だからと言う。

 まずは食事。
 うなぎが嫌いというメンバーにあわせて無難な食堂を探すが、ICから北に向かってしまったら、国道沿いにも手頃な店がない。
 天竜まで行けば、なんとかなると思ったが、以前に行った店への分岐を間違えた。

 止まって、間違えたとごめんなさいすると、現在位置を確認した上で、目の前の道を東に行くことになった。

 ? 山に入っちゃうぞ。店なんかないぞ・・・・ いいのか?

 呑田先頭で県道というか、山道に入る。雨上がりの道は、要所要所に松葉が吹き溜まっていて、走り出して早々にリアが流れた。

 気にせず先を行く呑田に、乗れてないFZで後れをとりながらしばらく走る。
 後ろは見え隠れしながらついてくる。

 そのうち、呑田が前を譲った。車順が入れ替わる。
 荒れた路面をひぃひぃ言いながら走っていると三田が後ろに張り付いている。
 この間隔でついてくるんだから、こっちの方が遅いに違いない。そもそも、早く山越えして食堂を見つけないと怒られる。先を急ぎ続ける。

 本川根まで抜ければなにかあるかと思ったが、すでに1時を回った。県道から362に合流し、さらに473に分岐するところで、左のはずのコースを右へ曲がった。

 やっぱりなにもないが、道の駅に出た。予定と全然違うが、なにか食べられるだろう

 止まると、山の景色も見ずに猿みたいに走り続けるとか怒られた。

     だってぇ・・・・

 速くないしぃ・・・ ともかく山越えないとなにもないしぃ・・・

 怒られた。

 食事をして、目的通り、川根を目指すかと聞くと、もういいと言われる。
 島田方面に降りて、三田が昔見つけた抹茶鯛焼きを探す。
 あった。
 10年以上前に見つけた鯛焼きは変わらずそこにあった。
     座敷で食べさせてもらって、出てくると、店先に売り切れの札が・・・
 あぶないところだった。

 店を出ていくと、バイク乗りらしい2人連れとすれ違った。
 振り返って、店の写真を撮っていると、店先に立ち止まった彼らの「あっ」という声がした。
 ひょっとして、鯛焼き食べに来た?

 バイクに戻り、出発しようとしていると、汽笛の音がした。
 あ、SLか。
     見たいという声に、三田さんが大丈夫、と応えた。が、どっちに向かったんだろう?と言う。大丈夫なのか?

 駅へ曲がるのかと思っていると直進して、道案内せいという・・・

 少し行くと、国道からもホームの端が見えたが、止まっているのか、出発したのか。SLの影は確認できなかった。

 駅に戻ろうかと思いながらも、逆方向に出発されていたらどうにもならない。そのまま島田方面に向かう。

     前を行く軽トラを抜きもせずに走っていると、道が煙っている?

 あ・・・ 臭う・・・・

 軽トラが左折したのを機に、すこしペースを上げると、左下の線路に列車が見えた。

 併走できるかと期待していると、すぐに線路は崖の下に消えた。

 まずい!
     目の前の山にトンネルがあるらしい。道路は、かなり迂回しているようだ。

 さらにペースを上げて回り込む。
 再び線路が見えたところで、列車の位置を確認すると意外なくらい後ろにいる。
 少し開けたところまで先行して、バイクを止め、写真を撮った。

 SLを見送って走り出すと、ときどき、列車と併走しながら島田の市街まで着いた。
 景色のいいところはないかとうろうろしたが、諦めて、お茶にする。

 しばらく休憩して、日の暮れる前に出発。

     吉田ICで西へ向かう呑田と別れ、東へ。

 途中、三田が全SAで止まりたいとか言っていたので、先を走らせたが、いつのまにか三田と交代している。どうするのかと思いながら、SA前で様子を見てみるが、特に意思表示もしないので富士川通過。
 次は、足柄? しかし、足柄なら海老名まで我慢した方がその後が早い。前に、飛田は早く帰れた方がうれしいように言ってたよなぁ・・・・

 日が暮れた中、足柄SAの入路で後ろを振り返るが、よくわからんので海老名まで引っ張ってしまった。

 8時前に海老名到着。
 非難の言葉がちくちくと・・・・・
 飛田まで、今日は遅く帰った方が都合がいいとか言ってるし・・・・

 すみませぇん。確認不足&勘違いでしたぁ。

 昔は、無線で話せたのになぁ。

 まぁ、無事に帰りました。

 本日の走行 581km

   



     たまにはソロ.......「49c」