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CZ 4th Diary 32c![]() |
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眠い | ||||||||||||
出がけに確認した天気予報に日本列島が映っている。あそこからあそこまで走る? バカじゃないの?? |
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三田さんは先に行くと言っていた。 兄田は、指定時間にいると返事がきた。他には? 夏の夜明けは早い。その夜も明けない頃、公園に行ってみると、秀田は先に出たと言う。 え?! 言い出しっぺが先に出た? なんじゃそりゃ。 こっちだって、先に出た方が楽なのはわかりきっている。0時というプランも知っていた。しかし、綿田が先に出ちゃダメと言ったと聞いたので、この時間まで待ってるのに・・・・ |
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ともかく、もうすぐ夜が明ける。東の空が青白む頃に出発する。 走り出すと、通勤? 夜遊び? のスクータが見切り発進を繰り返すのだが、次の信号までに抜き返されるので、何度目かの信号停止で、後ろからこちらをしげしげと見ている。 別に改造なんてしてないよ。いちよ〜、のーまるです。 追いつきはしないが、先を追っている形だから、夜中の誰も横切らない赤信号にいらだつ。信号無視はしないと決めている。 4号に出ると、目の前にニンジャが。すぐに、信号でちぎられる。 環七を渡るまで、25分。 |
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しばらく先で、トラック渋滞にはさまれているニンジャを発見。 小ささを利用して前へ出る。 1時間で荒川を渡れたらいいと思っていたが、16号を過ぎ、渡ったのは1時間4分過ぎだった。 1車線のバイパスにトラックがつながる。それなりの速さで流れているんだろうが、じゃまだ。 走行が100kmを超えても、燃料はまだある。長距離だとこんなに伸びるのか? バイパスが2車線になってしばらくすると、さっきのニンジャが抜いていった。あぁあ・・・・ こちらはそろそろ給油だ。大型バイクが200km以下で給油するとは思えないから、倍以上の回数は止まらなければならない。 スタンドに入ろうとしたら、セルフではなく、しかも、並んでいる。あきらめて再発進。120kmを超えても、まだ、ガソリンはもつようだ。このあたりから霧? 靄? あたりが白い。 かなり先のスタンドに入り直して給油。すぐ出発。 バイパスで走りやすいが、トラックの連続。靄も続く。 淡々と走って、次の給油。先が長い、当分、走ることと給油することしかすることがない。 しばらく行くと、なんだか、ポッと、アクセルのつきがよくなったような・・・ ? 全開続きでマフラーのカーボンが焼けたか? あるいは、街乗り用に得体の知れない安売りオイルが入っていたのが、注ぎ足しておいた純正指定のオートルーブに切り替わったか?? ともかく、8,500までで 1.05程度が限界だったのが、8,800まで回って、1.1出てる。 ほとんどの区間を全開キープで走り抜ける。 大都市のそばのバイパスは車線が広くていいが、時刻柄、通勤ラッシュが始まりはじめている。 東京と違って、抜かれるのに慣れていない車両を抜くのには余計に注意が必要だ。まぁ、それでも抜きまくることに変わりはない。 とにかく、バイパスは全開。しかし、1車線では黄色線をまたがずに進む。 3度目の給油。 今度は、10時前後に次の大都市のそばを抜ける。バイパスが4車線あっても、クルマで満たされている。バスを使え、バスを。地球は温暖化しているんだ。 10時5分くらいに川を渡った。 10時15分くらいに、また川を渡った。なにか有名な川のような気もするが忘れた。 ただひたすら走る。やっと半分を過ぎたか?? 次の給油でスタートしようとすると、セルが回らない。 あ、やったか? 見ると、前日に処理したはずのアースラインが、また外れている。 場所が分かっていて幸いだったが、考えてみればこのライン。メインのアースラインだ。はずれれば、充電もできなくなってしまう。 リュックにあったステンワイヤーで結ぼうと思ったが、切るのに一苦労。 切ってみたがうまくつながらない。 幸い、アースラインは増やしてある。どこかに、接地させれば、あとはつながるだろう。適当なボルトを緩めて、そこにからませて止めた。 セルは? かかった。 20分強のロスで再発進。 一車線区間に入り、トラックの後ろでまったりしていると、セローが追いついてきた。 セローかぁ。都内なら、たかがセローとしか思ってないのだが、追いつかれてすぐに、右側から前に出られた。 セローなのにぃ。 と、左側から着いていってみる。 結構早い。 やはり侮ってはいけない。 しばらく、先行されながらも着いていったのだが、トラックを右側から抜くのに着いていこうとすると、追い越し加速が悪くて出遅れる。 うぅぅぅ、セローは速かった。 シフトダウンさえできれば・・・・・ しかし、中だるみでまったりしていた気力が、このチェイスで再び勢いづいた。 ずいぶん走っているはずなんだが、やっと、国道のキロポストで500kmを超えたところだ。 すでに、かなり走っているので、ブレーキが摩耗して、目一杯握っても、停止線で車体半分はみ出す。疲れもあるのだろうが、ブレーキは確かに前後とも甘くなっている。 そろそろ、分岐点のはずだが、通り過ぎたらえらいことだ。 不安になった頃、まだ早いがスタンドに入る。 が、セルフで人影がない。 とりあえずトイレに行って、事務所の中を覗くと、ハーフミラーみたいなウィンドウからヒマそうに外を見ているおじさんを発見。 行き先もよく分かってないんだが、適当に説明すると、この先2kmくらいで分岐らしいとわかった。 ラッキー。 給油せずに出るはずだったのだが、お礼半分で給油する。 さて、唯一の分岐をクリアして山道に向かおうとすると、ニンジャが?! あれ? まさか、朝のに追いついた? 違うルートできたのかも。 追っかけたい! しかし、交通量の少ない山間の国道。追い越しをされると、またもや着いていけない。 直線では当然・・・・・ うぅぅ 峠まで着いていければ? いけなかった・・・・・ それでもがんばっていると、給油でもしたのか、また前にいる。 しばらく食い下がったが、やっぱりダメだぁ。 しかし、時計を見ると、がんばれば○時間を切れそうな・・・・ さっきの給油は予定外だったが、運がよければ最後までもつ気がしてきた。ダメでも予備ガスは背負っている。目標を切り替えて走り続ける。 で、峠にはいると、 のぼらないじゃない・・・・ 高度が上がっているせいもあるのだろう、カーブで減速すると、立ち上がらない。 止まらないだけマシという状態でつづら折れの峠を登る。 やっと、下りにはいったが、甘くなったブレーキでは、コントロールがいまいち。 そんな泣き言の言い訳しながら、へろへろになった頃、湖が見えた。 |
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とにかく、あと少し。 湖畔に止めると、目の前のバイクから声がかかった。ヘルメットかぶってるから誰だかわからん。なんとなく、熊田のダンナらしいと気がついたが、まだ先はある。 行って来まぁ〜す、と言い残して遊歩道へ走る。 意外なことに、長時間走ってきたが、ニーグリップしてない分、スクータの方が足が楽? 結構、軽快に走り始めたと思ったが、やっぱり全部は走れずに歩いて到着。 |
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到着すると、当然、先発した面々は着いている。 みんな無事着いてめでたい。天気もいい。 ともかく休憩。 で、一息入れてブラブラした後、一度、トレーシーを置いたところに戻って、荷物を片づけ始めると、リュックが濡れてる。 やばい。 ガソリンが熱で膨張して、浸みだしてきている。 缶にギリギリまで入れてあったせいらしい。やっぱり、すこし空気を入れておかないといけないのね。 背負ってきた3缶をタンクに移す。 空き缶と、濡れたリュックは炎天下に干して、もう少し休憩。 また1時間以上、暇をつぶして、なんとなく乾いたようなので荷造り。宴会場に移動しようと、セルを回すと・・・・・ ジャァァァ ジャァァァ と、空回りが続く。モータは回っているが、クランクが動いている気配がない。 スタータクラッチが滑ってる・・・・・ どうする?!?!?! 車体を揺すってもダメらしい。 周りから、モーター周りを蹴ってみたら? と言われ、クランクケースを蹴ってみるがダメ。 しばらく考えて、ソケットを借りて、アンダーカバーを外し、ローターカバーを外し、ロ−ターを手で回してみた。手応えもなく回った気がしたが。セルを回してみると、クランキングしはじめて、エンジンがかかった。 とりあえず、カバーを外したまま移動。 |
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雨の国道105号........ 「2日目」 |
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