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負荷時の「ガラガラ問題」を解決するクラッチの改良


This is the translated copy of a page written by Mr. Lachlan Campbell Bastow.


DISCLAIMER: Application of the procedures described herein is at your own risk. I have submitted this information in good faith, but I (we) not will be held responsible for any injury, damage or loss whosoever caused resulting from your use of these procedures or Information. This information is not intended to replace your repair manuals, your common sense, or your responsibility for your choices and actions.

本文中、いくつかのリンク切れはオリジナルからあるものです。



  YAMAHAの純正クラッチは業界で最高のクラッチではない。私を含めた何人かはそう思っている。私が直面した問題の詳細はこのレターにある。メーカ保証による整備ではこの問題が解決されなかった(メーカーはまだ解決していない)が、私は自分でこれを解決した。
  振動はクラッチプレートに供給されるオイルの量が不十分なために起こる。不思議なことに、ライダーの何人かはこの問題を知らない。6穴改造を施したが改善は不十分だった。そのため、最近、ファクトリープロが推奨するこの改造をし、さらに、YZF750とその他のバイクではクラッチアウターの上にセットするカスタム「エクスパンションリング」が使われていることがわかったので、これを追加した。だから、これは発明というわけではない。このエクスパンションリングは強度と剛性を目的とし、さらには鋳造バスケットの密閉性のなにがしかの向上を期待する。バーネットのスプリングも効果を期待して買ったが、ちょっと固すぎるようなので後ではずそうと思っている(今は使い続けることにした。それらはひどすぎるというほどではない)。
*5,000km走った後に検査したところ、オイル量は外側の2枚のプレートが他に比べて少ない以外は十分なようだ。この改造をするなら、これらにもっとオイルがいきわたるよう注意する必要がある。しかし、この2枚もオーバーヒートは見られず、全体的には良好だ。



これは私が書いてYAMAHAに送った文書である。
以下が、改造の写真である。

改造前のクラッチ プレートと潤滑穴へのオイル溝 プレートの裏側の大きな穴と
もとの小さな穴の改造
3本の長い溝 リングを保持するボルト 新しいエクスパンションリング
新たに開ける3つの穴 YAMAHAから送られた
スペシャルプレートとスタンダードの違い
カウンターウェイトは
エクスパンションリングのそば
2mmを通る!


クラッチの情報に関するリンク
基本改造−6穴 Factory Pro によるオイル経路の解説

初期の結果:
5/99: ひと言: すばらしい! (以前と比べたら) クラッチに関するトラブルは完全になくなり、エクスパンションリングは機能しており、心の平静を得た。リングの値段?
  開発費はかかっているが結果は上々だ。上質で安い金属( 7079 T561 40 mm plate alloy を使った)の入手先と確かな加工屋が必要だが、値段は50ドル程度だろう。
オイル経路改造の値段? Dremelのビット代で、2ドルくらいだ!
  今は悪影響もなく異音もしない。むしろ、スムーズで強力だ(それを受け止めるパワーが不足しているかもしれないが、それは私のテクニックの問題だろう)
  私にとって、オイルフロー改良の結果は、残念ながら各改造がトラブルにどう効果があったかはわからないが、効果的だったと思える(各改造を別々に足るほど忍耐強くなかったから ;))
更新: 11/6/99:   クラッチは依然として問題ない。他人に乗ってもらっても全体にスムースでいい評価が返ってくる。スムーズで強力な感触は続いている。
12/8/99:   今週末にオイルを換えるつもりだ。Motul 3100は6,000kmになったので交換するが、恐ろしい「ガラガラ」は確実に消えた。
17/8/99:   さて、今、Mobil 1 4T for motorcyclesに替えて、楽しく走ってきた。ちょっとクラッチを多めに引いて確かめてみたが、入れ替えたころのようにいい状態だと言えるのがうれしい(すばらしい!)。プレートはいい状態で、焼けや減りは見られない。十分なオイルが行き渡っているようだ。2回目にもらったYAMAHAのスペシャルプレートはまだ使っていて、しっかり使えているように見える。100%合成や新しいオイルの時に、以前はときどきあったスリップの兆候はなくスムーズでパワフルだ。セカンドギアで引っ張ったりクラッチでウィリーしても問題ない( 改造したかどうかに関係なく、クラッチを酷使するのは好きではないんだが )。
16/8/2000:   新世紀に突入(技術的にではないが)し、クラッチはよく動いている。依然としてスムーズでパワフルで、すべてがうまくいっていて、クラッチの強さがうれしい。オイルはMotul 5100 semi-syn.に戻した。
興味深い情報 - 最近、新しいボスをYAMAHAに発注したんだが、なにがあったと思う?
  Factory Pro Racingから聞いてやった改造とほぼ同じ処理をされたものが届いた!
  YAMAHAはユーザの声を反映したようだ :)。それが、私やFactory Pro の声だったかどうかはわからないが、そんなに多くのユーザが同じ忠告をしたとは思えない。この問題に対する私の抗議と報告が彼らを動かしたと考えることは楽しい....hehe :).......この結果は私にAprilia RSV1000 Milleを買わせるか、いくらかの借金を完済させるものではないのか。
18/10/2000:   最後に、新しいボスとプレッシャープレートをなにも改造せずにインストールして、以前のオイル穴が半分だったものと違ったYAMAHAの(私のに似ている)改良部品のおかげで、いつでもいい状態にあると言えることを喜びに思う。