FZ1000 Diary Part02 The Index of FZ 1000 Diary HOME

 足回り
 乗れてない原因が少しづつわかってきた。
 背筋を丸めて肩から入り、外膝でタンクをコントロールしてやるとちゃんと曲がる。
 基本をサボっていて曲がらないというのも変だが、気合いがいるときに姿勢にまで気を使うのは仕方ないが、普段はもう少し安直に曲がって欲しい。
 ということで、一度下げたリアの車高を上げてみた。前回下げたときの感想が、「肩から入れると曲がるけど....」だったはずだ。

 車高調を短くしてみる。どこまで行けるか?で、134mmを目指したんだが、前回あきらめた通りに135mmが限界だった。
 リンクブロックとサスペンションが干渉してしまうのだ。
 縮み側はまだいいのだが、伸び側でスプリングがブロックにあたる。135mmも、たまたまスプリングの巻きぐあいで触らないですむだけ。スプリングを回転させたらダメだろうという具合。

 135mmに変更して、スイングアームの垂れ角を計る。8度..... リンクをいじる前は5度だったので、確かに垂れ角は増えたが、そもそも5度っておかしいんじゃない?

 昔のセッティングでは11度あったはずで、このくらいないと普通のバイクじゃない。
 リアサスがギシギシなったりしているから、動きが渋くて全体に影響が出てるのか?
 オーバーホールは必須だ。 って、いつやるんだ??

 キャブのパッキンとかと一緒に、サイドカウルを止める一番後のブッシュを取っておいた。
 ゴムが劣化していたんだが、ちぎれて役に立たなくなっているところで、サイドパネルがリアの一部と干渉して傷つけたりするようになったので交換。
 ブレーキ
 ちょっと、ロングツーリングに行った。
 帰り道、雨交じりの中でブレーキが効かない。

 事故起こすほどではないが、フロントがリアと同じくらいの制動力っていうのは尋常じゃない。

 前から制動力は不満を感じていたので、パッドは買ってある。「まだある」とケチってツーリングから帰ったら換えようかと思っていたのだ。
 傾向と対策の判断のため、野田さんと六田さんを引っ張り出して、乗ってみてもらうことにした。
 自分が呼び出した場所に遅刻して、FZで向かうと速い速い。昨日のロングで目が慣れて、体力は回復しつつあるから、バイクのコントロールがクイック。最近の新記録かも。

 ブレーキも雨が降っていないからか、昨日ほどの不満はない。
 が、六田さんはうちのFZにまたがって、車道へ出ようとしたところですでに「止まらないアブナイ」とリタイア。六田さんの感想はわかったとも言えるので、野田さんに試乗してもらう。
 逆に、アブナイと言った六田さんのバイクを借りる。フロントディスクが320でごついキャスティングキャリパが着いている。これを基準にされたら「アブナイ」よなぁ。
 またがった印象では、効きすぎて気をつけないとアブナイんだが、走ってみると握りゴケするようでもない。充分にコントローラブルで効く。ところが、そのことよりも、フロントのステアリングが軽い。うちのはなに?!
 ステムの締め付けが固すぎるかも、と。また課題が増えてしまった。

 野田さんのはうちのと同じ298で、ブレーキフィールもそう変わらない(って言っちゃ失礼なのか???)。
 基本的にはいろいろ評価する前に、ステップ位置とか操作系の位置がかなり違うので扱いきれなかったという感じ。
 さて、ともかく、パッドは換えろという結論。
 翌日、みみっちく隠していたパッドを取り出す。
 キャリパ回りをしっかり洗おうかと思ったが、雷雨が通り過ぎたりして(またひとのせいにする)手間を省いて、ブレーキクリーナでキャリパとポッドを洗浄。分解まではしなかった。
 用意したのは「やすいのから選ぶのなら」と推薦されたRK。

 古いパッドをはずすと、左右で多少ずれているが(いいのか?)残量は2.5〜2.7o。未使用の厚さがRKで5mmだから、やっぱり半分は使ってないじゃん。これえ、換えなきゃいけないの??

 未練たらたらながらも換える。
 換えた。
 アタリが出るまでは効かないんだよね。と、言い聞かせながら発進。止まろうとすると、  え?
 効くじゃん。

 これなら普通に止まるじゃん。

 なんで?

 まぁ結果はOKなんだが、純正?パッドはどうしてあんなに効かないの?
 残量半分で劣化した?

 ステム
 土曜日、ガレージに向かおうと走っていると、排気音が変わってミラーに火花が映ってる!?

 あわてて路肩に停めると、マフラーを引きずっていた。
 見てみると高校生細工No.3が根本で折れている。金属疲労らしく、3枚重ねがぽっきりと。

 路肩ではどうしようもない???
 マフラーが冷えるのを炎天下で待ちながら、対策を考える。
 近所にコーヒーを買いに行って、ついでに使えそうなものを物色する。
 電柱に巻き付いていたビニール被覆の針金をひっぺがしてくる。
 針金止めして恐る恐る走ってガレージに着いた。

 途中で買ってきたステンステーを継ぎ足して復旧。これでなんとかなってくれぇ。

 さて、本日の主題はステム。

 六田さんのフロント回りは衝撃的だった。
 同じフロント回りの構成でこうも違うのか???
 アドバイスに従ってステムを緩める。
 豪快に緩めたかったんだが、そんなに緩くするところじゃないという横槍が入って、約15度戻しただけ。
 自分としてはとぉ〜っても不満だったんだが、まぁいいか。帰り道、走り出してみると軽い。まぁ効果はあったわけだ。

 その夜、また六田さんを付き合わせてハンドリングを比べに行く。

 待ち合わせ場所に向かって走り出してみると、軽い。
 ひらひら走れる。すごいじゃん? 車線変更がおっくうだったところに、すっと入れる。もう少し緩めたらどうなるのかなぁ。
 調子に乗ってひらひらしてると、レインボーブリッジを越えたところでマフラーを落っことした。
 見ると、1本ボルトが落ちている。はめ直したときにボルトの締めが弱かったのだろう。
 またも応急処置でよたよた。落ち合った六田さんにボルトをもってきてもらって直す。

 そんなバイクを預けるのは申し訳ないんだが、車体をとり換えて試乗。
 やっぱり、六田さんのフロントは質の違う軽さだ。またがっただけでまるっきり違う。
 ついでにスピードメータのチェックをして、併走するとメータの指示値はほぼ一緒のようだ。この件は、狂っているならお互い様ということで。

 休憩して軽さの話をすると、前後輪荷重の差か、という話になった。六田車はどうかわからんがうちのは前後均等荷重で若干フロントヘビーのはず。六田車がリアヘビーではないかという話だが、データがないので仮説に過ぎない。
 新たな課題だ。

 ついでにキャスタを測ってみると、六田車24度、うちの25度、野田車26度。スイングアーム垂れ角、7度、8度、10度くらいだった。





 今度はいくつまで続けようかなぁ????.......「02」