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   押し掛けて
         
    富田号が原因不明の突発性心停止に襲われているから見に行けとの指令が来た。
 ひまだったので押しかけてみると、すでに臓器移植して経過観察中だと言う。
 名分がなくなったところで、150の分解清掃を横目に見ながら、自分がやりたいことを始める。
 まとまった時間がないとやる気になれないハンドル周りの分解だ。

    ライトカウルに大きな隙間があるのは、ハンドルがいびつなせいだろうと予想していた。
 覚悟を決めて、カウルをはずしてみる。
 見た目には特に問題はない。ただ、ハンドルバーがやけに錆びている。放置期間が長かったのかと思っていると、富田さんが海の近くにあったんじゃないかと言う。そうかもしれない。確かめようもないし、だからどうするというものでもない。一度、フレームの状態を確認して、中まで洗車しておくべきか?
 ともかく、錆びているあたりにCRCを振りまいておく。
 で、ハンドルバーだが。予備のハンドル―ただし、150用だったので使えない―を当ててみたり、ハンドルの地上高を左右で比べたりしてみる。

    微妙に曲がっている気もするが、おかしいと断定するまでの狂いではない。
 しかし、ネジ穴に沿ってカウルを取り付けると、隙間が空いたままなので、ボルトステーを少し曲げてみる。が、まだ隙間は埋まらない。
    なにが正しいかよくわからないが、とりあえず、カウルが正しくかみ合う方向にハンドルを曲げてみる。
 力技は富田さんの力を借りる。
 いいのか悪いのかわからないが、カウルの隙間は許容範囲になった。
 しかし、曲げた方向は下前方。感覚ではこちらが低いかと感じたのに下げたことになる。
 後で乗った印象では、こちらが若干上がった気がする。
 低いから下げたら上がった。という、わけのわからない結果で、わけがわからないが、バランスの問題なのだろう。
    ハンドルはこれで見切りをつけた。

 続いて、やっとハンドルカウルをはずしたので、なぜか持ってきていたLEDを、メータの証明用電球と交換する。

 LEDはかなり前、富田さんを秋葉に案内したときに、自動車用のソケット直挿しタイプがあったのを衝動買いしたものだ。カウルをはずすのが面倒なので試していなかったのだ。そのLEDを着けようとしていると、LEDには極性があると言われた。しかし、区別が書いてないので、とりあえず適当に2個挿したら、ちゃんと点いた。試しに逆向きに挿してみると点かなかった。やっぱり、極性はあったのだ。
 頭のレンズ部分をサンドペーパで曇らせて装着完了。

 ウインカインジケータとかは、点滅間隔とかに悪さをする恐れがあるので、照明用だけを替える。余ったからあげると言うと、要らないと言われた。

 LED換装を終わって、カウルを閉じる。

 次は?

 やることもないのだが、やることもないので、クランクケースカバーを外してみることにする。

 プライマリを外して、ヒミツのウエイトローラにグリスを塗る。
 クラッチもはずして、セッティングを確認。
 中間加速がよくないので、純正セッティングの可能性もあるかと思っていたが、お約束のウエイトローラ2個は抜いてあるらしい。

 その他。フリクションプレートの厚みを測ってみると、外から、4.25、4.25、4.3。4.2mmが使用限度らしいので、ほぼ限界。すると、富田さんが、メータが正しければ 8,000kmで交換ということ? と言う。言われてみれば早い気もする。
 ベルトは20.75mmで、こちらもまぁまぁの減り具合にも見えるが、以前に新品を測って20.7だったことがあるので、よくわからない。

 前回、あらぬ方向を向いていたブリーザの向きを直したのだが、パイプをセルモータの裏に回すのができていなかったのをかなり苦労して修正。

 さて、カバーを着けようとすると、オイルラインが短い。
 今回の車体は、ホースがエアクリボックス2の裏を通っていたので、それが正しいのかと思っていたが、富田さんがマニュアルを確認すると、やはり表を通るらしい。

    このままでは表を通せないので、なぜか持ってきていたホースに交換。

 オイル入れ替えのため、からっぽ作戦進行中だから、オイル量に気を遣いながら完了。と、思ったら、エアが抜けない。一度、ドレンから少量のオイルを捨てる。しかし、まだ透明ホース内に空気がある。気長に、エアが抜けるのを待っていたが、エアがホースの上端に達したところから抜けなくなった。
 いろいろ試してみると、ホースをつまんでパフパフしたら、すぐ抜けた。この辺は、透明だからわかること。

 さて、終わり。

 と、思ったら、富田さんがサスの根元のオイル染みを発見。たぶん、上から滴れてきてると言うと、サスがオイル吹いているんじゃないかと言う。
 そういえば、そうかもしれない。

    リアサスのダンパーってオイル入っていたのか?

 前のには入っていたのだろうか?

 ともかく、サスのオイルだとすると、今まで残っていたものが、動かしたために、逝ったシールから漏れてきているということだ。
 今まで、聞いたことのないぎちぎちというか、がちゃがちゃというか安っぽい金属音が停止直前にリアから聞こえるのはサスの音だったのかもしれない。

 で、本日の作業終了。

 帰り着く頃、暗くなってみると、入れ替えたLEDは暗過ぎて意味ない・・・・ なんとかしないと?・・・・

 もうひとつ、富田さんに指摘されていたのだが、カウルがそれなりに収まっても、メータバイザとライトの面がずれたままだ。バイザが歪んでいる??

   整備データ
  Sep.24,09 07,706.1km こんなことしてた日


   その後
         
    オイルランプは 8,540.2kmで、また消えなくなった。

 前回が 6,845.8kmらしいから、約1lで 1,694.4km走ったらしい。

 車体が違うわけだが、夏は1,200km程度で空になっているから、アクセル開度によって消費量が違うのだな。まぁ、街乗りでは1,500kmというのがおおざっぱな線か?

 なんだか、リアが跳ねる? やっぱり、サスがダメか?

 換えようと思っていたのだが、純正のストックがない。
 小マジェのならあるんだけど、いまいち。で、なにもしないまま、1,000kmも走ったか? というころ、気がつくと、音がしなくなっている。いや、するときはするのだが、前より少ない?

 昔、短い走行で眠りについたサスが、ン年ぶりに動かされて、ダメになったシールから残っていたオイルを吹いて、ふつ〜のヘタったサスになった、ってストーリーか?

 だとしたら、純正を探してきてもよくはならないということだな。

   お茶会
         
    しばらくミーティングもなかったのでお茶でもしようかと声をかけた。
 基本は、路上整備なしで、ということで。

 が、富田さんが手伝って欲しいネタがあるということで、お茶会の前に寄り道した。

    で、出てきたのが、がびがびのキャリパー。
 ピストンプライヤ?を用意していったのだが、そんなものでピストンは動かない。

 こっちも、オーバーホールが必要そうなマスターをあれこれいじって、油圧で片押しピストンを押し出した。
 汚い。錆びてる。だが、パーツ交換なしということで、磨く。
 オイルシールも換えるべきだが、切れてないので再使用。

 ひたすら磨いている間にお茶会に間に合わなくなったが、とりあえず、車体に組んでブレーキが効くところまでやって出発。
    走り出したら、満載の荷物が暴れ出して、荷造りをし直さないとあぶない感じ。
 富田さんが前を走り続けているが、ついていかいなきゃ停まるだろうと、停まって荷物を直す。
 ちょっとして、走り出したら、前がいない。信号を過ぎても、交差点にもいない。
 しかたないから、よく道の分からない道を一人で走る。
 結局、かなり遠回りしてたどりついた。
 お茶会は3時からの予定が4時に辿り着き、8時過ぎまで続いた。
   




    プラグとか........ 「4」