CZ 4th Diary 32c CZ 4th Diary 33 The Index of CZ 4th Diary HOME
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   雨だ
         
    朝、6時くらいに廊下はざわついている。
 まだ寝ている、という低い声も聞こえる。
 健康な若者は十分に寝るんだ。と、思いながら、7時過ぎになると、寝ているのも居心地が悪くなる。外は、結構な雨だというのに困ったもんだ。
 あ、ほとんど昨日と同じメンツか・・・・・
 ったく・・・・  年寄りっつぅのは朝早ぇからでぇきれぇだ
  
 とりあえず、起き出して顔を洗う。
 宿だから昨日のようには濡れないが、外は結構な雨で、みんな腰を上げない。

 ウダウダしながら、11時を回って、さすがにみんなが支度を始めた頃、雨が上がった。

 雨は上がったが、カッパを着込む。どうせ、すぐに降られる。

 11時45分、出発。
    ここまで来たら、課題の400号へ回りたい。昔なかったらしく、茨城を通過する国道は全部走ったことがありはずだったのに、唯一走っていない国道だ。
  
 昨日の115号は、そちら方面に続いている。急坂を下ってから、来た方向に戻り、会津方面へ。

 山を越えようとすると、雨が戻ってきた。
 小富士とか、なんとかやまとかは一切見えない。

 さほど急がないが、制限速度で適当に走っていく。この辺の制限速度はマイル表示らしい。

    昨日から、オイルランプが点き始めていたが、消えなくなった。満タンにして出発してから1200kmくらいか?
 普段は1500kmくらいもつから、その8割? 消費量1.5倍? アクセル全開のせいか? オイルの銘柄が違うせいか?
    走りながら計算すると、このままでも家まで着くはず。

 115を走りきって49へ出る。猪苗代湖畔を通過して、まだ先へ。
 この辺から、また雨が強くなってきた。コンビニの軒下で小休止。
 49を一度ロストして、道に迷う。
 元に戻って走り続けるが、会津って以外と猪苗代から遠いのね。

 行き過ぎてないか心配になった頃、目印にしていた西会津ICの看板が出た。
 400の表示を見つけて走り続ける。
    400の入り口には「狭いです」と看板が出ている。

 400に入ってすぐに、狭い山道で新潟ナンバーのおばちゃん車に追いつく。なぜこんなところに?
 しかし、考えてみれば、東京ナンバーのスクータの方が変か?
  
 おばちゃん以外にクルマはほとんどいない。  くねくねの上りから、また集落が見え隠れし始めた。

 山の中で、また5,500頭打ち症状が出た。
 今回も雨が降っているから、エアクリーナが水をかぶるとなるというので正解だろう。
 電装系なら、かなりややこしい故障でないとこうはならないだろう。小降りのときは症状が出ていないから、水が原因なのは間違いないだろう。

    さらに行くと、400は252に合流した。

    T磁路を方角的に右! と決めて、252を走るが、どこにも400の表示がない。

 あまり迷うとガソリンもあぶない。雨だし、当初の予定より、出発が2時間以上遅れている。

 駐在所という表示まで戻ろうかと思ったが、途中、道路工事の交通整理員がいたので聞いてみる。  このまま行くと、新潟に向かっていて、400号は知らないそうだ。
    引き返す。

 さっきの合流点まで戻って、反対に向かっても、400の表示は出てこない。

    ちょっと先にあった道の駅で確認。

 すると、やはり、あの工事区間の先らしい。
 まだかなり先なのだ。

 結局、10kmくらいの区間を1.5往復。

 しかし、さっきの道の駅に「橋と鉄道の全国1の撮影ポイント」とか書いてあったが、いや、川と鉄橋が交差して、絶景が続く。

 川に只見川とあった。

    そういえば、只見線とかいうのがあったんだっけ?
 こんな鉄道作るの大変だっただろうな。

 美しい景色の連続に、雨の中だが、思わず携帯を出して写真を撮る。そもそも、止まって景色を見るなんて、滅多にしないのに。
 − 結果はきれいなコントラストが出ていなくて悲しいが −

 見え隠れする線路と川に沿って走る。

 川の向こうの山肌には、大雨でできたのか、あちこちに滝のような筋がいくつも見える
  
 損路の近くを走っているときに、気がつくと、列車が来ている。

 間に合え!
 濡れた手袋を脱いで、カッパの下のポケットから携帯をとりだし、カメラモードにして・・・・

 かろうじて、遠ざかる列車が撮影できた。

 そういえば、次の列車を待つとしたら、どのくらいの時間がかかるのだろう?
  
 400が252から分岐するのは、川口という駅の前らしい。
 どうせなら駅舎も撮影したいと思ったが、道路沿いは郵便局とか商店に隠されているらしい。
 駅舎を探しているうちに、プラットホームの見える位置に迷い込んだ。とりあえず、ここで1枚。

 駅前の分岐に戻って、400方向に曲がると、昭和村20kmとか出ている。
    昭和村がどこだかわからないが、20km行かないとスタンドはないだろうなぁ。20kmはもつだろうが、その後は?

 まぁ、今までにもなかったので、先に進むしかない。只見川の支流?が見え隠れする中を山へ登る。

 昭和村?あたりで401が分岐した。

 スタンドがないまま、道はさらに山を登る。下りに入ると人里に近づいてきた。家さえなければまっすぐな道なんだろうというところをくねくねと進む。このあたりから雨が上がった。


    ペースを上げてみると・・・ ? 山とはいえ1.1出ない? 条件によるかもしれないが、山間部では、1.1まで到達しない。
 1日で使い切ったか??

 まもなく、289にぶつかった。今度は右か左か? 表示がない。たしか左のはず、と行ってみると、118とかたくさんの国道が入り乱れて、121と400の重複区間はそこを右だ。
 曲がってすぐのスタンドで給油。

 この辺は、121と400の標識がだんごになっていてわかりやすい。
 と思っていたら、352まで加わって、3玉のだんごになった。
  
 そのうち400だけが分岐した。
 さらに先でICにぶつかって市街地を抜けようとすると、何度か妙に曲がっている。バイパス?もあるようで入り組んでいて、見失わないようにするのが大変だ。
 まぁ、実のところ、この先は走ったことがあるので、どうでもいいんだが。
 最低要求は満たしたので、4号からさっさと帰るか、6号まで付き合うか?
 今、6時ちょっと。6号まで行ってみることにする。

    道も乾いてきたので、ペースが上がる。
 294に合流して、小川町で左折・・・・・・
 しようとしたら、エンストした・・・・・・ コーナリング中に急にエンジン停止。

 なに? なにが起きた?
 エンジンに続いて、MPG3 プレーヤも止まった!

 なんだ!? 電磁パルス攻撃か??  単なる電池切れ?
 それにしてもすごい偶然。

    再始動しようと、セルを回すと、ジャァァァァァ ジャァァァァァ ・・・・・

 スタータクラッチ滑ってる? というより、クランク回ってない?

 焼き付き?

 一昨日も、原因はこういうこと?
 全開できて、ペースダウンして、そのまんま抱きつき?
 最悪、またローターをいじればなんとかなるか。それなら、冷やさないと。

    町中の交差点なので、路肩に寄せて止め、休憩がてらカッパを脱ぎ、飲み物を探しに行く。戻ってきて、セルを試す、と、回った。

 冷やせばいいのね・・・・・・・
 もう少し休憩して6時40分くらいに、再出発・・・・・

 と、思ったら、発進した直後にリアに違和感。

 ホイールよれてる? 走りながら感触を確かめる。

 タイヤの異常じゃなさそうだから、アクスルナットが緩んだ?
 と、考えて、ここで直せないや、と判断、そのまま走り続ける。

    道は293へ曲がる。118に合流して、123へ。
 と言いながら、もう400の単独区間は出てこないので、走ったという自己満足に過ぎない。118と123の合流点はバイパスができて位置が変ったか?

 陽も落ちたし、クルマが多くなったし、クルマの後ろを大人しく走る。セルフで給油。

 水戸市内に入って、昔の記憶にある場所をいろいろ寄り道してみる。
 道が広くなって、記憶にある家がなかったり。あっても、廃屋になっていたり。まぁ、いろいろな記憶のある街だ。
 水戸の駅前が寂れたと聞いていたが、まぁ、店は昔と変っても、それなりに県庁所在地のにぎわいはあるんじゃない?

 旧道から、駅南に回って、6号へ向かう。6号バイパスに入ると、すでに9時前。何時に着くんだろう。
 ちょっとがんばって走ってみたが、土浦の手前の道路工事の交通整理がへたくそで、意味なく待たされる。

 その行列の中で、後ろから来た1400に挨拶された。
 ? どこから現れたんだ? 出発地は聞き取れなかったが横浜まで帰るらしい。ずぅっと一緒か?
 125と1400で勝負になったらおかしい。交互通行が青になったところで発進。

 どうせ、最速1.0・・・ と思ったら、1.0も出ない?

 離されては、渋滞で追いつくということをしばらく続けていたが、そろそろ給油しなければ・・・・・

 ?!? 水温計がレッドの寸前!

 走り始めると、水温は下がっていく。信号停止で、針がじわじわと上がる。

    ?? フリクションが増えた? それとも、水冷系に異常?

 なんだかわからないが、あぶない。
 夕方のエンストといい、ひょっとして雨冷? 雨が上がるとオーバーヒート??

 エンジンをいたわり出すと、1400もいなくなったことだし、柏の先のスタンドに入って、人車をクールダウン。

 30分ほど休んで、スタート。

    目の前に、でかけりゃエライと思っているハーレー2台が割り込んでくる。いつもなら、すぐに置き去りにするんだが、この状況では、先を譲る。

 後は、クルマを抜けるときだけ抜く、というペースで、走り続けた。

 燃費確認のため、自宅近くで最後の給油。

 とりあえず今日中に着いた。とメールしたのが23時47分。

 終・わ・り。

   




    直さなきゃ?........ 「33」