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 耐熱スプレー シリンダサイズ
 陽がさしている間にチャンバーを塗装する。
 チャンバーに着いているヒートガードをはずそうとすると前側のビスだけが固着してとれない。チャンバーの上からインパクトでたたくのもイヤなので悪戦苦闘してはずす。

 サビは紙ヤスリで磨いても限りがないので、工具箱に残っていたサビ落としを使ってみた。還元系のケミカルのようだが、昨晩のうちに処理しておくと結構キレイになった。この手の薬品の欠点は処理後に拭き残した薬品が変色すること..... 案の定、暗がりで洗った翌朝、白い斑点を随所に発見。再度、拭きとる。
 CZで使った耐熱塗料はすぐに剥げてしまったので、どうしようかと思った末に、上野で怪しげな塗料を買ってきた。バイク工具屋で売っていたんだが、ストーブの絵とかが描いてある舶来品。期待できるのかどうか?
 チャンバーを洗って、乾かして塗装に挑戦。
 ん〜 なんだかたれてきた。そんなに厚塗りをした覚えはないんだが、結構ドロドロとした感触でペイントとしては使いにくい部類かな。

 乾かしては、たれてきたあたりを修正するという繰り返し。見えないところは適当。ともかく、錆びていたあたりに十分な皮膜ができることを優先。

 ワンサイズオーバーのピストンリングは。
 シリンダーにはめて合い口隙間を計る。マニュアルでは基準値は0.35〜0.45mm。使用限度が0.8mm。ピストンリングをはめてみるとトップリングが0.42mm、セカンドが0.44mm。まぁ基準値内か。ということはワンサイズオーバーと見ていいわけだ。

 シリンダ分解
 さて、やることがなくなってきたので、シリンダーをはずす。
 シリンダーをはずすにはシリンダーを固定する4本のナットをはずすんだが、前の2本はYPVSユニットの下になって回しづらい。トルク管理しようにも、こんなところのナットを回せるトルクレンチなんてあるのか?
 ま、ともかくナットをとる。
 シリンダをはずす算段をするが、どうみてもスペースがない。しょうがないから、ヘッドを先にとる。当たり前。
 で、ヘッド外して、シリンダをゴムハンマーでたたいてはずそうとすると、オートルーブのパイプが干渉して抜けない。
 オートルーブのパイプはフレームのダウンチューブの中からきている。フレーム内のタンクからの配管のようだ。とるのがめんどくさそうなので、その外側のウォータラインをはずす。こちらもゴムの接続部が硬化しかかっていてはずすのに苦労した。
 さて、再度、シリンダーを持ち上げてみると、やっぱりオートルーブのパイプが干渉して抜けない。ダウンチューブとフレームとエキパイのスタッドボルトでオートルーブパイプを挟み込んだ形になっている。後少しに見えるんだが、観念してオートルーブのパイプをオイルポンプからはずす。
 お、オイルポンプカバーってプラスチックだったんだ。そういえば、ジェネレータカバーもプラスチックだったなぁ。軽量化か?
 でてきたオイルポンプはどこかで見たような..... CZと共用部品か? 年代は大差ないし、少なくとも本体は同デザインだな。
 古いオートルーブを抜いて、シリンダーに挑戦。やっと抜けた。

 シリンダ&ピストンの状況は....... キレイ。
 あらぁ、苦労してはずさなくてもよかったかなぁ。ま、15年ものの点検ということで。
 クリップをはずして、ピストンピンを抜く...... 抜けない。
 傷つけないようにと思いながら、右にも左にも抜けない。
 結局、ピストンの反対側にものを当てて固定して、ハンマーでたたき出した。
 新しいピストンは、こんなことしなくても入る。どっちが正しいんだか。
 ピストンにリングを組み込んで、シリンダをかぶせてみる。
 単気筒だからとタカをくくっていたのだが、リングがうまく入らない。
 しばらく、苦戦して、リングを傷めそうになったのでコンプレッサーを買ってくることにした。今日は終了。
 パーツ
 ヘッドガスケットとか足りない部品を注文する。
  ヘッドガスケット、キャリパシールキット前後で5千円......
  Tracyのフリクションプレートも頼まなきゃいけないのに.......
 ぜいたくを言えば、フォークブーツも替えたい。2,570円。市販品に比べれば高くはないか。 .................ひょとして片側か?
 フォークシールでしょ、リアサス回りでしょ、スプロケットでしょ、細々したボルトでしょ.......
 替えなきゃいけないものの山........ 少しずつ買ってくか?

 24mmのソケットが見つかったのでFスプロケットをはずす。
 と、思ったら合わない。
 え? 27mm? 27も合わない。26らしい。
 持ってる24がみつからないからと、あわてて買ってこなくてよかった。が、26なんて持ってないから買ってこないと。36ならあるのに......

 ピストンリングコンプレッサを話題にすると、みんな単気筒ならいらないという。
 自分でもそう思うのだが、エンジンを降ろしてないのでいろいろ干渉するものがあってやりにくい。2,620円のリングを壊すくらいなら680円のコンプレッサは保険か。
 ということで、コンプレッサを見てきたのだが、使いにくいという評判しかない。使い方を理解するとなんだか金属板とタイラップでもあればすみそうな感じでもある。
 4st用がメインの道具なんだろうが、少なくともDTのシリンダーは下部のスカートに大きく切れ込みがある。この前は、この切れ込みのせいでリングの合い口がうまく収まらなかった。通常のピストンリングコンプレッサではこの辺が使いにくそうだ。高さもそこそこあって、ショートストロークのコンロッドから抜き取れなくなるおそれもある。
 水道管などのバンドを使えば?というアドバイスもあった。

 アドバイスに従って、ホームセンターを物色する。
 が、自在バンドは締め付けネジが盛り上がっていてスカートでジャマになりそう。ただの金属板もこの店には0.3mmまでしかおいてなくてすこし固そうだ。
 とにかく、長さ20cm以上の薄い板を円筒にして締め付ければいいのだ。
 薄い板......... ハンズにでも行った方が早いか........ 会社の休憩室で一つひらめいた..........

 薄い金属板。 手に入れやすいものは空き缶。 ほぼタダ。
 直径も手頃。
 試しにアルミ缶を切り抜いてみた。
 缶コーラは薄過ぎか? これで強度がたりないなら0.1厚の板でも似たようなことになっていただろう。買ってこなくてよかった。
 缶チューハイはエンボスが入っている。ま、ジャマにならないし適当に強度が出てる。お茶缶と缶チューハイの2枚重ねでなんとかならないか?

 2枚をビニールテープで位置揃えして、エンジンに当たる部分のエッジにヤスリをかける。
 
 
 

 
 





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