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 トレーシー再び 2000/11/25,26
 トレーシーを再び手に入れて2週間。
 フェリー乗り場から走りだした第一印象は、昔の記憶どおりに発進加速が遅い。
 走っている最中に、失火して止まってしまう現象も起こった。
 おそらく燃料系だろう。しばらく、動かしていなかったような感じだ。
 しかし、週末に時間ができたら整備しなくちゃと思いながらも、2、3日走り回っているとふけあがりが多少よくなってきた。詰まっていた燃料系や吸排気系のゴミがとれてきはじめたようだ。キャブクリーナをガソリンに混ぜて休日まで時間を稼ぐ。

 土曜日に外装をはずし始める。
 スピードメータは故障を承知で引きとってきた。ケーブルじゃなかったらことだと思いながらケーブルをはずすと、中身がなかった。誰かがワイヤが切れたことを確認して、そのままアウターを元に戻すときに、切れてしまった部分を捨ててしまってあったらしい。
 エアクリーナの汚れを点検しようとしてエアクリーナボックスを見る。エアフィルタがない。なぜかCZはエアクリーナボックスが2つあるのだが、どちらもなにもはいっていない。
 純正の方が安いかも知れないとは思いながら、取り寄せが面倒だからデイトナの汎用フィルタを買ってきて適当−手本になるフィルタがない−に切って入れることにする。
 メータケーブルを引っこ抜いて、最低限の外装を戻し、スケルトン状態でお買い物に行く。
 そろそろ日が暮れてきた。バイク用品店からの帰りにライトをつける。左ウィンカをつけるとライトが点滅する。あ!どこかショートした。昨日までこんなことはなかったから、さっきメータ回りをいじってたときにどこかショートさせたのだろう。
 外装の一部とスピードメータケーブルを最寄のYSPで注文する予定だったが、途中の本屋に寄り道して出てくるとエンジンがかからない。
 あ!ショートしてバッテリーが?しかし、電装系がすべてダメだ。きっと妙な電流が流れてヒューズが逝ったんだろう。YSPまで後200mくらい。しかし、上り坂。やっぱりバイク屋の立地条件は谷底だよなぁ。
 スクータでなければめげたかもしれない坂を登ってYSPにたどり着く。お兄さんに「スクータのヒューズがとんだらしい」と言ってみてもらうが、トレーシーとわかった途端に年内は手がいっぱいだからと言われてしまう。「ヒューズなら、ヒューズだけ交換して帰るから、ここ(ドライバがないと開かない。車載工具は外装と一緒におうち)開けてくれ」というとドライバを手渡された。工具貸しはしてくれないと思ったんだが、本気でめんどくさかったんだろう。幸いにも、思った通りヒューズが飛んでいたのでサイズ違いのヒューズをとりあえず売ってもらって帰れることになった。
 なくなっていた外装の一部とスピードメータケーブルを注文して帰る。

 日曜に明るいところで、メータ回りを再分解する。
 配線にはどこも焦げたような部分はない。見た目に異常はないが、まだウィンカをつけるとライトが消える。コネクタをはずして点検してみると、メータパネルをはずしたら正常にウィンカがつくようになった。もう一度、戻してみると、やっぱり正常だ。具体的な場所はわからなかったが、どこかのコネクタが接触不良だったのだろうと、すべてのコネクタにCRC攻撃をしてふたを閉める。

 当面の課題は、メータの修理とプラグ交換、ミッションオイル交換か。
 発進もたつきについてはお手本があるので、クラッチ回りの点検をしてみたい。